長いごぶさたお許しください


長くブログを書いていませんが
マダムこおろぎ すなわち アライミツコも犬も家族も
みんな大変元気です。


なぜ書かなかったかというと
全く理由はなく、
いや、さすがに時間がなかったということです。


Facebookも筆が重くなっていました。

が、いまさらながら、しみじみつくづく思うのは
時間には限りがあるということですね。


元気に書道塾も、お教室も、もちろん大学も
HTB イチオシモーニングも夕方のイチオシも
平常通り、ニッコニコで継続中。



フェイスブックと重なる写真ですが


今月のなでしこ倶楽部、素敵なテーブルになりました。

生徒さんたち、手が慣れてきました。

多忙な中、がんばってのご出席!

なんとも素敵・・・

手前味噌・・・

やっぱり素敵!

楽しい時間でした。



先日の北大前アトリエでの生活美学講座も充実の時間でした。




さてさて
ここから犬代筆!


犬も耳の調子がよくなりました。
ただし、ものすごくキタナイので大変はずかしいです。

家族のこと

ミャンマー国境近くのタイの町にいるKIKIねえさんも
ナイアガラの滝近くにいるころすけねえさんも
石垣島のあとはフィリピンに行くらしいカブトムシおとうさんも
中央区と北区、豊平区と清田区をぐるぐるまわっているこおろぎおかあさんも

90歳になるゴッドファザーさんも
92歳になるゴッドマザーさんも

みなさん元気です。

犬は
先日、お菓子の箱を目の前にしました。
仰天して、どれを食べようか迷っていたら
あっというまに取り上げられました。



教訓

目の前のチャンスは
考えず迷わず
とびつこう!

です。


また!

なでしこ俱楽部と週末のこと

働く女性たちの
生活美学全般を学ぶクラス、なでしこ俱楽部10月を開催しました。


と、ここで奇妙な気分。
「働く女性」って
「働いていない女性」というのはどこにいるのでしょう・・・

教育を受けた健康な人間は
女性であろうと男性であろうと
どんな仕事であろうと働いていないはずはなく。



このいい方、今後使わないようにしようっと!



とにかく年齢的に近いメンバーが集って結成されたグループである
なでしこ倶楽部、今月のテーマは「野菜」。

本当は芦別に修学旅行に行く予定でした。

諸種事情があって延期になったので
中央区での修学旅行に変更。
参加者全員が中央区在住なので
ご町内に修学旅行ということになりました。

場所はリッチクチーナイタリアーノ。
川崎シェフのお店です。

ずうずうしいこおろぎセンセーは前夜、芦別から届いたお野菜を運び
シェフに懇願。
即興のお料理を期待。

ファーストプレートが上の写真。

芦別、佐野農園さんのお野菜が満載。

黒大根もぴりりと強い個性を見事に発揮。


ワサビ菜もカラシ菜も
ひのな蕪もあれもこれも

なんという美しさ
そして
素材を見事に引き出してくださった
ドレッシングなど

これを
プロの仕事と言います!



このくるりんとまるまっているのが
ワインレッドのニンジン!

歯ごたえはしっかり。そしてお味もしっかり。

見事な「作品」。


黒キャベツ・・・
あ、カーボロネロといえば素敵

ちりめんきゃべつ・・・
あ、これも サボイキャベツというべきか・・

いずれも
アサリといっしょにミネストローネに。
野菜のお味がしっかりと伝わって
なんとも幸せでした。



カーボロネロはパスタにも。
イタリア料理のプロ中のプロの手にかかって
カーボロネロが
ああ、やっぱり黒キャベツ!がおいしくないはずはなく!

かわいい芽キャベツはメインの真鯛に添えられました。

そしてこの黄色いソースは
黄色いニンジンのペースト。



ニンジンの甘さと真鯛のお味がぴったり。

美しくおいしい、これ以上の『食』はないですね。



デザートに・・・


実は食用ほおづきを添える予定が
私、忘れました。

驚喜して食べてしまってから気付きました・・・。

このマンゴーのムースに
ほおづきがのっかる予定でした!


