「和」を学ぶ

お弁当のお勉強会がありました。


本日も犬です。


今月の
おかあさんが一生懸命教えている「なでしこ俱楽部」のテーマは
「お弁当」でした。

お弁当と言っても
会社や学校に持参するお弁当ではありません。


そんなお弁当に一輪添えるべく
おかあさんが選んだのは
リョウブの枝でした。


おかあさんの
「花より枝
花より幹
花より葉っぱ!」
というお好みは変りませんね。



さて
いつもながら
レッスンの時間の10倍、いや何十倍もの時間をかけての準備、
今回も選び抜いた器たち。


今回の写真のテーブルクロスと
ランチョンマットは
今なら荒井商店にありますよ!

今回は
懐石をざっくり学んで
懐石を基本にしたお弁当のため・・

物相型選びも・・・


え?
なんでしょう、この型たち!

これ、ほんの一部らしい・・・

ええええっ
合羽橋の台所用品問屋さんの倉庫のよう!




今回、お仕事や急病でご欠席の方もあり残念でしたが

あれこれしっかり学んだあとの実習。



なんでもそうですが
見るとできそう
でも
やるとなると
とってもむずかしい、ってことありますね。


みなさん大苦戦でしたが
ささっと作ったメニューで
最終的には素敵な食卓となりました。

わが家流ということで
今おかあさんがイチオシの
インド綿のランチョンマットをあえて敷いてみました。

りょうぶの枝もきりっと生きたように見えました。


大徳寺縁高弁当と松花堂のついでに
信玄弁当もささっと。


あきれるほどいろんなお弁当がわが家にはあるのですが
どれもこれも
カブトムシのおかあさん、
つまり
おかあさんの、亡くなった師匠、荒井恵美子先生が残したものたち。

恵美子先生が
東京から北海道に転居した50年前から
懐石をせっせと教えつづけ、
家庭でのもてなしをも教えつづけた、
その先生の熱意を

いま
お嫁さんであるおかあさんが、
若い世代に
「今使える形」にして伝えようと
がんばっているのでしょうね。


なんだか素敵なリレーが始まったような気がしますね。


・・・・

と、情緒的ななでしこ俱楽部でしたが

なんと今回は特別講師をお招きしました。

本当はある美人講師を予定していたのですが
御都合がつかず
ピンチヒッターは

で、で、でっかい!
美人の生徒さんグループが見えない!


デブは身を乗り出してはいけませんよっ!


でもしかし、普段はめったに聴けない講義ではありました。
北海道大学大学院教授が
たまたま居合せたので
おいしいお弁当を講演料として

「うなぎはなぜ高いか」ということを
広い視野からお話していただきました。


これが
まさかの名講義で
北海道大学の営業マンと言われているらしいです。
全国各地の高校でも講演をするらしいのですが、
うっかり北大志望になっちゃう学生さんも多いらしいです・・・
なんだか・・・すみません・・・)

美人のせいとさんたちからも
たくさんのご質問をいただき
でっかい教授は、持ち時間を大幅に越えて
大変うれしそうにお答えでした。


この教授のシャツ、まさかの偶然でしょうか、お魚柄。
なんだかなあ・・・・



とにかく
今月も
なでしこ俱楽部は
楽しく終了。
今後もアカデミックなご提案が続くようです。

ご期待ください。


犬が、貴重なお魚を飲み込んで大騒ぎになったお話は
いずれまた。
この時のおかあさんの怒りは
犬の健康の心配ではなく
どれほど
そのお魚が高級か、という、その経済的な理由であったことは
実に情けないことでした。


キッチンで見つけた「獲物」は
一旦、口から離そうと思ったのに

あまりに大きな声で叫ばれたので
思わず飲みこんでしまいました。


お散歩の時、突然気持ちが悪くなって
ちょっと吐いたのですが

家族は誰も同情してくれず


「バチ!」

の一言。


飼い犬はつらいです。