ザ・おひっこし!

こおろぎの手元に
還暦同窓会・・・のようなご案内やお誘いがいくつか届いています。

そんな年齢なのに

まるで18歳か20歳の「若僧」気分のまま

よし、仕切りなし!
これからが人生の本番!

周囲をけしかけて、卒倒しそうなお引っ越しを開始してほぼ一ヶ月。

異様な家財道具を、何一つしょぶんすることなく生きてきた
こおろぎと配偶者カブトムシの親の世代(さらにその前からの・・・)の
山ほどの「思い出」に
対峙して
シンドイ時間をすごしていますが


そこに私が集めてしまったガラクタもあって


想像を超える大移動が続いています。


そんな中

余市のエルカンポ田中さんを訪ねる時間は
あるのが幸せ。




時間は作るものだと
つくづく思います。


ああ忙しい

ああ大変だ

なんて


言えばいうほど
時間は逃げていきます。


探すのではなく
作るのが時間かと。


部屋中が段ボールの山なのに

こおろぎセンセー
え?
なにを始めたかって?


ジャムですわ、ジャム!

完熟プルーンは
すぐに実割れします。


そのまま冷やしていただいてもいいけれど

さくらんぼですっかりジャム作りにはまったこおろぎセンセーは

やっぱりジャム!


でも部屋中の荷物、
お仕事
執筆
〆切・・・


でもジャムくらい作れます。


加える洋酒を
水割りにしてちびちびと

ちゃんと仕事も片付けもしながら


ジャムできました。

プルーンの水分に驚きました!


美しい美しい天然のシロップが
できたのでした!


なんと制作時間250グラムで
10分。

500グラム作ったので20分。


最高の休憩時間になりました。


さて

こんなすばらしい眺めのマンションでした!

でした!
と過去形です。

函館山
遠くに港。
五稜郭タワーはすぐ目の前で
五稜郭公園もお散歩コースでした。

でした、と過去形です。

荷物がでてしまえば
こんなにいい部屋だったんだわと

へえ・・・
こんなかんじだったんだわ・・と


ふーん、こんなマンションだったんだわ・・・と

思ってため息。

この「良さ」を全く謳歌できなかったと苦笑。

私にもカブトムシにも
子どもたちにも
余裕のなかったこの8年間でした。



えいやあっと
お引っ越しで気分転換。




さてクイズ。これはなんでしょう?

One fine day

って

Oneでいいんですか?えりーさん・・・

冠詞の使い方、むずかしいですね・・・

8年間、荷物の下敷きになっていたのです・・・

いつも通り(!)こおろぎセンセーお得意の
直感+即決
つまり衝動買いした絨毯。

こんな色、柄、そりゃー売れ残りますわ・・・。
10数年前、当然7割引きくらいだったはず。


でも
このこおろぎ一目惚れした衝動買いの絨毯も
その良さを全く発揮することなく
大荷物の下敷きになっていたのでした。

それが
今回
新しい古い家
いや
古い新しい家・・

なんとも
懐かしい風情の集合住宅の
リビング(・・・リビングという名がふさわしくないほど懐かしい昭和のお部屋)に
凛とした存在感。

全景を眺めながら暮らせそうです。


卒倒しそうな荷物の移動で
少々泣きそうにな日々ですが
こんなすてきな発見も続きます。



うふっ
どなたかのプレゼントでしたわ。

センセーにぴったりのお掃除道具!
というプレゼントでした。

思うんですけど
家事のお道具って
プレゼントに嬉しいかも・・・

ものすごくかわいいゴム手袋も売ってます。

ちょっと何か・・・
というとき、楽しい家事のための
こんなギフト、すてきかもしれませんね・・・


そして
わがやの守護神のきりんさんのお話を・・・

こおろぎはキリンがとりわけ大好きなのですが
それとは別に
このキリンさん
広島時代、同じマンションのお知り合いのおばさまが
パチンコの景品でいただいたものをいただいたもの・・・です。

でっかい!


