節分


さて節分。


明日の立春の前日、

明日から新しい年、という考え方から言えば

今夜は大晦日



今日の函館新聞かしら、
毎週連載を書いている
暮らしのパレットに
今回書いた記事を

コピーして貼っておきましょ。




タイトルは節分、だったか。


冬から春に季節が変る前日が節分である。ついに一昨年、
食生活関係のある教科書に節分の行事食として恵方巻
が載った。食べたければ何を食べてもよい。新しい行事
を受け入れるのもよいだろう。だが、日本の行事食の表
に入るとなると話は別だ。その起源は大正時代の花柳界
昭和初期のすし業界の提案、平成に入ってからの海苔業
界の販促だと騒々しいが、この際、起源は問うまい。
問題は「伝統の行事」ではないことだ。箸の使い方、
食の場面での作法をこれほどうるさく言う国民に、
のり巻きを切らずに食べろという提案が乱暴すぎる。
そしてそれが受け入れられたことが悲しい。その日主婦
は献立を考えなくてもよい。昔からある恵方信仰に習っ
てみるのもよい。目を閉じて無言でというアクションも
イベントとしておもしろい。販売促進作戦は大成功である。
だが日本の行儀文化を無視してひろがった新しい風習を
伝統の行事食の表にいれるのはいかがなものか。
クリスマスやバレンタインデーなどの「外来」の行事が、
日本風に咀嚼されながら浸透してきたこととは根本的に
違うだろう。こんな風にもう10年以上、節分が近づくと
嘆き続けている私なのに、去年からコンビニで宿敵、
恵方巻きを注文している。母が喜ぶ。一食手が抜ける。
海鮮巻きも焼き肉巻きも、まずは美味しい。
見事に完敗。実に情けない。


以上!
函館新聞に書いた連載でした!



文章を書くことが
全く苦しくないこおろぎセンセーも


さすがに
「読み過ぎ」のため
少々息切れ状態。


そして
函館新聞の内容は
ずーっとずーっとずーっと
この10年言い続けてきていることなので


確認記録のため、この場にも。




教科書執筆のために写真もいろいろ探していて

大好きな黄色いテーブルの写真をみつけました。


お教室風景です。


今年も(明日から新年!)

こんな元気な食卓を作っていきたいと思います。




新しい一週間、
立春といっても
まだまだ寒いのは当然。


昨日、薄切りの生姜を漬け込んだ、極上の蜂蜜を買いました。

ホットで最高。


そうそう
砂糖への敵視についても、今回、教科書で触れました。


白砂糖はだめで、色のついた砂糖は「カラダにいい」という思想。

精製品を避ける思想、
不思議ですね・・・


なんとか美しく、つかいやすく・・と
美味しく、あまくと
そういう研究の歴史だったはずなのに

白米より雑穀?
白砂糖より三温糖、黒砂糖?


これ、それぞれ別モノとしてどうして評価しないのでしょう。


調理で使う砂糖からとるミネラルなど
ビビビビビ微量です・・


と長く書くことはできず残念。



それぞれを評価せず

どれが一番いいの?
どれが正しいの?


という
日本人の一本気?というのでしょうか・・

そんな「まじめさ」が
ここ30年、加速度増した健康志向に
ただただ拍車をかけてきたような気がします。



あら

また「デス・マス」調にもどりましたね・・・

少し気持ちに隙間、できたのでしょうか・・・・


いやいや、まだまだ・・・


よい節分でありますように!


何を食べてもよいでしょう。

けれど
豆まきは絶対にしましょう。


たぶん、邪気(・・・・)は祓えます!
きっとよい一年になりますから!!