とにかく

プロの仕事に言葉をなくしたなでしこ俱楽部のメンバーでした!


このお料理に合わせて
真っ昼間ですのに、あっというまにワインのボトルが「何本か」空きましたが
お勉強もしっかり。

緑の葉の扱い方
紅葉(こうよう)の仕組み(植物生理学的に、しっかりと!)
食卓の布の意味と扱いについて実習も含めて。


あれこれ盛りだくさんでしたが
合間のみなさんのいろいろなおしゃべりも猛烈にたのしく
よいひとときとなりました。


30代から40代はじめの年代のみなさま
このクラスにご興味のあるかた、ぜひご参加ください!
お席の余裕、若干ですがあるようです!


さて

世の中はハロウィーンだとか。


ここからは
犬が代筆します。


こんにちは
犬です。

先日のイチオシモーニングのおかあさん・・・


この表情・・・
危険危険危険・・・
笑っているようで、いやいや笑っちゃいない!

ハロウィーンの取材画面を見て意見をもとめられて
「ついていけませーん!」と正直な感想。


おかあさん・こおろぎセンセーは行事の研究もしていますから
ハロウィーンのブームの変遷には詳しいのですが

ひとことで感想をきかれたら
それはもう
「ついていけませんーん」より『ついてく気はないでーす』のはず。

しかしながら、
恵方巻きのブームが定着したのと同じ理由で
数年で二倍以上の経済効果をあげるようになったのは納得。

ついていけないだけであって
なんら否定する気持ちはないようです。

(蛇足ですが、恵方巻きは否定する気持ちを維持しているようです!)


えらいなあ・・・
気持ち悪いおばけさんたちと「共演」してました!




さてさて
犬は
耳の不具合がなかなか快方にむかわず、
定期的に病院へ。


犬さんや猫さんがたくさんいるので
行くのが大好きですが
名前を呼ばれたとたんに「置物」みたいに固まってしまします。
実に情けないです。


でも
この日は犬が最後の患者さんだったようで
担当の先生がちょっと遊んでくださいました。



おいしいご褒美をいただきました。


はずかしいほど胴が伸びてしまったり!

犬は自立しているので
この日もお会計は自分でやりました。


うそです。ごめんなさい。


札幌は雪が降り始めました。

週末のこと

あらいさんちの犬です。


毎週末、飼い主は、一人暮らしのゴッドファザーさんと
お昼のデートをしています。
毎週同じお店で同じメニュー。
89歳のゴッドファザーさんは熱燗2合、
おかあさんはお仕事がなければビールでおつきあい。


お店までの道で
時計台でひと呼吸。


観光客が多い週末だったようです。


さて
おかあさんのお野菜熱中度合いは増すばかり。





スイスチャードは
色よりなによりお味の濃さと深さに感激。





炒めても、茹でても、生でも納得の味。





cavolo nero
カーボロネロといえばモダンですよね!
でも「くろきゃべつ」とおかあさんはいいます。

パスタにぴったりだったらしいです。





かわいい芽キャベツは、からりと素揚げ。
塩でひきたつとんでもない甘さ。





そしてニンジン2色は焼サラダ。

小さい器で気取り過ぎじゃないかと
犬は素人なりに思いますけどね。

とにかくおいしかったようです。


毎日続々と野菜料理が続きますが
犬の口に入ることはありません。



さて
30年前、おかあさんのお教室が開校したとき
新聞の記事を見て一番先に電話してくださったのが
「AZU」ちゃん。
あずちゃんを中心にブライダルコースはにぎやかに2〜3年続いたのでした。

そのメンバーが
集い、おかあさんを招いてくださったのでした!


