大切に暮らすということ

センセー、長く不調でしたけど
元気になりましたね

よかったよかった!

こおろぎ事務所(?)の応援団(?)に言われています。

たしかに、呼吸器、循環器などあちこちの不具合は
修復されました。

ひどい結膜下出血では、外出もはばかられるほどの充血でしたが
それも時間とともに解決。


結局
「時間」が一番の薬でした。



とはいえ、
先日の某病院での乳がん検診では
しばし息をのみました。

検診の前に
いろんなモノを書かされたのですが


病名を知りたいか
どこまで知りたいか
病名だけでいいか
治療法を知りたいか
最悪、余命も知りたいか

あなたが知りたくても
家族が知らせたくない場合
それでもあなたは知りたいか

家族に任せるか


・・・・・


念の為の検診で
こんな重要な決心を迫られたとき

おもわず周囲を見回しました。


9時の予約で8時20分までに受付をするように言われたにもかかわらず
その段階で、
待ち合い室の椅子は満席。



その中には
重篤な症状を抱えていらっしゃる方もあるでしょう

意を決して診断を受けにいらっしゃった方もあるはず

セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めて
震えながらいらっしゃった方も多いでしょう



こおろぎ程度の
安心のために検診に来たのであっても


もしあなたが悪性の病気だった場合・・
そして、余命も知りたいですかと


いきなりなげつけられる驚愕。

これは
患者のための質問ではありません。


やっと元気になったこおろぎでしたが


いきなりの質問に
答えなど出せない・・・と
そして
この質問状は無礼ではないかと
なぜ、今、この質問をするのかと
逆に質問しようと思ったとき、

シートの下に、今書けなければ書かなくてもいい
あとから気持ちが変わったら知らせてほしいと
あって


ますます憤ったのでした。



医療の現場には
難しい問題が多々あります。


こおろぎは
周囲の高齢の患者さんが
こおろぎと同じシートを書いているのを見て

あるいは
車椅子をおしているご家族が
弱った親ごさんに聞くこともできずに
そのシートを代筆しているのをみて

胸がいっぱいになったのでした。




このことは
命を守るという観点から
こおろぎの授業にも関わる問題なので
いろいろな人のお話を聞いて、いろいろ考えていきたいと思います。






閑話休題

重いお話から一転


元気なオードブルの写真を載せておきます。


元気になったこおろぎセンセーは
週末、すてきなコンサートに行ってきました。
上の写真は
コンサートのあと行ったお店。


9時半の来店にも
快く迎えてくださったのは
リッチイタリアーナの川崎シェフ。

さすがのもてなしでした。


コンサートは
ラ・ボエーム

奥出かおり先生の企画、主催のオベラ。
一台のピアノと照明だけで、
完璧なオペラを繰り広げてくださいました。


奥出先生は、長女キキの初代のピアノの先生でした。

そして
私の教室の初期の生徒さんでもありました。

27年ほど前の生徒さんたちにも
大勢お会いできて幸せな時間でした。



こおろぎの教室で出会った、当時ヤングミセスだったみなさんは
その後も交流を続けていることも
感動的。
みなさま、すばらしく美しいマダムになられていました。



そしてなにより
ピアノの素晴らしさ、
そして
歌声の素晴らしさ


悲しいラストシーンでは
こおろぎセンセー、涙涙。


そして
満席の会場に鳴り止まない拍手、何度も繰り返されたカーテンコールは
場所が札幌であることを忘れるほどの熱気でした。



いいものはいい



自分の余命を知りたいかという
唐突な質問にうろたえたあと

誰だって確かに終わる命なのなら

いいものに触れ、
優しく生きていきたいと
あらためて思った次第です。

食生活論と生命科学
フードコーディネート論と
食品流通等の講義を続けていますが
私の視点で
しっかりとまとめていこうと
思います。

美容院の入り口のお花にも
いろいろな機能があること

レストランのサービスの意味や機能

生命を教える方法など

「私」だからできることがきっとある。

一人ではできないので
なんとか若い方々の応援を得て
まとめていきたいと思います。



こおろぎセンセー、気力ももどってきました。

これも


あの病院での

「命の限りを知りたいですか」

という
単刀直入な質問故かもしれません。



さて

こおろぎセンセーと仲間たちの目下の大仕事は
椎茸と昆布のレシピ作り。



昨日の朝、突然思いついて作ったのが
この「焼き物」。
蒸し物、ではなく焼き物です。



タラの切り身が薄く、
崩れてしまいましたが
そのお味は抜群でした。



うふっ。

私、天才かも・・・・。

うふっ。

たぶん、私、天才だわ・・・。


6月いっぱい、こおろぎセンセーと仲間たちは
しーたけ・こんぶ・しーたけ・こんぶ・・・と
うわごとのように言いながら仕事をするはずです。


さてさて
りきまるさんは、といえば
いくつか彼が考案したゲームのうちの一つである
ボール投げを飽かず繰り返します。

このボール投げは
人間がボールを投げて犬が拾ってくる
というのではなく
犬がボールを投げて
人間が拾うという画期的なものです。

階段の上にりきまるがいて
実に上手に真下にいる誰かに投げ落とし、
それを拾って投げ返すと
上手に受け取って
また見事に真下に落とすという繰り返し。

こちらに時間の余裕があれば
利き腕ではない方の腕で投げ返すのは
なかなかよい運動になって
たのしくなくもないのですが

いつも遊んでばかりはいられず
しかも、階段の途中でボールが止まってしまった場合
犬が拾いにいくか
人間が拾いにいくか
かなりもめることがあります。


とにかく
犬とたっぷり遊べないのが残念ですが
それも仕方がありません。

今日もりきまるさんは不満そうですが
それが、日常というものです。


犬も人間も
日々大切に
できることを丁寧にしていきたいと思うばかりです。