婚礼前夜

めったに書けない内容です。

明日は
大切な生徒さんの結婚式です。


若いメンバーが集ってできた
札幌なでしこ倶楽部という
お花とお料理、食卓のあれこれなど学ぶクラスで
ご活躍いただいた
CHIHIROさんがご結婚。



長くお勉強したことを
ブーケづくりに生かしたいという
彼女の希望もあり

あれこれ試作の日々でした。


結婚式と
婚礼衣装については
もう20年近く研究テーマとしても取り上げてきましたが


実際に生徒さんに作るのは何年ぶりでしょうか。




今回は
CHIHIROさんといっしょに
試作に次ぐ試作。




結婚式、というのが
ブライダル
と片仮名になったあたりから


なんとなく


本当になんとなく


イベントとしての色合いが強くなり



もちろんイベントなので
イベント的色彩は当然ですが


当人同士の気持ちとか
家族の思いとか


周囲のお祝いの気持ちとか


それらから遠いところで
幾つもの
新しいご提案が用意されて

それをどう「買う」か、

そんなイベントになってきました。


前回書いたように


今一度

なにかを考えなおしたらいい。



披露は
誰に向かって
なにを披露するのか


貴重な時間、集ってくださる方々に
なにをどう報告するのか


誰が誰を招くのか


基本のきの字に立ち返ってみたいなと
思うここ数年です。




そんな中
今回は
急な挙式と披露宴になったにもかかわらず
一流企業の第一線で仕事をしながら
転勤、転居の作業も進行させつつ

花嫁自らが
楽しそうに準備。

その時間をごいっしょさせていただく幸せに感謝。



明日、CHIHIROさんはお嫁にいきます。


お嫁にいく

ということばには
抵抗がなくもないこおろぎセンセーですが


でも
婚礼衣装を着て
婚姻の事実をご報告する披露の場で
花嫁のそのたちばの「移動」の行為を
説明する言葉として
「お嫁に行く」という言い方をするのは
江戸時代からあったと思われます。


なにより
彼女は
日舞もいけばなも得意とし、
明日は白無垢で神社挙式。

まさに
お嫁に行く、という言葉にぴったりの門出です。



さてさて
ここまでできた下準備を
生かすも生かさないも
こおろぎセンセーの腕次第。



明日の朝は
早起きして

こおろぎセンセー、生の花や緑を
加えて
全部組み直してお届けです。



調子にのって、うっかりキモノ着ちゃおうとも思っており
ワクワクの婚礼です・・・・・


が、が、がっ


そうは問屋が卸さないのがマダムこおろぎ的生活。


一昨日深夜から
また顔面一面に湿疹。

昨年秋の顔面真っ赤、赤鼻のこおろぎ
ルドルフおばさん状態の再来か!


前回も旅のあとでしたから
乾燥、寒冷系のジンマシンか
食べ物か化粧品か

原因は特定できなかったのですが

あんなひどいことになっては大変。

昨日の朝、HTBイチオシモーニングでは
ひりひりと
そしてかゆみのあり
熱ももっている顔のため
うつむき加減でのコメントでした・・・




なんとか悪化は見られませんが
それでも
ひどい顔が
ものすごくひどい顔になっています。


お祝いのお席で
スケキヨ風のマスクかぶるしかないかも・・・・


どんな時も
あくまでもドラマチック
ドキドキ感満載の日々です。




でも弥生三月、
心ひきしめて新しいことをたくさん探したいと思います。





追伸・
うれしいことがありました。
次女、ころすけ(神戸ミント通信担当)が予備校時代ごいっしょしていた
仲良しのNクンが、3浪の苦労を実らせ第一志望に合格。
医学部コースでごいっしょした当初から次女と気があって
ずっと励ましあってきた仲良し。
文系に道を変え、一足先に2浪で大学生になった次女の
新しい生活にもいつもエールをくれた
やさしい青年に、
いくつも届いた合格通知。



自分の大変さや
苦しさとは別に
周囲への気配りを忘れないこと、
これは実にむずかしい。



彼はそれができる青年です。
長女の1浪のつらさ
次女の2浪の苦しさ
を役に立たないながら伴走した母としては
3浪の彼と彼のお母様に拍手。


ああ春は来る・・と
春は必ず来るのだと
そう思います。


初心を変えても
初志を貫徹させても

どうであれ
努力する人
考える人
歩き続ける人に

必ず春が来るということなのだと
心から思います。



でも

いや

だからでしょうか・・・

またもやこのハレの日を前に
顔面の大湿疹。

これを人は
バチ、というのでしょうか・・・

まるでタタリ・・・
鏡をみながらため息しかでません。


さて
明日はどんな顔になっているでしょうか。


主治医の見立てでは
日曜日には治っている!と
神の声。
本当かなあ・・・

そもそも主治医は小児科だしなあ・・と
昨日は
おむつかぶれを見るような目で
こおろぎの顔を見て
「酸性の食品は避けたほうがいい・・」と。


酸性の食品・・・?


え?
お肉・・・とか?



しばらく菜食にしてみたら?
とのアドバイス


ふーっ


菜食メニュー研究のスタートです!

ああ

本当に休めない人生です。


結婚式の報告、
こおろぎの「おむつかぶれの顔」とともに
ご期待ください!