センチメンタルな日々

気がつけば
毎回「秋です」・・・と
書いています。

プルーンのおいしい季節です。

本日も深い訳あって
犬が書きます。

おかあさんのお身内が
余市でエルカンポ田中という果樹園を経営。

以前、荒井商店でも
扱わせていただきました。

今年もたわわに極上のプルーン!

札幌では狸小路のHAGマートで買えます。
地方発送は直接ファックスなどで対応していただけそうです。

ホント、おいしいんですから!

犬は種だけ、ちょっと舐めたことがありますが
仰天してしまいました。



その犬ですが、
大変なことをしでかしてしまいました。



お散歩コースに、ガラス製の風除室(玄関前の、雪を除けるガードのお部屋)に
ときどき3匹から4匹のネコさんがいるお宅があるのです。

玄関のドアにネコさん用の小さいドアがあって
ネコさんたちが自由に出入しています。

のら猫さんや捨て猫さんを大事になさっているお宅とのこと。

一度だけおかあさんがお話していました。


でも長いこと、犬の散歩時間にネコさんたちはその風除室に出ていなかったので
とてもさみしかったのですが
一昨日の朝、3匹さんたちが並んでいました。


犬は
それはそれはうれしくて
大騒ぎ。
当然、ガラス越しのネコさんたちは
多くのネコさんがそうであるように
こんなデッカイ犬が好きであるはずはなく
闘争心むき出しだったのですが
それでもうれしくて
犬はガラスのこっち側で大騒ぎしたのです。
おかあさんが止めるのも聞かず
グルグルまわって
勢い余って外に並んでいた素焼きの小さい植木鉢を蹴飛ばしました。


あとはご想像ください。

ガラスの風除室を割りました。


朝6時半のお話。


ネコさんたちは慌てて家の中に飛び込み、
犬も動転しましたが
もっと慌てたおかあさん。


おおいそぎで犬を家に連れて帰り
7時になるのを待ってお詫びに。


おかあさんはそのお宅の方のご対応に
大変感動したようでした。


朝7時の来訪者に
怪訝な顔もなさらず、

割られたガラスに
大きな声も出さず

大変冷静に
「うちのネコは外にでませんでしたか?」

「ネコは怪我をしませんでしたか?」

「それより、お宅の犬は怪我をしませんでしたか?」


おかあさんは泣きそうになったようです。

とっさの場面で
割られたガラスより
犬猫の心配、ましてや加害者の怪我を案じる優しさ、

おかあさんは
かつてない感動で震えたようでした。


その後は
仕事で動けないおかあさんに代わって保険会社が対応。

再び昨日、お詫びにうかがって
当日お会いできなかった奥様にご挨拶したのですが
遠方の小学校の先生をなさっているという奥様は
再度
「わんちゃんに怪我がなかったか心配でした」と。

そして
ガラスを直す際、これからも立ち寄っていただきたいので
丈夫なガラスにしたいことなど
本当にありがたいお言葉ばかり。


きっとすばらしい先生に違いないと
おかあさんは感激に次ぐ感激。


建設業界繁忙期につき、ガラスの手配には
時間がかかるのか、段ボールで対応の玄関で
どれほどご不自由かと思うのですが


どうぞいつでも遊びにいらしてくださいと
言われて


おかあさんはウルウルして帰宅しました。


「りーちゃん、あんなに立派なご家族に会えて
よかったね」と
犬をぐしゃぐしゃにして撫でました。

悪いのは犬ではなく、飼い主だと
おかあさんはしばらく元気がありませんでした。


犬はよくわからないなりに
おかあさんに元気がないので
犬も元気がなくなりました。




でも
仕事は片付けなければならず
夕方のイチオシのあと
渡辺淳一文学館へ。
ピアニストの奥出かおり先生とお仲間の
「新感覚クラシックライヴ あっちでんてぃ!しょう」
三回目。
分かりやすいオペラの現代版。

期待通りのすばらしいステージだったとのこと。

テノールの岡崎正治さんが圧巻なのは当然すぎる当然。
そして若手の安田哲平さんは新メンバー。期待のテノール

バリトンの上田哲さん、原慎一郎さんともに
安定の歌声。

ナレーションもMCもこなすピアニスト奥出かおりさんは
その美しさも合わせて見事なステージだったと
おかあさんは絶賛でした。


ステージのあと、
同行したエリーさんといっしょに
お仕事のお話しなどもあって
かるーくビール。


BRIAN BREW 南3条店。
ロンドン暮らしの長いエリーさんおすすめのお店。

外に面したハイチェアは、夏の終わりにふさわしいお席だったようです。
そこで
ばったり、ころすけさんのボーイフレンドの1人に会ったおかあさん。
狭い札幌です。


そのころすけさんは元気にバッファローに到着したようでまずは安心。


大学キャンパス広い!

さすがアメリカ。

出国して乗り換えて・・・という移動は
ずいぶん緊張したようですが
旅慣れているし、言葉も困らないはずだから
ついてしまえば大丈夫。

犬は心配していません。


・・・・

ところが犬は
また受難。


朝のお散歩で
いつものクセで
あるアパートの花壇の縁で
うっかり足を上げたとたん、
お住まいの方が仁王立ち。


「どこにおしっこさせてるの!」
とおかあさんが怒鳴られるという事態。


つとめて建物や花壇には近づいていなかったのですが

おかあさんがちょっと油断したとき
犬が花壇に近づいてしまったのでした。


そして犬は
足を上げたのですが
おしっこしてなかったのですが


たぶん、住民の方は
犬の排泄で困っておられて、
見張っていらっしゃったのだと思います。


お怒りはごもっともです。


平謝りのおかあさんと犬でした。

それも朝6時。


おかさんは
風除室の事件に次ぐ犬の失態で
またまた元気をなくしましたが



こんなラーメン屋さんでなんとか復活。

「札幌ラーメン」の定義はよくわからないのですが、
年齢のせいでしょうか、あっさり系のラーメンはいいですね。

狸小路の五右衛門。

価格がうれしい。650円。
さらに100円の割引券。

パリっとした海苔と大きな春菊がはらりとのっています。

ちょうどよいボリューム。


仕事疲れにはうれしい分量と塩分。あっさりさ。


・・・だそうです!


あれこれ感傷的なことが続いています(その原因の半分は犬です。)が、
芸術の秋
学問の秋

おかあさん、後期に向かってビールとラーメンで立ち直ったようで
よかったです。

犬はずっと反省させられていますが
明日、こんな年齢で去勢手術だそうです。

ご報告はいずれ。
ドキドキです。

日帰り手術ですが
お見舞いは受け付けます。