年の瀬週間

先日ブログでご紹介したネックレスは
即日、熱烈なリムセファンの手に渡りました。

コットンパールは軽くて本当に重宝しますが
その軽さ故、また素材故、場面を選んでしまいそうですが
リムセマジックの、極上の刺繍とアンティークビーズやパール使いのジョイントが
どんな場面でも堂々とつけていられる上品さを添えます。


さて
突然ですが
寸暇もなくなったこおろぎセンセーですが
ない寸暇を
えいやあっと生み出して

荒井商店の実店舗、ドッグステーションさんに
こんなディスプレーをしてきました。

ヒャーっ、われながら素敵。
・・・・・
でも、このスカート・・・誰のものでしょうか。
ま、ま、まさか・・・
こ、こ、こおろぎセンセー・・・・・ですか・・・・


・・・・・・
いつ、どこで着たのですか・・
仮装ですか・・・
ご乱心ですか・・・・
大昔でしょうね・・・


ま、とにかくです、こんなスカートが手元(?!)にあったので
ゆきうさぎさんの今シーズンのこおろぎ的ベスト3をお披露目して
神戸、サンタ・アガータの
バッグたちをやっと並べることができました。







どれもこれも
手に取ってみると
その質感と丁寧さにみなさん息をのみます。

今回は29日までの展示です。

札幌市内のみなさま、早いもの勝ち。
お時間みつけてカフェ・ドッグステーションで
美味しい珈琲をいただきながら
ひととき、サンタ・アガータの世界に浸ってみてください。

さて今年を振り返ると
つらいつらいつらいつらい3月までの日々でしたが
次女、めでたく大学生になり、
長女もめでたく(?)沖縄から東京へ移動。
社会人として3年目を歩き出しました。

久しぶりに春の時間を謳歌できました。
大切な伯母を亡くして悲しい時間もありましたが
余市の従姉妹のさくらんぼ農園には
足しげく通い、心豊かな時間を持つことができました。

夏の間は、こんな素敵な青年がわが家に滞在してくれて
男の子のおかあさん気分を充分味わうことができました。


講演もいくつかありましたが
遠く広島県にもお招きいただき、
懐かしいお仲間にもお会いできました。


春からずっと、農水省関連のプロジェクトで
昆布としいたけのレシピ作り。

四季を通して、楽しい作業が続きました。



お教室も、年間通して毎月開催できました。

遠く、広島でも久しぶりのお教室を開いていただいたことも
本当に嬉しかったです。


また、奥出かおり先生とバリトンの上田哲さん、下司貴大さんとの
ごいっしょの集いを3度も開くことができたことは
記念べき2013年の大きなできごとでもありました。

さて残す今年、どうすごすか・・・

おいしい千枚漬けをいただいたのですが
すぐに、「あ、昆布!」と撮影。
今年は昆布椎茸昆布椎茸昆布椎茸・・・と呪文の日々でした。

そうそう、私には2歳のお友達がいるのですが
彼女からこんな誕生プレゼントをいただきました。
2歳ですでに、人の好みがわかるんですわ・・・。

片方しかないのか、と聞いたら、ものすごく困惑していました。
うふっ、まだまだ修業がたりませんわ・・・と思いつつ、
大喜びのこおろぎセンセーでした。

目下、その辺の受験生よりずっと目を血走らせて机やら食卓やらに向かっています。
パソコンが小さいので
布団の中でも、床でも台所でも
ただひたすら、本の山とパソコン抱えての執筆作業。

今はマナーに関して書いているのですが
日本の箸に関してよりはるかに西洋のナイフ、フォーク、スプーンの展開がおもしろい。

凶器にもなりえたナイフがたどった歴史、
それに比べれば平和な(?)食具であるスプーン、
そして出遅れて登場したフォーク。
フォークの歯が2本から3本、4本になった理由は・・・。

これって、馬の指の数の進化(退化)と同じじゃないか、と漠然と考えていたのですが
どうやら、まんざら遠くない発想だったかもしれません。

あるモノの形は
やはり進化している、ということです。

アメリカの工学系の学者が書いたモノの形の本で
今日は一日ワクワクしながら考えました。



ただし、初心者用の教科書に、どう短くまとめるかは大問題で大苦戦。


マナーの機能、型の持つ意味を
新しい視点で論じることは難しい。

けれど
マナーのハウツー本ではなく、
あくまでも教科書ですので


難しくなく、
しかしハウツーだけの羅列でもなく、

苦しいところです。



先日書いた都々逸の通り、


「ボウフラも人を刺すよになるまでは
泥を飲み飲み浮き沈み・・・」



です。



目下泥水飲みつづけているこおろぎセンセーです。



乞う応援!