当時8歳と1歳のキッズ、瞬間はよろこびましたが
その後ずっと「邪魔」。

でもその存在感は大きくて
毎日目に入る大きさ。



写真では小さく見えますが
子どもが乗れる大きさです。




広島から函館に転居する際、
引っ越し業者さんに
思い切って処分したいとお伝えしたのでした。
はっきりしっかり。
不細工シスターズにも
キリンさんは広島に置いていこうね、と伝えて。


それが函館に着いたとたん
まっさきに荷物から出てきたのが
このキリンさんでした!

うそっ!

と家族一同絶句。


その後も
ずーっと
狭い家の隅っこに
・・・目立ちすぎる大きさと色を主張しながら
このキリンさんが居続けたのです。


8年前、古い一軒家から
高層マンションに転居するとき

まず決めたのが
キリンさんの処分でした。

函館の引っ越し業者さんに
「キリンは処分してください!」

まっさきに言ったのです。
鬼のようにね!




ところが
市内の引っ越しで
マンションに届いた荷物の
ああ
ああ
ああ


まさか・・・・


そうです、まさか、です。

また一番先に降りてきたのが
このキリンさんでした!






どうして?

たぶん、引っ越し屋さんのおにいさんたちの判断で
捨てるの?
捨てないんじゃない?
という議論の末
捨てないことになったのかもしれないですが

確かに捨てる荷物の中に入れたのに・・・・



なにが どうしたのかわからないのですが
とにかく
キリンさんは
そのままずっと
わが家に居続けています。





今回の引っ越しで
配偶者カブトムシに
このキリンさん、どうします?
と相談したら

「そりゃ、連れていきましょう」

とのこと。
私も異論なく。


今回は
いの一番で荷造りして
いの一番でお引っ越し完了。

新しい古い家
古い新しい家

実に見事にマッチしています。

たぶん、一生、わが家に居座るのだと思います。


しんどいことばかりの
お引っ越しですが
ほんのひとときの珈琲タイムに
こおろぎは
蝉を拾いました。

マンションのドアの前に仰向けでバタバタしていました。

「不調」らしい・・・

そこは腐っても昆虫学専攻だったこおろぎセンセー
救出して
近くの植栽に移動。

いやあ、美しい。
昆虫は美しいです。
この蝉、ヒョウ柄ですわ・・・。



蝉は長い幼虫の時間を経て
成虫の期間が短いことは知られています。

アメリカには13年蝉、17年蝉というのもいる。

大学院時代、アメリカで過ごした夏、こおろぎは17年蝉の
羽根をプレゼントされました。
お守りにずっと持っていたのですが
粉々になって今はありません。

17年も土の中にいて
1週間の大人の時間を過ごして息絶えるのです。

この蝉の
発生に関する研究は実におもしろく
素数(1とそれ以外の数で割り切れない数)年に発生するナゾは
ワクワクするストーリーです。
いろいろ書物が出ていますからぜひ。

そして先日、ミンミン、ジージー鳴く雄に対して
メスは
カチっ、カチっという音を出していることを知りました。


そのメスの音を
雄はしっかりキャッチするんですからね・・・・


ますます蝉好きになったこおろぎです。


こおろぎは
こおろぎと
蝉と
トンボが大好きです。


・・・・

センセー、長いだけのブログですね?
なんの情報もないブログですね?


申し訳ありません。

素数蝉などで検索して
昆虫ワールド
蝉ワールドに浸ってみてはいかがでしょうか。
あるいは
素数とはなにか、という
数学ワールドはいかがでしょうか・・・


ブログ書く時間、どうやって捻出するのかと
先日聞かれましたが
私、早いですからね・・・
文章書くの。

時間は作るものです。

ジャムも作るもの。

作るか作らないか、ただそれだけです。

作れば作れる・・・というのは
作っていないことですから。

さ、
新しい一週間
なにかいいこと、探してみます!