同窓会系が大変苦手なおかあさんなのに
土曜日はうれしそうにイソイソとでかけていきました。

幹事さんのAZUちゃんは
素敵なくす玉まで作ってくださっていました!


うれしそうです!


ほぼ30年前のブライダルコースのメンバーたち、
許可をいただいてのせさせていただきます。


ああ
本当に素敵なみなさんです。



お教室を卒業しても、みなさん時々集まって
ずっと友情をあたためていらしたそうです。

おかあさんの教室の生徒さんたちは
みなさん仲良し。

素敵なことです。


それだけでも感激なのに


なんと30年前にご指導した羽根で作ったコサージュを
ご持参いただいて
おかあさんは胸がいっぱいだったようです!

今でも素敵。

大事にとっておいてくださったことにも
そして
30年前のおかあさん自身のことも思い出して
おかあさんは言葉にならない感慨で震えたようでした。



帰宅後、しんみりしていたおかあさんでしたが
犬が、大事なくす玉の一部を齧ったため、
鬼のように怒りました。



そして日曜日は
現在開校中の「なでしこ俱楽部」の生徒さん、
WAKAKOさんの日舞の発表会。


大きな演目、しかも長い時間、すばらしく美しい舞でした。

会社の役員として重要なお仕事をかかえ、日本中をかけめぐって活躍していらっしゃるのに
しっかりとお稽古をつづけるお気持ちと努力に乾杯!




アメリカ留学中のころすけさんは
バレエの課外授業のようなクラスに入れていただけたようです。

長く続けたバレエ、受験などで何度も途切れましたが
神戸でも時々レッスンに通っていましたから
アメリカでもすんなり上級クラスに入れたとのこと。
なにかのステージにも決まったようです。


日舞であれ、クラシックバレエであれ
いいですね。
伝統の継承と自己表現。
総合芸術のすばらしさ。


さてさて
そんな高尚な気分のおかあさんを
日曜日の夜、また怒らせました。


おかあさんの書類の入った箱を食べました。

詰問されて逃げ切ろうと思ったのですが
現行犯できびしく叱責されました。



あっちへいけ!と怒鳴られたので
しかたないので反省して寝ました。


フワフワの椅子カバーを自力で丸めて寝たら
「どこからどこまでが犬なの!」
とまた怒鳴られました。

何をしても叱られた週末でしたが

おかあさんは幸せそうだったからよかったと思います。


おとうさんもおねえさんたちも
なんだかそれぞれ忙しそうで
まずまずよかったかなと思っています。

美しすぎる野菜

先日講演でうかがった芦別
佐野農園さんのご縁を得ました。


全国の有名レストランのシェフたちの
絶大なる信頼をえていらっしゃる佐野ファミリー

そのお野菜を届けていたただきました!


!!


!!



!!!

!!!

!!!!



!!!!!

!!!!!!

!!!!!!!!


!!!!!!!!!!


あまりに美しく、あまりにおいしく
絶叫につぐ絶叫。

まだまだあるのですが、
仕事も迫ってきたのでひとまず撮った写真をアップ。


美しいものはおいしいのです。

なでしこ倶楽部、修学旅行に行くことになりました!




