極端な家


本日も犬が大急ぎでお伝えします。

ブルーをテーマにした食卓、生活美学コースのデモンストレーションでしたが
何にもごちそうがないのに
ミントティーで楽しいお茶の時間でした。



この春突然、『農学部園芸学科卒業」だったことを思い出したおかあさん
大学院まで出たことも思い出してしまい
園芸学科とはいえ、それは応用昆虫学だったのに

大学入学時は造園デザイナーになることも考えたことも
ついでに思い出して
札幌中央区雑草園と言われている、しかも
笑っちゃうくらい狭い庭(のような空間)に
ものすごい勢いで手を入れはじめました。


(ま、これは、頭を使う作業からの逃避。
動物行動学的にも逃避行動と呼ばれる立派な「逃げ」です)


ああ手遅れ状態の雑草園ですが
かわいく咲いたオダマキ
ちゃんと食卓に登場。


ご参加のみなさんにもご好評の存在でした。



さてさて
おかあさんの頭のほとんどは今、
動物と植物の体内のエネルギー循環。
酸化と還元、という基本を
実はおかあさん自身、今ひとつ腑に落ちていない部分があり、
学生さんたちに水素と電子の伝達系を教えるにあたって
そして教科書執筆にあたって
七転八倒の苦悩。

いやあ
あきれるほど「まじめ」です。


これ、信じられませんね。

だって
30年以上教えてるんですからね。


今さら七転八倒で教え方考えるって・・。

それで疲労困憊しては
中央区雑草園に出ては
雑草を引っこ抜いたり
支柱たてたり、あれこれやるわけです。


犬は見ているだけですが
犬が歩くところも作ってくれるそうですから
少しだけ楽しみに見ています。


そんな日々ですが
おかあさんの「持病」は突然の料理。

また始まりました。
ふーっ。


工事現場の廃材のようですが
これ、ブリのアラ。

また大量に買ってきて茹でました。
大量のそぼろを作って冷凍。



なんでしょなんでしょ、フライパンに奇妙なもの発見。

おかあさんが大の苦手とするトリの胸肉。



「りーちゃん!おかあちゃまは天才ですっ!」


ああまた始まりました。

ついにトリの胸肉をやっつけたらしいです。


味付けのバリエーションを見つけ、
さらにココナツオイルで焼くという技(というほど?)

さらに火加減調整で
信じられないほどおいしい逸品(お弁当やワイン用)を完成!


本人が天才だというのですからそうなのかもしれません。


パンを焼いているのかとおもったら
東南アジアの屋台のような香りが家中に広がりました。


朝からトースターで海老焼いてた!

これも一晩味付けておいたらしく

お味見した91歳のママさんが

「飲み込みたくないほどおいしい!」

と絶賛してしまったので


「天才天才!私、天才だわっ!」

と朝から狂喜乱舞。



この騒ぎの中で、お鍋ではこんなモノがユラユラすること1時間。


良質のタンパク質摂取のために
そして働く女性たちのお弁当の応援のために

ついに完成した準備1分のソーセージ。


この全部の調理は朝7時から7時半。
犬の散歩のあとの作業だから犬はごはんもお水もいただけずに
じっとおかあさんの
自画自賛の大騒ぎを見ていただけです。


今日は
同化と異化、代謝の流れと電子伝達系についての資料づくりと
執筆が待っているのに
たぶん、その合間に、究極のハンバーグ(本人がいうには、
ついに見つけたハンバーグの黄金律・・おおげさで笑うしかありません)
を500g作るのだと思います。


次回のなでしこ俱楽部の生徒のみなさん
もしこのブログをお読みなら
お願いします。
次回はお弁当をテーマに学ぶはずですが、
どうぞおかあさんの海老とソーセージとトリ胸肉とハンバーグが
登場したら少しでいいですから褒めてください。
なんとか研究所の実験施設のような勢いで
あれこれ簡単に作る方法を考えています。

ちょっとだけ立派だなと犬は思っていますが

とにかく
飼い犬にエサを!
飼い犬に水を!
飼い犬に休息を!





追伸
また犬のグラビアデビュー報告ができませんでしたが
本屋さんにそのご本が並んでいたので
北海道にお住まいの方は探してみてください。
ワンハートというちょっと立派なペットの雑誌です。

ま、かわいい・・・という感想を言ってくださる方は皆無で
「デッカイ!」ばかりです。

今さらかわいい、と言われなくてもいいですが
デッカイ、ばかりだとちょっと残念です。