エネルギー

土曜日の朝から
こんなお茶の時間があるなんて

夢のような
こおろぎセンセーんち、です・・・




確かに、
これは今現在の
わが家の食卓ですが、


これは本日〆切の
連載記事用の撮影であり、

冷蔵保存していた美しい和菓子たちに
登場してもらって


時計にらみながらの
撮影。


あえて珈琲、
あえて
細い金のナイフとフォークを添えて


ああ美しいなあ・・・
とながめている時間もなく
担当者に送信。


ふーっ。


さめた珈琲を飲みながら
ブログにも載せようと
思った次第です。




教科書作りは
ご執筆を快諾くださった大勢の先生達のご苦労のおかげで
着々とすすんではおりますが、

医学、農学、水産学、家政学、教育学、不動産鑑定、広告代理店
管理栄養士、建築家、カラーアナリスト、アナウンサー・・

こんな人たちが、一冊の本の中で
食を語るなんて

これ、基本的に無理な話。

それをやるぞと決めて

おもしろそう!とご賛同いただいた皆様の
あまりに深い知識と
饒舌にして確かな語り口、
情熱と愛(?)があふれすぎていることは確かで


本来、一番熱にうかされていたはずの編者である私が

最も冷静に、クールに
原稿を真面目に読ませていただく作業。


いままで知らなかった自分と対面している気分です。



この作業は
月末まで続き
そのあとも
ずーっと続く予定です。


先週は
神戸、東京とまわり
筆者の先生たちとご相談してきましたが



昨日は函館で
同じくご苦労をかけている諸先生にご挨拶して
進行状況をおききして
お願いしてきました。



私の自慢は
師匠に恵まれたことです。
たしかに
私をつぶした師匠たちもいますが


思えば
今は
函館短期大学の畑井朝子先生は
その姿そのものが
私の目標であり、
師匠と言って過言ではありません。


教育大をご退官になってからも
その教育と研究の情熱は全くかわることなく

年齢不詳で
どんなこともまっしぐら。


指定のページを手書きでおつくりになり、
大御所でありながら
恐縮してもあまりある謙虚さで
ご苦労いただいていました。


私は涙があふれました。



ホンモノはいつだって
謙虚です。

そしてさりげなく。


学びつづけたいと思っています。


この教科書の
最後の章をお書きくださっています。

北海道の南の地域に限ったご報告から
和食のなんたるかを
きっと語ってくださるはずです。



畑井先生とはいつも
大学の食堂でサバ味噌定食。


これぞ日本のご飯、です。


時間がなく多くは記せませんが

移動のJRでも

途中のカフェでも

どこでもこんな風ですが

これは仕事というより
趣味でもあり
最大のストレス解消でもあることに
気がつきました。

パソコンをたたんで
次の打ち合わせに向かうとき、
お店の外は
もうこんなに真っ暗。


このあと
函館駅近くの居酒屋さんで
北大と神戸大学のみなさんの会合に合流させていただき

ぐいっとビールを空けて
最終JRで札幌に帰ったのでした。


学んだことの多い一日でした。