ふぞろいな卵たち

札幌と小樽のあたり、ピンポイントで猛吹雪。

小さな低気圧が居座っているとのこと。

3階の仕事場の窓から見ると
とても春近し、などという気分にはなれない。






こんな氷柱(つらら)も。


ふーっ。

日本は広い。


もっと大人になったら(?)
絶対に冬は南の海辺で暮らしたい。

そんな夢、見てもバチはあたらないだろうと。


念願かなって、羽毛蒼洲先生の書道塾をスタートさせて
早くも4回。
唐の三大書家の書を学ぶなど
チンプンカンプンにもかかわらず
なんだかワクワクして
遠い時代に思いを馳せ、
その文字をマネしてみる。


「大きいですねえ」
「もっとさらりと」
「おちついて」
「ゆっくり」

ご注意いただきながら
短い時間ですが
気分一新には最高。


思えば小学校、中学、高校と
書道の時間がありましたが
どの先生にも、力入れて、ただただ力入れて大きく書くことを
教えられたような気がするのはなぜでしょ。


早く羽毛先生にお会いしたかったなあ・・・・・と。




さて私はいったいいつから寝ていないか。


よーく考えたら
木曜日の朝起きてからずーっと起きてることになるのではないかしら。

今金曜日の23時。


フィギュアスケート見るためにずーっと起きていて
興奮して気付いたら午前3時半。
あらら、イチオシモーニングの日!
大慌てで顔を洗って・・・
4時半には身支度完了だったから

そのまま今日はずーっと起きてるわけで・・・


イチオシモーニングでもオリンピックの話題など
楽しくみなさんとごいっしょしました。


それにしても
ワタシ、タフ。


でもワタシ、気付いたのですが
犬と同じなんですわ、きっと。

ものすごく短い時間、爆睡熟睡するのですわ、きっと。


何分か、ボーッと記憶がない。
短い時間。

犬と同じ。


周囲の敵に敏感に半応するタイプというか
野生性が強いのか


そうだわ、きっと
身の守り方が、動物的なのですわ、
なんとなく納得。



その浅田真央さん、
涙涙。


まさかのシナリオでした。



これに感動しない、ということはないでしょうけれど

周囲のあるタイプの感動のしかたを見て
少々「違う・・・」と思ってもいます。



「あきらめてはいけない」とか
「やればできる」
的な学び方は違います。



こおろぎの90歳のママは

「真央ちゃんもがんばったんだから
ママもなんでもできるってことよね」

と言いましたが、
びっくり。

椅子から落ちそうになりましたわ、ワタシ。


ああ、こういう感じ方するヒト、きっと少なくないんだわねと。


真央ちゃんは
力があったのに
たまたま失敗しただけです。


出来なかった鉄棒や跳び箱が
やっとできたという
そういう感動とは違います。


だれでもあきらめなければ成功する、という
そういう結論は危険です。



成功するべきひとが成功しただけで

失敗して当然のレベルのヒトが
ただただ無駄な努力しても無駄なのです。



真夜中にデッカイ犬を抱えて泣きながら感動していた
こおろぎ先生でしたが


今日であった何人かが
「ちょっと違う」感動の仕方していて
少々おどろきました。



加齢と故障のため歩行が困難なこおろぎのママは
今から爆発的に歩行訓練しても無駄。

こおろぎが
今から鉄棒と平均台をやってもできないし
編み物やれといわれてもできない。



これからフランス語を完璧にマスターすることもできない。


やればできる!

という

運動部的な激励に結びつけてはいけないのです。



今回の浅田真央さんの感動は
そこにはなくて


彼女の
たぐいまれな沈着さと強靭な精神力こそ
そしてそれは
もしかしたら
化学的物理的かもしれないほど
分子レベルの強さではないかと思うほど
驚異的な強さであって


その強さを評価すべきであり


初日の失敗をかかえての一夜の苦しみを
思うと世界中のファンが
みないっしょに苦しかったということでしょう。


受験生の母時代の長いこおろぎは

去年の今頃を思い出し、


失敗するはずのない試験での失敗が続く次女に
毎回心張り裂けそうになりながら

こんな母よりもっともっと心破れてしまっていた次女と二人で
震えながら日々すごしていたので


切なくて切なくて。


ワタシなら
どこか怪我したことにして
棄権しちゃうかも、とまで
思ったのでした。



本当によい試合でした。


そして彼女だけでなく、
近年にないハイレベルな戦いだったと
思います。




ふーっ。



さて
こおろぎ、ついに
すばらしい卵に遭遇。

このふぞろいさ加減。
感動的。
生きがいい。美味しい。でも
黄身の色がちょっと白い。
もっと黄色いのがいいなあ・・・と思いつつ、
この頑丈そうな卵に感激。

卵研究は続きます・・・。

荒井商店は戦前まで東京神田にあった卵問屋がスタートですからね。

なんとしても
卵関係の商品を開発しなければ!
今年の課題です。


そのままたまご、でもいいですよね!

そうだ、卵、たまご、玉子、たまごだわっ!




あまりに寝ていないので
なんとかハイ、ってやつでしょうか。

りきまるさんは
モップのような外見になっています。

先日、何着かウエディングドレスを出したのですが
片付ける気力がなく、あろうことかカモイにつるしてあるという不思議。

ソファーにもかけておいたら
モップ犬が
その上で寝ていました。

いやあ、それも
タフタの上等な、パニエがフワフワに入った極上のスカートのを選んで!


声をかけたら


「なんか問題でも?」

という目つき。


「いえ、別に・・・」

としか言えませんでした。