リムセワールド

五輪窯さんの、美しい器に酔いしれているうちに
リムセの林麻衣子さんの展示会がスタートしました。

場所は
さっぽろで 一番おしゃれな空間・だと・私は思っていますが・・

南2条西4丁目 SYMBIOSIS BLD 1階 フォルトウーナ(ウは小さいウです)

23日まで。

リムセというブランドとの出会いは
全くの偶然で

ふと足を止めた、
止めざるをえなかった空間でした。


そこには
繊細な繊細なジュエリーと
大胆なビーズの作品が混在しながら
作者の凛とした制作意欲と哲学が存在していて

まさに釘付けのこおろぎとなったのでした。


以来
ご縁があるたびに
少しずつ、お小遣いで買える程度のコレクターとなり、

荒井商店でも
扱わせていただくようになったのです。


林麻衣子という女性のまわりには
同じ匂いの、
すてきなアーティストが集まり、

いつも
すてきな空間になっています。


今回も予想通り。



連日、病院で検査検査のこおろぎセンセーでしたが

やっと解放され


ちょいとのんびり暮らしたほうがいいかもね、という程度の
診断を得て、

ほっと一息。


馳せ参じた空間は
いつもどおりの
やさしいリムセワールドでした。

京都の
sikakui-co の大谷敏子というアーティストの作品もそうですが

アーティストと呼ぶにふさわしい人の
作品を
暮らしの中で使うことができることは
本当に幸せなことです。



こおろぎは
シャネルもヴィトンも大好きです。

けれど
なにかのときにはシャネルのバッグを持てばいい
どんな装いでもヴィトンならいい、グッチならいい、
エルメスなら、ヴァンクリフなら、
というものではないはず。

ブランドのロゴを前面に押し出した商品には

悲しいかな、本来の品質の評価より
ブランド名での、安易な評価が先行してしまう。

そして
自己評価にそれを頼ってしまう大人が
まだ大勢いるのが実状です。


短い人生、本当に好きなものを探し、
選びたいものです。

有名ブランドの指輪1個買うより
リムセの、華奢なホンモノのジュエリーを10個買うほうが
ずっといいのになあ・・・と
思う。


どこそこのお財布もつなら
sikakui-coの、ワンダフルなお財布を楽しく使ったほうがずっといいのに。


そこには
アーティストの哲学がしっかり詰まっているからです。
もちろん確かな裏付けがあり、
職人としても満点のアーティストの作品。



短い時間でしたが

先日の五輪窯、五十地さんの美術画廊での展覧会に続き、
確かな作者にしか作れない空間に流れる空気に

ひととき
こころ洗われる思いでした。



個性的なビーズの作品は
好みが分かれるかと思いますが
定番の、14金のロングネックレスと、短いサイズは
荒井商店でも、近く「店頭」に並べてよいとのご許可をいただきました。

売り切れ御免の、一転モノばかりですが
どうぞ
ご期待ください。




せっかく大人になったのだから・・・


去年から頭の中で繰り返す私です。


作者の顔が見えるモノに囲まれていたいと
思うのです。


ただし
野菜は・・・

顔の見える野菜は必ずしもおいしいとは限らないと
このごろ気付きました。
顔を見せられると安心できますが
そして価格が高くても納得して買いますが
かならずしも良品とはかぎらない。
これ、最近の、私の不満の一つです。

そして
橋本某氏の、奇妙な発言、そしてそれをサポートする集団

言っていいことと
言わなくていいことの区別が
つかない大人が増えています。
猪瀬某氏の、発言も同じ匂いがします。


危険。


強気の大人達、要注意です。


せっかく大人になったのですから

せめてやさしく、

せめてやさしく仕事ができないものでしょうか。


五輪窯ワールド、リムセワールドを知らないおっさんたちの
暴挙暴言が、悲しいこおろぎです。