さて
蛇足ながら
短く犬からです。


犬です。
飼い主が美しくおいしい野菜で感動しきっている中、
犬は猛省させられています。

91歳の大きいママさんが
デイサービスにでかける前、楽しみにしていた
黒パンとバターを
全部食べました。

ものすごくしかられましたが
食べてしまったので
どうにもならず。

昨日は
おかあさんが大学の日で、お弁当に作った卵焼きを
ほとんど食べてしまいました。

本当に申し訳なく思います。


そして犬はまだ不安です。
おかあさんは
芦別の方とお話をするたびに
子猫さんはどうしてますか?と
話題にしています。

子猫さんは本当に来るのでしょうか。

キレイなお野菜の箱にも近づけず
犬はじっと反省しています。

それにしても
すばらしい野菜。

野菜には良質なオイルと塩。

そして良質なタンパク質があれば
人間は絶対に健康。

お米は立派な野菜なのだと
野菜として扱いたいと
おかあさんは言ってます。

犬はドッグフードだけなので
残念です。

芦別の旅と日曜日

家族それぞれが多忙な日曜日、1人の食卓は
パソコンの前で。


学生時代から使っているかもしれない、古い食器ですが
朝ご飯向きな、頑丈な器。

2種類の素敵なジャムナイフは目下荒井商店お取り扱い大人気の
お品。
Tammy's treats のセレクション。

使いやすいです。

そこに食用ほおずき。

金曜日訪ねた、芦別の佐野農園で
このすばらしいほおずきを発見。


オーナーご夫妻と後継者の息子さん、そして
若く有能なアシスタントさんと
ひとしきり野菜談義を楽しんで
おいしいほおずきをいただいてきました。


北海道に長く居座った台風が
この日は去る予定でしたが
午後になっても芦別は雨。

でも倉庫にはこんなキレイな野菜たち。

噂以上のすばらしい農園に
台風の低気圧で三日目の頭痛も忘れてしまいました。


なにかごいっしょにできることがありそうで
ワクワクドキドキのひとときでした。


そのあとは

美しく
強いガーベラなどを栽培している花農家さんへ。


こちらにも、立派な後継者さんがいらっしゃって
うらやましい経営のご様子。


こんな立派な番犬さんがいて、
小雨の中で撮影。

わが家の先代犬のケンケン(健犬)も、こうやって
長い年月、家を守ってくれていましたっけ・・・・


さてさて
芦別市からのご依頼の
講演で、
芦別に到着したときは
本当にひどい頭痛などで
夕方の講演までどこかで休憩できないものかとお願いするつもりだったのですが

芦別の名物、ガタタンラーメンをいただいた瞬間から
快方に向いました!

宝来軒という
有名店の
そのお味は、かつてどこでも味わったことのないものでしたが

後継者がいらっしゃらないということで
今月いっぱいで閉店とのこと。

残念!


その後、佐野さんはじめ、農家さんや道の駅を訪問させていただき
会場に着いたときは
すっかり元気になっていました。


講演までの時間にも
減農薬でお米をつくっている若い米農家さんと
地域おこしにがんばる青年の訪問をうけ
その情熱に身をのりだしておしゃべりしてしまいました。


農学部出身の血が騒いだ感じでした!

講演前にご用意いただいたお弁当は
芦別で有名なレストラン、ポロさんから。

お訪ねする時間がなく残念に思っていたので
このお弁当を見て驚喜!

佐野農園さんの、美しくおいしいお野菜もたっぷり。
お味は、『お弁当』の域ではありませんでした!


そして講演。

台風は去ったとはいえ、快晴とはいえない夕方でしたのに
150人もお集りいただきました。

生物学から生活美学に至るまで
そして社会学やら人類学まで
なんとも忙しく騒々しい講演でしたが

みなさまよくお聴きくださいました。

70代の女性たちからは
今まで全く考えたことのないことに
たくさん気付いたと、握手を求められて
こちらのほうが感激でした。


民間の学者、研究者として
大人たちの暮らしの学び直し塾の講師として

これからも
お招きいただきましたら、どちらにも出向きます。


情熱的なみなさまとごいっしょできた
本当によい一日でした。


札幌から約2時間の旅でしたが
有意義な機会をいただき、
芦別市のみなさまに感謝いたします。


さてさて

久しぶりに犬からのご挨拶!

