週末のこと

あらいさんちの犬です。


毎週末、飼い主は、一人暮らしのゴッドファザーさんと
お昼のデートをしています。
毎週同じお店で同じメニュー。
89歳のゴッドファザーさんは熱燗2合、
おかあさんはお仕事がなければビールでおつきあい。


お店までの道で
時計台でひと呼吸。


観光客が多い週末だったようです。


さて
おかあさんのお野菜熱中度合いは増すばかり。





スイスチャードは
色よりなによりお味の濃さと深さに感激。





炒めても、茹でても、生でも納得の味。





cavolo nero
カーボロネロといえばモダンですよね!
でも「くろきゃべつ」とおかあさんはいいます。

パスタにぴったりだったらしいです。





かわいい芽キャベツは、からりと素揚げ。
塩でひきたつとんでもない甘さ。





そしてニンジン2色は焼サラダ。

小さい器で気取り過ぎじゃないかと
犬は素人なりに思いますけどね。

とにかくおいしかったようです。


毎日続々と野菜料理が続きますが
犬の口に入ることはありません。



さて
30年前、おかあさんのお教室が開校したとき
新聞の記事を見て一番先に電話してくださったのが
「AZU」ちゃん。
あずちゃんを中心にブライダルコースはにぎやかに2〜3年続いたのでした。

そのメンバーが
集い、おかあさんを招いてくださったのでした!


同窓会系が大変苦手なおかあさんなのに
土曜日はうれしそうにイソイソとでかけていきました。

幹事さんのAZUちゃんは
素敵なくす玉まで作ってくださっていました!


うれしそうです!


ほぼ30年前のブライダルコースのメンバーたち、
許可をいただいてのせさせていただきます。


ああ
本当に素敵なみなさんです。



お教室を卒業しても、みなさん時々集まって
ずっと友情をあたためていらしたそうです。

おかあさんの教室の生徒さんたちは
みなさん仲良し。

素敵なことです。


それだけでも感激なのに


なんと30年前にご指導した羽根で作ったコサージュを
ご持参いただいて
おかあさんは胸がいっぱいだったようです!

今でも素敵。

大事にとっておいてくださったことにも
そして
30年前のおかあさん自身のことも思い出して
おかあさんは言葉にならない感慨で震えたようでした。



帰宅後、しんみりしていたおかあさんでしたが
犬が、大事なくす玉の一部を齧ったため、
鬼のように怒りました。



そして日曜日は
現在開校中の「なでしこ俱楽部」の生徒さん、
WAKAKOさんの日舞の発表会。


大きな演目、しかも長い時間、すばらしく美しい舞でした。

会社の役員として重要なお仕事をかかえ、日本中をかけめぐって活躍していらっしゃるのに
しっかりとお稽古をつづけるお気持ちと努力に乾杯!




アメリカ留学中のころすけさんは
バレエの課外授業のようなクラスに入れていただけたようです。

長く続けたバレエ、受験などで何度も途切れましたが
神戸でも時々レッスンに通っていましたから
アメリカでもすんなり上級クラスに入れたとのこと。
なにかのステージにも決まったようです。


日舞であれ、クラシックバレエであれ
いいですね。
伝統の継承と自己表現。
総合芸術のすばらしさ。


さてさて
そんな高尚な気分のおかあさんを
日曜日の夜、また怒らせました。


おかあさんの書類の入った箱を食べました。

詰問されて逃げ切ろうと思ったのですが
現行犯できびしく叱責されました。



あっちへいけ!と怒鳴られたので
しかたないので反省して寝ました。


フワフワの椅子カバーを自力で丸めて寝たら
「どこからどこまでが犬なの!」
とまた怒鳴られました。

何をしても叱られた週末でしたが

おかあさんは幸せそうだったからよかったと思います。


おとうさんもおねえさんたちも
なんだかそれぞれ忙しそうで
まずまずよかったかなと思っています。