修理・修繕・リニューアルの秋

あっというまに時は流れます。

懐かしい写真を眺めながら
こんなご提案をしたかったのに
夏は終ってしまったわ・・・と
マダムこおろぎはため息。


和洋とりまぜた、古い器たちを
多くの方々を見直していきたいという
希望をもちながら、
なかなか形にできていません。



重陽節句
こんなお仕事を振り返り、
やっぱりコーディネートのお仕事は大事にしていこうと
気持ちを強くしたマダムこおろぎ=おかあさんです。



今日も犬が代筆。

みなさん、どうぞおかあさんの「思い」を応援してください。

そして
犬に同情してください。


犬は昨日、7歳にして去勢という、なんともいえない手術でした。



うーっ。

帰宅後の一枚。

固まってる犬の写真を撮ろうと
鬼の飼い主、笑い転げて震える手でシャッター。

後ろに大谷一生さんの犬の絵が凛々しく飾られているので
余計情けないです。




麻酔から覚めたころ、迎えに来たおかあさんは
爆笑するばかり。


日ハムか阪神タイガースか、いずれメガホン状態のこのカラー、
笑いたくなる気持ちもわかりますが・・・



たしかにかなり奇妙ですが


犬は大変不自由です。


どこにでもぶつかります。

ただ

患部を舐めなければよいとのことで
おかあさんが見張っているときははずしてもらっています。


ふーっ。

なんだかなあ・・・。



去勢という思いもかけないことになりましたが
おかあさんは
4本足が内股になるのではないかとか
足を上げておしっこしなくなるのではないか、
闘争心が抑えられるのではないか
あれこれ激変を期待しているようですが

お医者さんに全部否定されていました。

それでも
取り去った器官をホルマリンに漬けていただいてきたおかあさん。
飼い主夫婦が生物学者という家の犬は
ちょっと惨めです。

観察され尽くされている感じです。


どうぞみなさん
同情してください。


へーっ、こんなふうに縫うんだ・・・
へーっ、こうなっちゃったんだと

同情のかけらもなく。


でもまあ
前立腺のトラブルなどがすこしおさまればいいと思います。



おかあさんはいつもどおり時間刻みの仕事をしていますが
先日はおかあさんの生活文化塾で書道塾を開いている内海秀翠先生の展覧会にも
走って行ってきたようです。会場に滞在すること5分。
それでも堪能した様子。


秀翠先生がご苦労なさって練習していた様子を知っているおかあさんは
感無量のようでした。


同じ日、おかあさんはパリから帰国中の佐々木真紀子さんという画家さんにも
お会いしました。

血縁はないのですが、祖父母の代から親戚のようなおつきあいのご一家で、
真紀子さんは1972年に渡仏。以来ずっとフランスで絵を描いていらっしゃいます。
Facebook佐々木真紀で検索すると素敵な作品を拝見できます。


30年間毎年北海道で個展をなさっていたのですが
今年は骨折などで不可能でした。
今回はフランスへの帰国直前、短いお時間お話ししたのですが
遠くから日本をご覧になり、いろいろ憂いていらっしゃるそのすべてに同感。
そして
遠くにお住まいなのに、東北の町へたくさんのチャリティーなど
頭が下がります。

そこで奮起したマダムこおろぎ。

来年の夏は真紀子さんのお仕事のお手伝いをしにフランスへ行こうと!


ドキっ。


おかあさんのフランス語熱がいつもどおり覚めたと思ったら
また 火がついてしまったようです・・。


そして
おかあさんはおかあさんにできることをやろう!
という基本の「き」の字を強く意識したようです。


明るく、そしてエネルギッシュな真紀子さんに大いに刺激されたようです。
よかったよかった。


フランスでご結婚なさり、子育しながら一環して絵を描きつづけ、
今もあちこちで絵のご指導をなさりながら
日本の文化の普及や見直しなど精力的にご活躍。

師匠の1人として学ぶところがたくさん。





そして
なにかと元気のなかった
おかあさんは
ワクワクするようなお仕事仲間も得たようです。


「こんなトシ」になってしまったおかあさんですが
使い勝手のよい、便利なおばさんでもありますから
どうぞみなさん、便利に利用してください。

おだてれば木にものぼるし
地にももぐるかるーい人間ですから!


おかあさんのお仕事を理解してくださる方は少ないので
犬はとてもうれしいです。


さて
犬は
かなり不自由な生活をしばらく続けますが
元気な秋を迎えようと思います。


お見舞いは随時受け付けます。
パンの耳が大好きですが
サンドイッチ専門店の「サンドリア」でも
すぐに売り切れます。
・・・・なので
「耳」じゃなくていいです。
で、ずうずうしく言えば、
やわらかいフワフワのパンより、
固いパンのほうがすきです。