こんにちは!
犬です。

このごろ、長いお散歩がつづいています。
日曜日は中島公園まで歩きました。

海外からの観光客さんたちにもお声をかけていただき、
例年どおり、
「りきまる」という発音が難しいので
今日もおかあさんは
「しろ」だと答えていました。
「Shiro means white! 」

あああ、今日もいろんな国の人に
「shiro!」とか
「whity!]
とかよばれて
うっかりシッポを振ってしまいました。


ま、犬ですから・・・。


でも
たくさんの鴨さんたちが、のんびり休んでいた池のほとりでは
鴨さんたちの邪魔をしないようにじっとしていました。

犬にもよい時間でしたが、
ひとつ心配なことがあります。

おかあさんが
ネットで
「子猫の飼い方」という項目をとても真剣に見ていたことです。

佐野さんという野菜農家さんに
また子猫さんが生まれたとのことで
おかあさんは、猛烈にかわいい子猫がいたと
帰宅後ずっと話していました。

あら
あらあららららら・・・・

こ、ね、こ・・・

あら

あらららら・・・・


報告はまた!

生活美学講座10月!

生活美学講座 10月を開催しました。

今お気に入りの小泉先生の器たちを主役にディスプレイ。

秋のお菓子とフウセンカズラ

本当に季節の終わりをしみじみと感じてお茶のひとときを。


キレイだなあ・・・としみじみ。


白い器が大流行しはじめてどれくらいたつでしょうか。


フレンチだけでなく
イタリアンも
中華も

みんな真っ白い器を


それも
なんだか大きな。

大きな器に
ほんのちょっぴりの盛り付け。


器のまわりに
香辛料やちょっとしたソースを描く、その手法も
すでに見慣れました。


でも

なんでしょう・・・

なんともいえない物足りなさ。



今回のギャラリーで

小泉先生の作品をじっくりながめて
そして
実際に
使ってみて


一般化した『白い器』たちのものたりなさの理由がわかりました。


大量生産のさみしさでした。



手作りの・・・
丁寧に作られた作品の
そのプロセスと
均一ではない白さと形
ほぼ完璧な形なのに
そして
完璧な『白』なのに
作り手の吐息を感じるぬくもり

その白さの
なんと美しいことか。



二つとない
その形と「白」に出会ってしまったので

これからは
作り手がわかる器たちを
今まで以上に大切に使っていきたいと思います。



今回のテーブルには
私の手持ちの茶器やヨーロッパのお皿も並び

インドの型染のクロスと
フウセンカズラの緑が
有田の土が生んだ「白」をいっそう浮き出させててくれました。


秋のお菓子もおいしそう!


