感動のアート展

年末も年始もなく、
いつも通りの時間が流れていますが

アートアクアリウム展に行きました。

東京での大好評を噂に聞いていましたが

ああ

これほどのモノだとは思っていませんでした。


金魚の種類の
多さにまずは驚愕。

その美しさに感嘆。


金魚を見せる装置ー金魚鉢ーが想像を絶するものばかり。



この屏風、刻々と変る背景と
全く無関係に泳ぐ金魚、

マダムこおろぎ
氷ついた!という表現しかできませんでした。


たぶん

この展覧会で
私ほど、深く感動した人はいないのではないでしょうか・・・




この展覧会の主役は
金魚ですが

しかし

何を見るべきか


古来の日本の金魚を愛でてきた文化と

金魚鉢文化

そして
新しく
ベネチアガラスとの融合・・・


デジタルアートの技術

音楽・・・


アート空間・・・・・・・



それだけではないでしょう。


アートディレクターの
たぐいまれな才能があってこそ

そしてそれを支えた企画者側の
素晴らしい力あっての実現・・・


しかし

ああ
ちょっとだけ
不満が残るとしたら



イキモノへの
メッセージが欲しかったかと。



人工の装置


超現代的な音楽とビジュアルアート



そのどれにも
悠々と動じず
ただ泳ぎ続ける金魚


人間のすごさを見せつけられたアート空間でしたが

淡々と
悠々と泳ぐ金魚を見ていたら


胸がいっぱいになる感動。


人間がやっていることなど
全くお構いなしに
金魚は泳いでいるわけです。

この「命」の強さ
確かさ、
ぶれのない存在、

これこそ

私が感動してもしきれない存在だと

あらためて気付いた瞬間でもありました。



感動すべくは

金魚より
空間より
なにより


命であること

生きている命であること


その展覧であったことを

その卓越した演出によって
ひしと肌で感じたのでした。


札幌のみなさま
北海道のみなさま

どうぞアートアクアリウム展にお運びください。



誰に頼まれたのでもなく
お誘い申し上げます。


これを見ずして
今後アートも命も語れない、そんな気がしたマダムこおろぎでした。


そもそも

この多種多様な金魚は
なぜ生まれたのか。


人間たちの弛み無い努力のたまものですが
なぜに、こんなに多種多様な金魚が欲しかったのか。


そこには
奇形を求める
飽く無き人間の残酷なまでの欲望が遠くに見えてきそうです。


交配を重ねて
自分たちの欲しいイキモノを作り出したのも人間。


それを愛で、
見せる装置を作ったのも人間。


けれど
当のイキモノたちは
そんな人間の思惑とは無関係に
ただ生きるだけなのです。


人間は
すでに
イキモノからはるかにはずれた存在なのではないかという
大きな不安にもかられた時間と空間でもありました。



ふーっ。






今年もセンター試験が近づきました。

わが家には娘が二人。しかし二人の娘が合計5回、センター試験を経験したというすごさ。
けれど今、マダムこおろぎは
そのへんの受験生よりずっと受験生風の生活をしています。


パソコンと本をかかえてキッチン、食卓、あっちへこっちへ
ただひたすら読んで、考えて、書いて・・・の繰り返し。



大脳がウニのようになっています。


すこしずつ、このブログにも書いて行こうと思います。


さてさて
こんな年齢で
受験生のようになって勉強しているこおろぎセンセーのデスクに
こんな時計発見!

還暦の誕生日から
使い始めた極上の時計。

こおろぎは時計コレクターでもありますが
その時計というのは、某アクセサリーブランドの
おしゃれ系時計が多いのです。
見やすく、洋服に合う時計をいろいろ集めてありますが

誕生日から、つまり2014年からはメインはこの
立派な「大人の時計」を使うことにしました。

軽い!
おどろくほど軽い!
想像を越える軽さ。
電磁時計のため、手間いらずで経済的。
見やすい!

そしてねえ・・・

うふっ

北川景子が宣伝してた・・・時計です!



赤い文字盤が還暦からのお守り。
そして「巻き付けるモノ」は、邪気よけ、魔除けのお守りです。
帯、時計、ネックレス、指輪・・
男性ならネクタイ・・
蛇タイプのグルグル巻き系グッズはお守りなのです。




縁起研究も本気で取り組むことにします。


このブログも
ちょっとはなにか、生産的な情報を盛り込まなければ・・・



そうそう
昨日のテレビ(え?観る時間あった?)、東野圭吾の『眠りの森」に感動。
すごい作家です。
ラストシーンで思わず涙こぼしながらワイン飲んでいたら(え?ワイン飲む時間ある?)
りきまるが不思議そうに首かしげてましたが

いやあ、石原さとみの縁起、じゃない演技には久しぶりによい女優を観た!という気持ちになりました。


テレビ観ながら
ワイン飲みながら・・・

ふまじめなマダムこおろぎではありますが
周囲の音も聞こえないほど
集中している時間もあるのです。

そこがプロ。
勉強のプロですもの。




今は遠くに
マツコと有吉さんの番組を「聞きながら」このブログを「書きながら」
「ワインを飲みながら」、「マスメディアと食」の関係について「考えながら」
明日の予定を決めたところです。





明日はもうすこし
「内容のある内容」を
書こうと思います。



お正月3日、わが家はいつも通りです。