マーガレット展

素敵な企画展!
マダムこおろぎ、ずーっと楽しみにしていた展覧会へ!

おかあさん(マダムこおろぎセンセー)は
少女雑誌・マーガレットの創刊50周年記念の展覧会に行ってきました。





と言っても、
犬を預けて、他に仕事があって出かけたのですが
六本木の森アーツセンターギャラリーの
人の多さに驚いたようです。



本日も犬が代筆します。



こおろぎセンセーは
少女フレンド
マーガレットも
ちゃんと読んだ、立派な少女だったのですが


漫画そのものには
大きな興味を持たなかったようです。


「記事」や表紙に多大の関心を持つ、少数派だったのかもしれません。



ではなぜ、
楽しみにしていたかというと


やっぱり『お仕事』目線。


まずは金髪の「外人」の女の子の表紙の創刊号

スポ根少女、踊る少女から
怖い漫画へ

そしてギャグコメディへ


80年代は、まるで尾崎の歌声が聞こえてきそうな漫画が流行り、

そのあとは恋愛もの、そして舞台は学園へ。



現代の女性史を観るには貴重な側面です。



それを確認したかったようです。




漫画そのもの、に興味のなかったおかあさんが
撮影許可のある空間で
思わず撮ってきたのが
タイガースと加山雄三さん!




テレビのお仕事でごいっしょのみなさんが
おかあさんの、芸能情報の古さと鮮明さに時々驚かれるのですが


本当におどろくほどおかあさんは
いわゆる「ミーハー」というのでしょうか、

芸能情報にくわしい少女でありました。
その傾向はずっとつづき
今でも、はずかしいほど芸能情報に詳しい。



この展覧会でも
漫画の原画に見入るより

ジュリーや加山雄三さんの記事に釘付けだったようです。

キャロラインさんが小さいころの記事なども
本当に懐かしく、
おかあさんは全部覚えていたようです。



戦後の文化を語るとき
いろいろな視点、方法があるのですが
漫画雑誌は
貴重な材料です。


けれど
表紙に登場する少女モデルたち
ファッション
紹介記事
付録
プレゼント

漫画本にとっては
ちょっと脇役的なそれらに
おかあさんの関心は高いようです。






マーガレットを読んで育ったひとたちが
大人になるプロセスは
真に
ライフスタイルの西洋化を形にできる時代でもあったはず。




理想はやはり
「西欧」だったのではないかと。


主人公を黒髪で描くことが少ないことも
大きすぎる瞳も

それを物語っていると
おかあさんは考えているようです。




さて
帰宅したおかあさんは
「やっぱりね、西麻布のワンコは違う!」と
ため息。

なるほど・・・・



な、なるほど・・・・


な、な、なるほど・・・・


どうやら、おとなしくお散歩するワンコたちにたくさん会ったようで

「りーちゃんみたいに、弱そうなワンコにだけ、
ワンワン大騒ぎで吠えたりしないんだから!」


「飼い主さんをぐいぐい引っ張るようなワンコだっていないんだから!」


「だから西麻布でも六本木でも優雅にお散歩できるのよ!」


と、興奮していますが




ボクだって
西麻布や六本木ヒルズに連れてってもらえるものなら
小心者ですから、ちゃんと歩くし、
どんなワンコに出会っても
不必要に吠えないはずですが


仮定法未来完了のような仮説でしかられて
甚だ不満です。



でも
確かにボクは
動きがガサツで、落ち着きに欠け、
散歩も下手。
ちょっと油断するとすぐに毛が伸びて
こんな風になってしまうので

おかあさんが嘆く気持ちもわからなくはありません・・・


まだここまではひどくはありませんが
時間の問題です。




西麻布のワンコたちと
札幌のボクとの違いは

西麻布と札幌の違いではなく


犬そのものの違いでもなく
(ボクにだってちゃんと血統書ってのがあるのですから!
しかも、なんとかかんとかピュアホワイトという、
その白さが自慢の血統らしい名前だからお恥ずかしい・・・)




絶対に飼い主の意識の問題ではないかと思うのですが
犬ですからなにも言うことができず
今回も
じっと耐えるばかりです。



こおろぎセンセーは
他にも衝撃的かつ感動的な展覧会をハシゴしたらしく

しばらく報告は続くようです。


みんなによい週末でありますように!