犬に次いでおかあさんの受難

犬です。

この写真は先日のなでしこマミーズの時、
2歳のジューゾーくんがおかあさんのボロデジカメで撮ってくれた一枚です。
なんだかすごーくいい写真です。
おかあさんの顔は逆さまに見たほうが優しそうにみえませんか?




その怖い顔のおかあさんは
犬の病気や、去勢手術(前回のブログで去勢を虚勢と書いていました。ま、その程度の学力です)
でワイワイしているうちに
持病の頭痛や喘息やらこじらせて本日休業。
ダウンでした。



少し静かになったか・・・と思ったのですが
休養したら夕方からパワーアップしてました。





・・・・・・。




前回のブログで紹介したストール、
ホームページの荒井商店の店頭に並びました。


犬も思うのですが

いつのころからか
日本人、色と柄の使い方、とても下手になったのような。


キモノなら驚くような柄や組み合わせができるのに
洋服の色と柄に冒険がなくなりました。



先日、載せた大柄の上着
大昔の古着をさらにリサイクル市で、おどろくなかれ20年前に買ったものですが
アップで見ると本当にスゴイ柄ですが


着ていると元気がでる。



ベースが黒、ベージュ、紺などでも
少しの面積に色と柄、大人はそんな遊び、していいのではないかと。




下の写真はおかあさんが大感動した
写真集。
「ゆきうさぎ」の寺山由紀子先生が
貸してくださったご本、今年最高の本でした。





60歳から90歳までのヨーロッパのマダムたちの写真集。

みなさん素人のマダム。


どのページもワクワクでした。


先日の講演会でも、ご参加のみなさまにご紹介しました。



いつからかしら
日本には
「礼服」という不思議なジャンルが生まれ、
喪服にコサージュつけてストールすれば結婚披露宴にでも着ていけると
そんな風潮できちゃいました。


黒が無難な色になり

ストッキングを黒にすれば「喪」
髪に花を挿せば晴れ着だなんて


そんなことあるはずないのに。


姑の喪服は真っ白だったことを思えば
そして皇室の喪服が灰色の洋装であることを思えば


私たちの礼装は
いつか誰かが作ったものに違いなく・・・






おかあさんはいつもため息ついています。



だれよりも
リクルートスーツが嫌いで
だれよりも
成人式の白いフワフワのショールが嫌い。



そのうちまとめて書くのかもしれません。




とにかく


色と柄、

それを身に寄せて
流れる時間を謳歌すべきだと
考えているようです。



ただし、
大人には「スタイル」が必要。
体型、ではなく、「スタイル」。
これが難しい。

ファッションとか流行とかとは違う、
その人らしい「スタイル」。


今は犬といっしょに少し弱っているおかあさんですが
食の仕事と並行して
そろそろとそろそろと
服飾の仕事に手を伸ばしているのがわかります。


そのうち犬にも
何等かの「被害」があるような予感もあります。


もし、変なモノ着せられていても
絶対に指を指して笑わないでください・・・。



アンチ「無難」派とはいえ、
おかあさんのインナーはほとんど黒のタートルです。
だからこそ、色を楽しめるようです。
そもそもおかあさんは
うっとりするほど色が黒く、
原色が「お似合い」(犬なりの最大の皮肉)ですが
それが細菌、じゃなかった
最近、オレンジ色も許される様になって来たから不思議です。
ショッキングピンクと真っ赤は似合っても
オレンジ色、ベージュ、ゴールド系は苦手でした。
(ゼーンゼン似合わなかった!)

アクセサリーもずーっとシルバーだったのに
突然お蔵入りしていた金色のものを多く使っているようです。

あらら
顔の色変ったか、年とって色もツヤも落ちたか。







いずれであれ
「顔がうるさい」!


言葉よりうるさい顔ですね・・・


長く似合わなかったオレンジ色のジャケットが
ガレージセール行きのボックスから救出されて
この日はライトを浴びたようで、よかったなーと犬も思いました。




さて
犬は抗生物質と下痢止めなど
大量に投与されて
少しよくなり、
ご飯も少し食べるようになりました。


おかあさんも
自分の体調より犬を少しは心配してくれているようです。



とはいえ

盲導犬クイールの映像を見て、画面の写真撮影して
オイオイ泣いていました。


「ああ、りーちゃん、こんなに立派なワンコもいるのよ・・・」



来た来た来た!
他人、じゃなかった 他犬と比較する教育は
まずいっすよ・・・・・



「りーちゃんなんてさ、
チャンスさえあればキッチンで盗み食いするだけだもんねーっ」


確かに・・・。

そして今回も多分その悲しい性(さが)ゆえの大腸炎ですから
返す言葉もありませんが


イキモノですから
そんなまちがい(?)もあろうってもんです。



漏れ聞いた話しですが
おかあさんだって
先月、神戸のころすけさんの部屋で
洗顔クリームで歯を磨いたそうじゃないですか・・・・


「ころちゃん、おいしくない歯磨きねえ・・・苦い」

とそれでもきづかなかった。


「もしかしたら亜鉛が足りなくて、味覚がおかしくなったんだわ
ミネラル不足してるんだわ・・・」


と自己分析したようですが


この2つ、間違うってどうなんです?


洗面所の掃除したとき、やっと気付いたようです。

「歯磨きで顔洗わなかっただけ、よかった!」


といつもの楽観。


とにかくイキモノにミスはつきもの。



「犬も歩けば盗み食いする」

「犬も届けばシンクを覗く」

「犬のプライド飼い主守れ!」

・・・・


ま、おかあさんも考えることが多すぎて
そんなまちがいをしょっちゅうしています。


先日もあるネックレスが外れなくなって
 
「りーちゃん、私、もう一生この首輪したままなんだわ・・・
もうキモノも着れないね・・・
りーちゃんと同じだ・・」


と鏡の前で半泣きでした。


この件については
また後日。

ブーツ脱げなくなったのとほとんど同じアホ事件です。



北海道に大嵐。雪の中雷が鳴っています。


おかあさんはかなり元気になりました。
犬も元気になりつつあります。


犬を気遣ったメールを1通だけいただきました。

おかあさんの高校の後輩からです。

うれしかったです。

まだまだお見舞い(の品・たとえばパン)受け付けています。
ご遠慮なく!