おかあさんの週末

犬です。

立派なキャッチフレーズができました。

犬は猛犬らしいです。


今をとときめく若手美人書道家の内海秀翠先生が
おあそびで書いてくださり、
記念撮影をしました。


猛犬ってどういう犬のことでしょうか。



飼い主のおかあさんは、玄関に貼ると言ってます。

セコムさんの札の隣に貼るそうです。


犬はどうすればよいのでしょうか。
お客様には吠えない躾をされているので
少し困惑しています。







さて
飼い主のおかあさんは
この週末、どこかへ行ってしまいました。

遊びではないようですが



あら、でっかい人間の赤ちゃん!


そして
この5ヶ月のベイビーを相手に
おかあさん、なんだか実験中。



おとうさんの若い同僚のあかちゃんのようですが
賢い子は5ヶ月でわかる!とおかあさん。




研究者夫妻のベイビーは
ちゃんとしたレストランでも泣きもせず、
ちょっと「言いたいこと」があれば、ちょいと声を発し、
その後は騒がず。
それでもベイビーなのでちょっと泣きそうになると
この若い研究者夫妻は
「みんなびっくりしはるでー」
「あかんあかん、泣いたらあかん。迷惑やし」


あ、
この夫妻、関西出身です。


えらいなあ、泣いてもいないのに、騒いでもいないのに
夫婦交代でお店の外で気分転換。


子供第一主義の親が増えている中、
こうして公の場でちゃんとふるまえる親はすくないですからね。

子供は泣いて当然、騒いで当然、そう思ってる若い親御さん多い。
ダメダメ。
こおろぎセンセーは二人のおねえさんたちを、どこにでも連れていきましたが
二人とも、実にきびしくマナーをたたきこまれましたね。
泣いたら外。騒ぎそうになっただけで外。
当然でした。
無礼はその場で厳しく叱責。(ちょっと、じゃないですよ、例外なく、容赦なく)
鬼のようなおかあさんでした。


この日はポーランドからお二人、フィリピンからお一人、女性研究者がいらっしゃっていて
歓迎のお食事会。



おかあさんはつくづくとつくづくと
「いいなあ」と。


なにがいいなあ・・・かというと

結婚や出産で人生の方向を何も変えていない彼女たちの暮らし方です。


9歳、7歳、4歳のお子さんを国において、40日日本で研究しているフィリピンの研究者、
同じ年齢のお子さんを置いてヨーロッパからいらしている学者さん・・・

ああみなさん素敵。


このビッグなベイビーのママさんも
次の春には育児休暇を終えて職場復帰。


偉いっ。


結婚と仕事
両立などできません。
でも両方同時にできます。
え?
それを両立という?
いえ
両立はできません。
でも同時にできます。


おかあさんには言いたいことがたくさんあるようですが
ま、今はこのくらいで。



さてこの日の舞台は


コルツ。

函館のコルツです。


おかあさんはコルツのシェフ、佐藤さんが大好きなのです。
彼の人柄とお料理が大好き。



佐藤さんは猟もするのですが、相棒の犬くんは、いつもお店の裏でじーっと佐藤さんが
お仕事が終わるのを待っています。




おかあさんとおとうさんは
佐藤さんと犬のリゾも含めて
そして彼の料理人魂と仕事のすべてが大好きなようです。




道南の新鮮なお野菜や
彼の目にかなったお肉がまずいはずはありません。



パスタはきのこ。道産の「ユキノシタ」。


「アンダー ザ スノー」と
ひどい英語。

その説明必要?


7人プラス デッカイベイビーの集いに3種類のデザート。

美しく、美味。


海外からのお客様からは感嘆の声。


やっぱりね。


気取りすぎず、心のこもったおもてなし。

佐藤シェフとは、有機ワインについて少しお話しましたが
目下、食生活再考中のおかあさんには
刺激の多い夕食だったようです。



札幌と函館は、特急でも4時間もかかります。

東京から広島だわ、
羽田からどこそこまでだわ、と
不満満載のおかあさんでしたが
その往復の時間に3冊の本を読み、
函館では寸暇に原稿を書き、
函館の家の大掃除をし、

ちょっと立派だったようです。


日曜日のお昼は近くのサンドイッチ専門店で
すこしだけ優雅なランチ。



相変わらずおいかけてくる〆切りに
追いつかれないように

おかあさんは札幌に帰ってきても
休まずパソコン。


でもワインのみながらの執筆。


犬も実家で一泊しましたが
遊び惚けて疲れたのでもう寝ます。

あ、

神戸のころすけねえさんが更新した
神戸ミント通信(ホームページ表紙から) とても素敵です。


ツバメの巣のこと書いてました。
ぜひ読んでください。



犬も鳥が好きです。

いつもカラスさんたちにおちょくられてますけどね。



東京のKIKIねえさんも、来週はどこかで講演をするとのこと。
若い学生さんたちにお仕事のお話しなどするようです。


こんなおかあさんと
あんなおとうさんが育てたのに
ふたりとも大人になったなあ・・・と


犬が言うのもなんですが
ホント、そう思います。