カラーの魅力となでしこ俱楽部

犬です。


千葉の松崎農園からカラーが届きました。
おかあさんの若いお仲間です。

5月初めまでで生産が終るので
今がピーク。

その美しさに
犬も仰天。


でも
ちょっとでも近づこうものなら

美しいカラーに不似合いな鬼のようなおかあさんの怒声。


それにしても
美しいです。

おかあさんは生物学の教師でもあるので
このCALLA というイキモノの
存在を前に
ただため息。

形態も仕組みも外見も
「見事!」と絶句。




なんでしょうね、この姿

どんな進化の道筋だったのかしらと



デザイナーと研究者が同居しているような頭なので
かなり奇妙な探求心が炸裂。


ただ唯一の問題は
カラーの強い個性です。

どんなパートナーもうけつけない存在感。

どんな器も、負けてしまう強さ。


そんなことないですよ、と
生産者であり秀逸なフラワーデザイナーでもある松崎クンは言うようですが

いや

この花、

気位いの高い、
とんでもない高貴な淑女ゆえ


だれとも仲良くできなくてもいいと
おかあさん、マダムこおろぎは思っているようです。


どんな場にも浮いてしまってもいいのではないかしらと。


そんな花、他にはないですからね・・・・





たまたま
荒井さんちにはおどろくほどいろんな器があるので
なでしこ俱楽部の生徒さんたちには
器と花バランスなどのお話を
これを機に一生懸命していました。


そうです、
このカラーたちは
なでしこ俱楽部のために仕入れたのでした。



テキストみながらしっかりお勉強したあとは
給食タイム。


食卓の素敵な写真は
MARIKOさんが撮ってくださいました。

今回のなでしこ俱楽部は
お花専科。

給食の前には
食卓に添えるコサージュの復習。

お料理を作る時間はないので
サンドリアのサンドイッチ。


みんなで盛りつけると
あららららら
なんだか素敵。


このテーブルクロスは
荒井商店この夏イチオシです。
ご注文受けられるようですよ・・・




楽しそうな給食のあとは
小さい器に小さい薔薇を活けてティータイム。



このとき犬は
閉じ込められていた三階の部屋から脱走して
この素敵な集いに参加してしまいました。


犬好きのみなさんだったので
つい、いい気になってウロウロしました。



その結果、
おかあさんが映した
この写真の

どこかに、犬のシッポが映ってしまいました・・・。

わかりますか?

ほんのちょっと、ちょっとなんですけど
上の方に、ちょっとなんですけど

ふっさふさのシッポが、ちょっと。





いい写真だったのに!


おかあさんはパソコンに取り込んでから気がついて
それはそれはひどく怒りました。


さらに


このなかなか涼しげでいい写真には
犬がくわえていってころがした
黄色いボールが映ってしまいました。


これは撮るときに気付かないほうが悪いのだと思うのですが
犬は反論ができず



汚いカラダを小さくして反省しました。



それにしても
凛として清々しいカラーです。

こんな風に北海道まで送られてきました。
水なしなのにびくともしません。

去年はなんとほぼ一ヶ月、美しさを保ちました。


なでしこ俱楽部のみなさんは
カラーに傷がつかないように、大切に持ち帰りました。
それぞれのお宅でも
美しさを放っているのでしょうね。



でも犬は
カラーがあるかぎり、その近くに行くことは許されません。
しかたないと思っています。