嵐の前の静かな嵐

細い写真でスタートです。


大雨と晴天が繰り返す
奇妙な天気が続いています。


日曜日の朝は
一階の窓から虹。

ヨークみると
細い家々の隙間からのぞく白い雲に
虹。


デジカメの限界。

久しぶりに美しい虹。


りきまるさんと、ながめながらの散歩となりました。


さてわが家の水耕栽培
あっというまに大きいケースのレタスは大収穫となり
小さいケースでスタートしたバジルは
ここまで大きくなりました!



素材が身近かにあるというのは嬉しいことです。


次はなにを育てようかなあ・・・・。





さてさて
日本酒の酒蔵直営のお店をみつけたのですが
そこのお料理がいい。

実にいい。


サイズも
盛り付けも
お味もいい。


価格も嬉しい。
サービスもいい。


さがせばあるものです。

こんなキレイな小さいお料理をいただいて
少々刺激をうけたマダムこおろぎ、


大仕事を前にした日曜日
あれこれ準備しながら
惣菜屋さん気分で
頻繁にキッチンに立ったのでした。


レシピを教えろと言われても
教えることができないつらさ。


今日は生姜をいれましたが
あればニンニク
あれば野菜のクズ
ジャムがあればジャム
ビールがあればビール
日本酒があれば日本酒だし
ワインでもなんでも。

分量は
お鍋の大きさと肉のサイズ、火加減とこちらの気分だからなあ・・・




ちょっと上等の豚の肩ロースを2ブロック煮てみました。

この間、いくつかの仕事が進みました。



ところがサモサが失敗。
私のせい?ではない気がしますが
30年作り続けて初めての失敗気分。


まずはひき肉の脂が出過ぎた。
途中で取り除きましたがダメ。

春巻きの皮が、うまくはがれず、カットするのも失敗。

オイリーすぎて包むのも大変。
皮のサイズもまちまち。
総菜屋魂が傷つきました。


それでも30個近く作成。


そして
遠く神戸からのリクエストを得て
ミニスコーンも
仕事の合間に作ったのですが

こちらもレシピは頭の中。

適当にやってみましたが
砂糖を入れ忘れて第一弾。

でも甘くないスコーンはジャムとの相性最高。

第2弾、第3弾は適当に砂糖入り。

生地を休ませないですぐに焼くので
制作時間は1ラウンド25分。

仕事しながら3ラウンド。

50個のミニスコーンが完成するも
久しぶりで勘狂って
こちらも女将のプライド傷つきました。



そうそう
プライドと言えば
昨日、これまた資料整理の作業をしながら見たテレビの映画、
うっかり資料かかえて見入ってしまいました。


あとからタイトル見たら
「プライド」。


一条ゆかりさんの漫画が原作。


満島ひかりさんとステファニー、ダブルヒロイン

漫画は読まないので、実に新鮮でした。


言われれば、なるほど、漫画的展開ですが


ストーリーの骨の部分は大共感。


ステファニーという歌手の美貌とスタイルと演技にはあえてコメントしませんが
満島ひかりという女優は、「すごい」の一言。

そして
素敵な若者発見。
いいな、この俳優さん!と思って調べたら
渡辺大さん。
渡辺謙さんのご子息と判明。
なるほどなあ・・・

やっぱりDNAか。



極端なストーリーではありましたが
繰り返しますが
「骨」の部分は極上。


プライド。


ひさしぶりに聞いた言葉。


オペラ歌手を目指す二人の若い女性が
恋とか結婚という話題に心うごきつつ
エンディングでは
「そんなこと」より自分の目標を選ぶという
マダムこおろぎが最も理想とする凛々しい結末。


恋も結婚も
「そんなこと」だと
やっぱり思うのです。


「そんなこと」だからこそ
ちゃんと仕事も、夢も
継続すべきなのだと思うのです。


二者択一しなければならないと迫られるとしたら
それはやめたらいい。


断じて
自分の夢があるのなら追えばいい。


この年齢でますます思うことです。

せっかく描く夢があるのなら。


漫画らしい結末というべきでしょうが

若い人たち
凛々しく描く作品はやっぱりいい。


男と女の話しに落とし込んで
ハッピーエンドか悲劇で終るドラマには飽きました。


いい映画でした。



と、ここで思うのは
さて私にはどんなプライドがあるのかしら・・・


プライド傷つく!
と時々言うものの

傷つくほどのプライドないかも。


あ、
失敗したサモサや
勘が狂ったスコーン、
その写真をブログに載せることこそ
プライドは傷つくはずですが


それでもまあいいや、と載せる事自体
私のプライドなど、その程度だということなのでしょう。

少々情けない発見。


大学前期講義最終補講やら
原稿校正やら
あれやらこれやら
大仕事の嵐が目の前です。


嵐の前の
静かな時間、
外は嵐。


北国の夏は
今年は少し奇妙です。


よい一週間でありますように。