週末雑感

PM2.5の警報が札幌市にもでました。

昨夕、犬の散歩に出たとき、
スモッグに仰天。
喘息の私、早々に苦しくなりましたが

久しぶりのお友達(りきまるの妹の飼い主)にばったり会って長話。


りきまると、美人の妹犬

(彼女は実に見事に手入れいきとどき、
真っ白のふっさふさ。お洋服着ちゃって、まさに優雅なスタンダードプードル。
一方、りきまるは、トリミングを頼もうと思ったら、あまりにキタナイので
空いている日にでなおしてと断られるほどのキタナさ。全身灰色のもじゃもじゃ犬。)

この二匹が大きな交差点で兄妹(もしかしたら姉弟)で並んで座ってたので
頻繁に通るバスや車の方々が大勢写真撮っていました。


だれも同じ犬種だなどと
ましてや兄妹だなどとは
思えなかっただろうなあ・・・


たくさんのご家庭の晩ご飯の話題になっていたとしたら
幸いでございます。


上下の写真は
前回トリミングしたとき
カフェご飯に連れて行ったときのもの。

今は面影もなくネズミ色です。





さて
近く押し寄せる大仕事と
大学の定期試験の作成と採点を前に
大掃除続行中。




さてさて
夏らしい食卓の写真、以前のお教室ですが
載せておきます。


30年、たくさんの教室を開いてきたなと
しみじみ思う昨今です。





全国組織の大きな学校にする機会がなかったわけでもなく
教員として正式に勤務する機会もなかったわけでもなく
花の専門家として仕事を展開する機会も
執筆だけで生きる機会も
専業主婦になる機会も
なかったわけではなかったのですが



結局

80点以上、
ましてや満点など一枚もなくていい

100点を3枚とるより
60点が5枚の300点がいいと


私はずっとそう考えてきました。

理由はいくつもありますが

今となって
それがよかったかどうかはわかりません。


定年がない代わりに、
大きな達成感のひとつもなく
年齢を重ねた空しさは小さくはありません。



とはいえ、
何の不満があるでしょうか。


こうして元気に暮らせているんですからね。




高い悪玉コレステロールを少々意識して
今日で4日、バターを摂らずにいるくらい、
なんの不満でありましょうか!
(チーズもがまんしようと思っていたのですが
思わず買ったローソンのサンドイッチに
しっかりチェダーチーズが入っていて
世界中に飢えた子供達がいるのに
たかがコレステロール程度のことで
このチーズを残すなど
バチがあたると思い、ガツガツ食べたのでした!)



過日、テレビで
渡辺和子さん(ノートルダム清心学園)のお話しをお聞きして
背中が伸びました。


「置かれた場所で咲きなさい」という名著を記されたのですが


渡辺先生がお好きな詩として
坂村真民『冬がきたら』をご紹介。



冬がきたら

冬のことだけ思う

冬を遠ざけたりしないで

むしろすすんで

冬のたましいにふれ

冬のいのちにふれよう

冬がきたら

冬だけが持つ

深さときびしさと 静けさを知ろう




これは
宮沢賢治の世界に近いようで全く違う。
(マダムこおろぎの、食わず嫌い?は宮沢賢治作品です!)


耐えろとか
がんばれ、とか
そういうものではなく


あるがままを受け入れよう
という
その美しさ。



数年前99歳で他界した伯母は

どんな苦労も
「与えられたものだから」と
日々受け入れて、いつも笑顔の人でした。

与えられた、ということを

「あたわった」という言い方をしていたので

「あたわったことだからね」という
受け入れ方は
一層美しい響きとして
私の中に残っています。



60歳になってから
突然私の周囲も
私の考え方も
仕事の仕方も
驚くほどかわりました。

意識してのことではなく

「変った」のです。


不思議な事です。



たぶん
たくさんのことを
諦めたのだと思います。

その上で
身の丈にあった暮らし、
人とのかかわりが
見えてきたのではないかと。




・・・

なーんて
立派なこと書いていますが

仕事をするテーブルの位置を変えたら
隣の家の屋根で繰り広げられるカラスたちの行動が気になって
仕事も手につかず。

ゴミステーションの上に
ゴージャスな電線が何本もあり、
カラスとしては絶好の餌場、バイキングエリア。

何羽も集まって
獲物の奪い合いやら
喧嘩やら
分け合いやら
実におもしろい。

頭のいいカラスが
私はきらいではなく

ぼーっと観察。

カラダのサイズやら
カラスの序列やら

関係性を
ついにメモしたりして


そうだ、表つくろうか、グラフにしようかとまで
考えはじめて

我に返ったのでした。



せめて写真だけ撮って
仕事しなきゃと

カメラを向けたら
バタバタとみんな飛んでいってしまいました。


暇だなあ、私。



さて
キタナすぎてトリミングから帰されてきたりきまるさんは
からすに夢中のかあさんを横目に
立派な肉球見せて
昼寝です。

どんなに
キタナくても
どんなにボサボサでも


りきまるさん
プライドを持ちましょう。

片付けていたら立派な血統書というのがでてきました。

「なんとかかんとか DE なんとかかんとか ピュアホワイト」

という長い名前でした。

ピュアホワイトだと?

確かに、家系的に、その白さが評価されていたのでしたが
今となっては
ピュアグレイ。


「なんとかかんとか DE なんとかかんとか・・」と
呼んでみましたが
ぴくりともせず
ちらりとおならをして
爆睡していました。