感動の週末

金曜日から旅の人。


教科書執筆に関しての打ち合わせなどいろいろ
大都会の一流企業の一流のお仕事をなさる方々にお会いして

気力充実。

東京は東京。

やっぱり東京。


その後神戸へ。

お歳暮の打ち合わせ。

今年のお歳暮は
年末年始の食卓にうれしい神戸のお品をまずはご提案。

あれこれ吟味に吟味を重ねた組み合わせです。
美味しいホリデーシーズンをぜひ。


ほかにもノースファームストックさんのとびきり美味しいセットのご提案も。

乞うご期待!




そして
あらたな出会いあり。

こおろぎ先生、猛烈な強運。

何度かのぞいていた気になるお店で
素敵なアーティストさんに会いました。

素敵。
全体像はまだお見せしません。

ゆきうさぎさんのバッグとも
sikakui-coの皮の作品とも
また違う皮の作家です。


やさしい作品。


軽くて実用的。


いくつか注文した作品も合わせて
近く公開予定。
こちらも乞うご期待!



そして幸いなことに次女ころすけさんの大学の学祭も重なり、
はからずも参観日気分で行ってきました。

これまで母親としては完全に失格のこおろぎセンセーでした。
参観日は日を間違う、時間間違う、とんでもない格好で行ってしまう・・
授業中、子どもを叱ってしまう・・・
授業後、周囲のおしゃべりかあさんを叱ってしまう・・・
父母会で子ども達を罵倒した先生と闘ってしまう・・・

等など・・思いおこせば、本の一冊も書けてしまいそうなダメ母でしたのに

長女次女ともに、大学祭の一年目はしっかりと見ることができました。


喘息と椎間板ヘルニアの悪化で
少々しんどい日々をすごしていた次女も
元気に学祭の準備。


熟慮して入った部活のステージ。


去年の今頃のつらい浪人生活がウソのようです。

長く続けたバレエも生かして
はつらつとした笑顔。





人生、どこにどんな幸せがあるか、わからないものです。

探すことしかない、ということでしょうか。


手に入らないものを
ずっと求めるとか
探すとか
愚痴を言い続けるとか


それは無駄です。

努力は無駄ではないですけれど


手に入るものを手に入れて
大切にすること、


それって本当に大事なことなのではないかと
つくづく思った午後でした。


ステージが終わったとき
不覚にも涙があふれました。


それなりの葛藤も苦しみも味わった高校時代と
2年の浪人生活。
理系から文系へのシフトと
新たな不安

若い日ならではの焦りとよく闘って
みずから勝ち取った日々ですから


母は拍手を惜しみませんでした。




今回の二泊三日の旅は
いくつもの仕事をしながら
合間には執筆の準備もすすめ
次女のパソコンも駆使して
有意義な勉強時間も確保できました。

よい週末だったな・・・と思いながら
マンションから駅にむかったのですが
駅の長い階段を、大きなスーツケース(前々回ブログに載せた
チョーはずかしい柄のスーツケース)
を抱えて(何冊もの本が入っているので・・かなりの重さ)
上っていたら


「よろしかったら、ボク、お手伝いします」と
となりに若い青年。

高校生か大学生か。


正直なところ、日帰り手術後、傷はやっぱり痛く、走ることはできず
階段もつらく。

「お願いしていいですか』
というと

「もちろんです」と。


「学生さんですか?」と聞くと

「はい、高校2年です」


「うれしいです。たすかりました。
あなたのような若い方は、少ないです」というと

「そうかなあ」と。


階段を上りきって別れる時、
重ねてお礼をいうと、
耳まで真っ赤になって
「どういたしまして、気をつけて」と
言って走って行ってしまいました。



ここでまた
こおろぎセンセーは涙なのでした。


いい青年にあったなあ・・・


さりげなく、人を助ける、
これ、できないですからね。


日本の未来は明るいです!


空港に向かう前、
少々下見したい商品があってデパ地下に行ったのですが
その2軒のお菓子屋さんの店員さんたちの応対も満点。

関西はすごい。


ビジネスのトレーニングが違う。

若い店員さんたちの教育がいい。


思わず買わなくてもいいお菓子をどっさり買ってしまいましたが
本当にいきとどいた人たちに出会うと嬉しくなります。




神戸空港はすでにクリスマスでした。


もうすぐ12月です。

あっというまに2013年も終わりです。

今回の旅では
金曜日の朝の千歳からの飛行機の中で
偶然、生活文化塾なでしこ倶楽部の副部長、ちひろさんとばったり。

こんな偶然もあるものです。
お互いに仕事までちょっと時間があったので
羽田でコーラとマフィンで一息つきました。

その上なんと、ピアノの奥出かおり先生も羽田とのこと。
航空会社が違うのに、強引にお呼びして汗だくで走ってきていただき、
(大反省・・・です。先生、ごめんなさい・・)


オペラの集い以来の3人が羽田で顔合わせ。

思わぬ幸せな瞬間でした。


人生、やっぱり捨てたものではありません。



忙しいはずの週末でしたが
持ち歩いた本も読破し、何冊か新しい本も買い、
神戸では素敵な皮作家さんとの劇的な出会いもあって
心優しい若いひとたち、
はつらつとした大学生たちにも触れて
嬉しい冬のスタートになりました。