母の日雑感など・・・

神戸のころすけさんの
神戸ミント通信は
意外にも大好評連載中の様子。

こおろぎセンセーによく似た、アホっぽい文章なのに
若い感覚はこおろぎにはマネが出来ず、
ぴょんぴょん飛ぶ文章は
それなりに生き生き伝わる何かを持っているようにも思います。


ホームシックだと?
うそですね、絶対。
テレビが欲しいというアピールかと。


テレビと無縁の浪人生活の延長で
自らいらない!と拒否したのは彼女ですから
もう少し考えてみるのもいいかと。


ただ
瞬時、最新のニュースや話題をキャッチするツールとしては
必要かも。


ともあれ、
元気に通信を書き続けてくれていて感謝。

彼女からタイムリーに届いたのは
神戸で一番最初に気に入ったお菓子屋さんの焼き菓子でした。


カードも彼女らしく。

このカードにある「ママ」というのは
こおろぎのことではありません。

ママは彼女達にとってのおばあさま、です。

そして彼女達にとっての実の愚母は
愚母自身の作戦により、「おかあさま」なのです。

ホント、申し訳ない。
予防注射もし忘れ、参観日の日程は間違い、
あれもこれも手抜きだらけなのに
「おかあさま」とはね・・・


でもまあ
ママと呼ばせるつもりは全くなかったですね、なぜか。


たぶん、わが家にはすでに一人ママ(私の母)がいたからかも。
そして配偶者カブトムシのママはお名前からエミエミと呼んでいたので
実母である私は
迷うこと無く「おかあさまとお呼び!」ということになったのでした。

実に中身のない「おかあさま」であります。

幼少期からそう呼ばせていたため、
すでに21歳と28歳にもかかわらず
不細工シスターズは
この愚母を
「おかあちゃま」とうっかり呼びます。
短縮系が「かーま」ですが
本当に、人ごみで呼ばれると
小さい体がもっと小さくなってしまいます。

もっともっと立派なおかあさまになる予定だったのですが
面目ない。



このカードは
わが家の女神として祀っているオードリー様のカード。
こおろぎセンセーは
彼女の関係本のコレクターです。

影響を受けたころすけさんの
神戸のマンションの冷蔵庫は

こんな感じです。


凛とした写真を見ているだけで
気合いが入ります。

まあ
うっとり見すぎると
勘違いして
翌日の眉毛が
妙に太くなったり
口紅を一回り大きく描いてしまったり
常規を逸してしまう危険はあるのですが


生き方のお手本があるのは
なんであれ、いいことです。

私は彼女の人生がお手本だと思っています。

女優業の他の彼女の偉業、そして
その生き様、本当に美しい。

そして
このお菓子の箱のセンス、いかがでしょうか?

箱と蓋の色が違うのです。

これ、マネできません。

せいぜいが 
赤と黒とか
赤と紺とか
黒と金とか
赤と白とか
うんとがんばって
紺と茶とか
ブルーと白とか
無理して
ピンクとグレーとか

そんな感じが限界です。


ため息の選択です。


これが神戸かと。




さて
そんな母の日、
こおろぎがママに送ったのは

????

大好きな飴屋さんのカーネーションバージョン。

世界一小さいカーネーションでした。

が、

89歳は大喜びでデイサービスのお友達に
お配りしたようです。

めでたしめでたし。

さて
こおろぎセンセーは
かなり元気を取り戻してはいますが
本日は胸部レントゲン、心電図、血液検査ほか
本気で検査。
どこかに悪いムシなど住んでいたら
早めに退治しようかと。
多分、いたとしてもエヘンムシ程度かと推測されますが・・。



長い待ち時間、せっせと読んだ本、実におもしろかったです。


比較文化論ですが

山内ひさし先生は
人間の文化は
自分の中の動物性の抑圧、排除、自然性の隠蔽、偽装の上になりたっているとし、
人間のなかで一番動物的な食と性・・・に一番多くの制約や強いタブーがあると説明しています。


