感動探し


感動さがし、というタイトルですが

探さなくても出会うのが感動。

マダムこおろぎ、煩雑な日常ですが
今は、こんなsikakui-co 大谷敏子の作品に触れながら
机に向かっています。

近く新しい名刺を作る予定。

手持ちのカードも整理する予定。


ほっとできるモノたちに囲まれてすごしたいと思う秋。


さて
時間のない朝です。
昨今気に入っている国産の紅茶でパソコンに向かったこおろぎセンセーの
目の前にこの文庫本。

これは次女ころすけさんが買ったものです。
いっしょに古本屋さんに行ったとき。


ふーん、彼女も大人の選択・・・
と思って見ていました。


帰りの飛行機で読むと言っていたのに
忘れて行った一冊。


開いて釘付け。


どうぞ
みなさま(本当にみなさま!)

この文庫本をぜひ。


こんな素敵な女性、ひさしぶりです。


私の童話嫌いは有名(?・・・本当です)ですが
その私がたった一冊、大切にしているのが
佐野洋子さんの
「百万回生きたねこ」。


若い頃の、バイクにまたがった颯爽としたお写真が記憶にあって
後年の落ち着いた表情とのギャップもおもしろく

手からはなさない煙草も
たくさんの逸話も華やか。

そして実母との確執を書かれた作品には
多くの女性は救われたはず。


それにしても
さわやか。

愛犬やファッションを語る口調も内容も


ああ
本当に素敵。

時間がなくてご紹介はできませんが

ぜひ。


どの頁をいきなり開いても
くすっと幸せになる本です。


ちょっと過酷な時間をすごした昨日
何カ所か読むうちに
泣きたくなりました。


なぜなら
佐野洋子
すでにこの世にいないからです。


珠玉の文章を残して
やっぱり颯爽とこの世から消えてしまいました。


でも悲しむまい。


この本があります。





奇しくも、昨日のクローズアップ現代向田邦子さんについてでした。


この二人には
共通のなにかがあります。


彼女達が生きた時代、
そして
彼女達が探したもの、


その答えを出そうとしている女性が
今の日本にいるようには思えない。


他の何を、誰をもっても代え難い才能です。


そして
生き抜いた生き様です。


いつのまにか年だけとってしまったことを
恥じながら、
しかしながら
少しでもそのエッセンスを拾い集めて
これから先、生きていきたいと思っています。




話変って
この夏のおすすめビールを・・・

ころすけさんのアルバイト先で人気のビール。

私、思うのですが
ビール好きの方へのプレゼントには
輸入ビール。おすすめですね。
お好みはいろいろあるでしょうけれど

同じ銘柄ばかり飲んでいると飽きます。

ちょっとお値段が張っても
自分では買わないビールを。



とはいえ、薄くて情けないビールもありますから
要注意。
このイギリスのビールは
香りがよくて軽くてさわやかでした!



そして今朝の朝ご飯は!

とうもろこしご飯!
お米2合にとうもろこし1本。
塩小さじ1で
炊きました。

仕上げにバターは必須。

いやあ朝から極上のお味。
マダムこおろぎ、今朝も 天才料理人でしたわ。
89歳のママが
「みつこちゃーん、おいしいわねえっ!お上手お上手!」だって。

読書感想文コンクールで賞をとったときだって
ピアノの発表会でトリ務めたときだって
こんなに褒めてくれなかったママが
褒めてくれました。


あれこれ同時に進行させているゴタゴタの暮らしですが
ご褒美はあるものです。
開かずの箱から出て来たのは
Carlos Falchi のハイヒール2足。
同じものでエナメルとスエード。
大人買いしちゃったものです。
・・・
いや、8割引きだったのでした。
しかも20年前。

こんな靴、買ったんだった・・・


閉店した百貨店だったか靴屋さんだったか
9割引きだったかも。
そうじゃなければ
アンクルストラップのハイヒールは
絶対に履かない主義ですから。
せっかく発掘された未使用の靴、
エナメルのほうを履いて
某レストランでの打ち合わせにでかけたところ
目の肥えたフランス暮らしも長い仕事仲間が
めざとく指摘。
「センセー、オクツ、ステキ!」

こおろぎセンセー、大ご満悦の瞬間でした。

ヒールは10センチ。
靴の型がぴったりなのか歩くのも楽。

この一ヶ月、ゴミの山と戦いながらの採点と執筆でしたが
ちょっとだけご褒美いただいた気分。
アンクルストラップにも挑戦できましたからね。

人生
どこに「ご褒美」あるかわかりません。

楽しみに歩くしかありません。


よい一日でありますように。

そして
北海道のみなさん、今しばらく続くとうもろこしの生産です。
ぜひとうもろこしご飯を作ってください。
朝ご飯がいいかも!