ガラスの器たち

生活美学コース、今年度の第二回開催。


座学中心のちょっとむずかしい講義が主軸ですが
満席。

今回も「飛行機通学」の生徒さんが
空港からまっすぐのご参加。
30年前の生徒さんもご参加で
おかあさんは本当に幸せです。


本日も犬がご報告します。




これらの写真は休憩時間のティータイム。


お花や料理の盛り付けなどのコツのお話をしながら
一息ついたときの様子。



講義の内容は
ヒトと人間は違うのだという
生命科学的視点と
生活美学的視点
異なる視点から「私たち」を考えようという

ちょっと面倒なおはなしからスタート。

北京原人と現代に生きる私たち
いったい食べるものはどこが違うのかという

無謀な質問から。




おかあさんの見方では
北京原人の大好物と
私たちの大好物は同じなのだと。


結局はシンプルに焼いただけの肉や魚
あるいは
生のままのお魚。


学生さんたちの大好物、
多くの方々のおもてなし料理は
焼き肉やステーキ、
あるいはお寿司ですからね。


まあ
それがどうした、というお話しなのですが

おかあさんは

食文化の考え方や
食教育の方向について
なにかモヤモヤしたものを抱えているようで


とんでもない原点からいつもスタートします。


ごいっしょくださる生徒さんたちが
お気の毒な気もしますが

からだにいいとか
からだにわるいとか

あれこれ講釈あふれるワインパーティーとか
グルメブームに

小さい小さい小石を
岸からずーっと離れたところから
ポイと投げているような感じらしいです。



今回は
そんなスタートのお話から
日本の食文化と
食の様式についての概略も学んでいただいたようです。



ティータイムは
ガラスの楽しい器たちに駄菓子やナッツ、ドライフルーツがどっさり。


おかあさんはクリスタルよりガラスが大好き。

重くて丈夫な
ソーダガラスのずっしりとした
大量生産のガラス。


昭和のかおりがプンプンするガラスや
よき時代のアメリカのにおいのするような
そんなガラスの食器が大好きなのです。



今回はアトリエに運ぶ数に限りがあったようですが
なんだか楽しそうなティータイム。

そして
かわいいお花たち。
お花と緑は
おかあさんがこの春から突然手をかけはじめた
わが家の狭すぎるお庭から。


朝、犬は
「どお?素敵でしょ!!」と
同意を強要されました。



でもワンともニャンとも答えることができず
ぼーっと見ているだけの犬でした。





さてこの日も
おかあさんがアトリエに運んだ荷物の多さに仰天。
ま、いつものことですが。


お気づきでしょうか・・・このヒョウ柄
昨今は「レオパード」と呼ぶようですが
おかあさんのレオパード好き、
数年前に「やめた!」と大宣言、したはずでした。


大金持ちのお友達から激安でゆずっていただいた
レオパードの毛皮のコートも
その時手放したのでした。

まあね、そのコートで
犬を連れて歩いていたときは
世間の目がきびしかったですね・・・。





とにかく
おかあさんはレオパード柄一切に別れを告げたはずだったのに

なんでしょ、このバッグ。
おさいふ、キーホルダー

(パソコンケースもレオパード柄のポケットあります)



驚くことに
おかあさんが持ち歩いているメジャーも
こんな感じ。

どうしてかしら、
メジャーにシッポがはえています。


犬は一度、このシッポに噛みついてひどく叱責されたことがあります。
持って逃げて、ヒュルヒュルと延びてきたメジャーが
いきなりまたヒュルヒュルと縮んで
卒倒するほど驚いたのでした。


とにかく
飼い主のまわりには
いつのまにかまた
レオパード柄が蔓延しつつあります。


景気回復の兆しならいいのですが・・・・。


人間、そう簡単に嗜好は変らないということを
犬は学びました。