納得です。

何度の角度でお辞儀しろとか
手を組む高さはどのくらいだとか
お悔やみを伝える声の出し方とか
紅茶茶碗の持ち方とか

アホみたいな礼儀作法が
形骸化して浸透することに
これほど嫌悪感をもちながら
代替を提案できない以上、
ゴマメの歯ぎしり状態だったこおろぎですが


そろそろ、ですね。
やっぱり、「ここ」から言ってもいいのかもしれません。


だから
声の出し方をコントロールできなければならないのです。

だから
言葉を吟味しなければならず


だから
装わなければならないのであって


笑顔の作り方を学ぶことや
お辞儀の角度を学ぶことは
あとからついてくるはず。

もしあとからついてこなければそれはそれでよいわけで

それぞれにふさわしい空間があるから
問題はないのです。


画一化して、「正式」を学ぶことはもうやめませんか・・・
それより
「そんなことを学ぶことになった私たちの不思議」に
興味を持ってみませんか・・・

たぶん、そのことで
どれほど、結果的に「お行儀」がよくなり
周囲とうまくやっていけるようになることか。


すべてのお手本をヨーロッパに求めたのは間違いではないですが
取捨選択を間違ってはいけない。

バブル期のテーブルセッティングブームを
今、他の角度から分析し始めて
そして大学の教科書に
「昼のパーティーにはキャンドルは使わない」という明記や
正式なテーブルセッティングは・・・という、あいも変らぬフレーズに
今年も接して

ここでも

「ああ、そろそろ」だわ、と思うばかりです。


正式か正式か、ではなく
心地よいかどうか

無礼ではないか、ということです。

その判断ができるようになることこそが大切であって
根拠の無い「正式」を学ぶことは危険です。



病院の待合室で
一人興奮したのでした。


生活美学研究コース、再開したくなりました。




夕方のHTBイチオシには
元気にうかがうことができ、
美味しいお料理の試食も堪能。
塩辛を使った炒めモノでしたが
実においしかったです。
簡単な料理は丁寧に作る、
これが鉄則。
簡単と雑、は違います。
プロが作る簡単料理は
実に美しく、美味しいから不思議です。


夜は
昆布椎茸料理デザイン制作研究会(べこもちガールズ2013年版と同じメンバー)が
仕事のあと集合。
ビール片手に大作業開始。
そこで
こおろぎセンセーは驚きました。
「本日の驚愕コーナー「」です。

「えーとね、次の例会、撮影、の予定はね・・・どうしましょ」と言うと
目の前の二人が
さっと取り出したスケジュール表の大きいこと!

ええええええええっっっつ

なにこのカレンダーっ。ダーッ、ダーッツ!


するとSUGIMURAセンセーも 助手のGACKYも
「これ、フツーです」と平然。

SUGIMURAセンセーも昔は助手さんだったので
こういうカレンダーを持ち歩くのは助手の常識だと。

イマドキ、無料でネットでいくらでも好みのカレンダーを見つけられ、
印刷して使うのだそうです。

ふうん・・・・


A4のスケジュール表がいきなり出て来てとてもとてもおどろきましたが
なるほどね

できる女性(大人)って、こんなフーにできるんだわと
大納得した次第です。

こおろぎも
マネして
ネットでさがして
でっかいデッカイスケジュール表もちあるくことにします。

A3くらいにしてみようかと考えています。



札幌駅地下の美味しいお店で
3時間もゼミ系の検討会。
あれこれレシピの選択が進みました。

これから吟味して
6月中には全ての撮影を終える予定です。

しばらくは
こおろぎセンセーのお教室では
昆布と椎茸料理が多くなるかもしれませんが
繊維満載健康第一レシピですからご期待ください。


りきまるさんも元気です。
春になり
外でご飯を食べるようになった
近所のお寿司屋さんのトラちゃんにも
会えるようになりました。

トラちゃんのお家はお寿司屋さんなので
衛生上、お店で、自宅でも中で飼っもらえず、
迷いこんでから6年たつそうですが
ずっと外猫です。
冬は、スチロールのお魚用の大きな箱をいくつも重ねた
それはそれは立派なお家を外に作ってもらって
その中ですごします。

のら猫としては
極上の暮らしかと思いますが
お寿司屋さんのご主人は

かわいそうだけど、しかたない、と
日になんども様子を見に、外に出る優しい人です。


お寿司屋さんに居候しているトラちゃんのご飯は
さすがにお魚満載で
よく噛んでたべる様子がまた本当に美味しそうで
りきまるさんは
はずかしいほど接近して
よだれ落っことしながら見つめていました。

これも、のら猫時代の長い、苦労猫、トラちゃんだから似合う食の形です。



人もそれぞれ、いぬもそれぞれ、ねこもそれぞれです。

トラちゃんにはいつもたくさんのことを学ぶりきまるさんと私なのです。