生活美学の講座なので
ちょっと面倒なお話もしました。

私は北海道では今は『食』の仕事が多いのですが

本当は(?)生活美学が専門で
博士号は被服学で取得したので

「ヒトはなぜ装うか」
とか
「マナー、作法はなぜ生まれたか」

なんていうお話がちょっと得意です。

そんなお話を少し
今日はさせていただきました。


マナーのハウツーではなく
なぜそのハウツーが生まれたか
なぜスタンダードがないはずのマナーや作法に
こんなにこだわるのか、

「ウチ」と「ソト」の意識や
他者の視線などから考える方法など。


正装とはなにか・・・

不便さや不自由さこそが
「おしゃれ」の根底にあったことなど

久しぶりに私の主軸の部分をお伝えできました。


ファッションのお話しをしたので
実習はコサージュ作り。

大人なので実際に生のコサージュをつける機会は少ないのですが
プレゼントや食卓には絶対に素敵。

つくり方のコツなど
お伝えしながら
楽しいひとときをごいっしょしました。



教室創立30年を迎え、31年目のあゆみは
台風とともにスタート。

ときならぬ北国の台風のなか
背中を伸ばしての講義でした。


いろいろなことが重なり
少々多忙ですが

大村先生に続き、
梶田先生がノーベル物理学賞を受賞。

梶田先生の次の言葉が
私にはとてもとても嬉しいものでした。



「人類の知の地平線を拡大するような、
そして研究者が個人の好奇心に従ってやるものです。
そういう純粋科学にスポットを当てられてうれしく思います。」




知の地平線の拡大・・・



教師になって40年近くたちます。
それも、どこにも属さず、フリーランスの教師として
民間の研究者として歩いてきましたが

今この年齢で思うことは
なんとかもっと、もっと、もっと広く、いろいろな情報をお伝えできないものかと

そして
それは義務感からでも使命感からでもなく


私自身の大いなる好奇心から
そんな教育の仕事がしたいのだと
気付いた、まさにそのとき、梶田先生の言葉を耳にしたのでした。



はからずも、農学部時代の論文を見たいと
大先輩からメールをいただき、
命削って書き上げた修士論文をながめたところでした。
今の私のスタートラインは、
昆虫学でした。


苦しんで書いた英語の論文を探し出して見ていたとき
「知の地平線・・」という言葉をお聞きして
胸が熱くなったのでした。


ずうずうしくも
まだ私には欲があります。

今やっと
自分の方向が見えてきたのですから。

さて
台風は去ったかしら。


嵐は必ず去るものですからね。


明日はきっと晴れ。


犬もなんだか元気です。

秋のギャラリー

1985年に開校した花と料理の学校
そして生活文化塾が30周年を迎えた今年、

それらの活動と連動したギャラリーの展開をスタートさせました。

春に続く第2回目も
狭いアトリエで開催。

ご案内も出さず、いつ?どこで?とのご質問にお答えする余裕のないまま
あっという間の二日間の開催となりました。


私どもの活動にひそかにご興味をお持ちくださっている方々が
なんとなく風の噂をお聞きくださってのご来場。
恐縮いたしました。



今後は
Facebookなどでのご案内も考えていこうと思っておりますので
どうぞよろしく応援のほど、お願い申し上げます。




今回は「かつてない悪天候」が事前から予測され
ドキドキでしたが
作家さんたちのファンがかけつけてくださり、
感激いたしました。


レギュラーの作家
ゆきうさぎ・寺山由紀子
リムセ・林麻衣子
両先生の作品に加え、
このたびは
恵月・小泉満恵先生の陶器
Tammy's treats ・杉原たみさんのコレクション
がお客様を魅了しました。


今回は寺山先生と私荒井が何度も打ち合わせをして
ついに念願の毛皮のバッグを幾つか完成させました。
すべて一品モノで、これもまた大きな反響となりました。


以下
風景写真を載せておきます。



わが家の古い銀器たちに
リムセの品々はよく映えます。





だれにもマネのできない作家の目と技術に
いつも感動です。


身につけてわかる良質の輝き
そして
身につけることを計算しつくした量感。

若い作家なのに
豊富な経験ゆえの作品ばかりです。




今回から
ごいっしょすることになった Tammy's treats の
あたたかい作品たち・・・


農耕で働いたあと、食用になった水牛の
その角を美しいフォルムに仕上げたネックレスは
めがねホルダーにもなり
私の愛用品でもあります。
みなさまにご紹介したくて。



不発弾を加工して彫り上げた薔薇は
平和を祈る気持ちそのもの

私はゴールドのチェーンを付けて
いつも使っています。

シルクの細い8連のネックレスは
留め金が水牛。
金属アレルギーの方にも
そして重いネックレスが苦手な方にも
ご好評。



歴史のある加工技術でつくられた
かわいいジャムナイフとチーズカッターは
ご自宅用にもギフト用にも大人気でした。



そして


!!!!



!!!!


!!!!

この他にもいくつも並んだラビットとミンクのオリジナルバッグたち。


わずか二日間の、しかも11時から16時という短いギャリーでしたが
作家さんたちを囲んでにぎやかなひとときとなりました。

作品のいくつかは
荒井商店で扱わせていただく予定です。
近く当ホームページ内荒井商店でご紹介させていただきます。
数にかぎりがありますので
ご注目ください。



モノを通してたくさんのことを学び続けています。

本当に素敵なもの、価値のあるものに囲まれて暮らしたいものです。