五輪窯さん個展

9日から15日 水曜日まで
札幌東急百貨店5階美術画廊において

余市の五輪窯、五十地裕之氏の個展。

荒井商店で大人気の陶芸家、五十地さんの作品展です。

年に一度のご予約しか受けていただけないので
今年は2月に、大ご注文会を決行。
無理を承知でお願いして本当によかったです。


展覧会二日目の夕方、
大急ぎで会場に行ってみたのですが

あらら
欲しかった器はすでに完売。

大人気の様子がよくわかりました。



あれもこれも欲しいものばかりでしたが

特に欲しいのは
これらの

大きな大きな器たち。



いつか
こんな器を
でーんと置ける玄関がほしいなあ・・・


はい、玄関です。


玄関だけでいいから
五十地さんの作品を
どーんと置ける玄関が欲しいです。



でもまあ

手のでないお品ばかりではなく

日常気軽に使える器たちも
もちろん充実。



本当に美しい「白」、そして「青い白」。

光を受けて
いっそう透明度が増していました。


そして
こおろぎセンセーは
年に一度の
自分自身へのご褒美として

えいやあっと
五十地ワールドの急須と煎茶茶碗(もちろんアイスクリームでも
サラダでも、酒の肴でも!)を購入。

この急須、3つあったそうですが
すでに一個しか残っていませんでした。
初日に2つ売れてしまったとのこと。
ウーム、こおろぎ的お好みの御仁が二人おられたか・・・っ。


こおろぎはとにかく
急須、ポット、水差し、ピッチャーのたぐいが大好きです。

いい器があると
ちゃんとお茶を入れるってもんです。

今夜は
一人で、深夜のお茶会を開きました。

洋酒たっぷりのブランデーケーキとチョコレートをお供に
丁寧に丁寧にお茶を入れました。


これでこそ、マダムこおろぎですわっ。


ほぼ完全に復活。


・・・・

のはずでしたが


せ、せ、センセー、このぼやーっとした写真、な、な、なんですかっ?って?

みりゃーわかるでしょ、ご飯です。

は?
黒いのはなんですかって?
当然、昆布ですっ。

・・・・


昨年秋の昆布のシンポジウム以来、
大きな全国規模のプロジェクトの末席でお手伝いをすることになったこおろぎは
大学のお仲間と
来月中に、どっさり昆布と椎茸のお料理開発しなければならなくなりました。
すてきなレシピ集(といっても、立派なチラシ風ミニ冊子ですけれど)を
作ることになったのです。

で、ですね、
少々体調がよくなったので
思い立って、早煮昆布と調味料だけ入れたご飯を炊いてみたところ・・・
こんな・か・ん・じ・・・で
お味は び・みょー。

ま、サルは木から頻繁に落ちます。
歩いても棒にもあたらない犬もいるし、
止まない雨もたまにはあり、
小判を喜ぶ猫もいるし
真珠の似合う豚だっていれば、
念仏に感涙する馬だってきっといる。
石の上で三年がんばってもどうにもならないことがあって当然です。


つまり
こおろぎセンセーごときが
実においしくないものを作ることに
なんの驚きがあるでしょうか。


ついでに
絶対に美味しいと確信して作った
椎茸そぼろも
ひらめきはあくまでもひらめきでしかなく、
なんだかなあ・・・・というお品ができちゃいました。

一人、責任とって黙々と食べたので

余計、
五輪窯さんの器での一人お茶会が
傷ついた心を癒してくれたのでした。



こんなボーッとした写真で終わっては
情けないので
昨日の函館、桜ヶ丘通りの写真です。

まだ満開ではありませんでしたが
まあソコソコ。

北国はこれからサクラ、なのです。

葉もいっしょに出るので
本州のサクラとは
かなり印象が違います。

さ、
気をとりなおして
つぎの昆布料理と椎茸料理に挑戦しよーっと。

手を抜こうとか
ちょっと奇抜な、などと思うと
真珠の似合う豚になっちゃいそうなので
オーソドックスなところをしっかりおさえていこうと
思います。

べこもち研究会のメンバーといっしょの仕事です。
追々報告していきます。
ご期待ください。