プルーンの季節

朝夕の秋風
日暮れの早さ

秋だ!
もう秋!

実りの秋!

慌てて余市のエルカンポ田中さんに行ってきました。

道中の車の中でも仕事。
後ろの席にどっさり書類を広げて
ちょっと酔いそうになりながら。


でも果樹園に着いたら
すっかり元気になりました。


青い空と
青いお家に
プルーンの色と葉の緑が
よく映えて


本当にキレイでした。


さくらんぼの時とちがって
田中ご夫妻しかいませんでしたが


極上のプルーンを堪能。



すでに北海道産のプルーンが店先に並んでいます。
ひとケース250円という安さのものもありますが

エルカンポ田中さんのプルーンはやっぱり格別。


減農薬の有機栽培なのは当然。
手をかけて手をかけて手をかけた育て方。
木で完熟させるので
甘い匂いで蜂が寄ってきます。

ライバルは蜂!

それほどの甘さ。


ちかく、荒井商店に
並ぶかも!



甘すぎて実が割れて、出荷できなくなったものをいただいてきたので
あれこれ忙しい夜でしたが
500グラム、ジャムをつくりました。

うふっ。
すばらしいプルーンジャム、また作ってしまいましたわっ。

甘いからといって、砂糖を少なくすることはできず、
レモンと洋酒で加減して

うふっ、私、ジャム作り、天才か・・・も・・・・。

写真は後日。


農園では
看板犬のモップが
ご主人のあとを追って元気にはしりまわっていました。

高齢のはずですが
本当にかわいく
品のある姿!


それにひきかえ

なんでしょ、
このデッカイイキモノ・・・・


初めての夏休みは大忙しで
バタバタと神戸に帰ってしまったころすけさんとの
かわいげのないツーショット。


今夜は少々元気がないこおろぎセンセーです。

仕事もたまっていますが
藤圭子さんが亡くなりました。


近年どのように暮らしていらしたか知りませんが
私の若い頃の、その時代の象徴として
あまりにもぴったりの
あまりにも印象的な存在でした。


どうして五木寛之さんのコメントがでないのだろうかと
思っていたら
先ほどテレビで流れました。


五木さんは当初から藤圭子さん
というより
彼女の背景や、彼女の魅力
彼女の哀しさ、彼女の力
そんなものすべてを
実に見事に評論されてきました。


演歌ではなく怨歌だと


それは的確すぎる解釈でした。


彼女のような人には
生きずらい時代なのではないかという
ことばで結ばれていたように思いますが



その通りだったのだと思います。


ただ

他の道を歩いていたら
きっと
普通のおばちゃんとして
まだまだ元気に暮らしていけただろうと


やっぱり哀しく思うのです。


歌など歌わなければ
歌など上手でなければ


思わずにいられません。



けれど
それは誰にとっても同じです。


あのときああしていれば

あのときああしていなければ

あのとき

あのとき


悔やまない人、
いるでしょうか・・・・




NHKスペシャル
緒方貞子さん。


緒方さんにさえ
悔やむことはあるのでしょうか・・・。




明日も明後日も
少々ハードなスケジュール。


すでに始まった秋。



今、緒方貞子さんの番組で
彼女の大学時代の先生のせりふ

「鍋の底を磨くだけの女になってはいけません」

「結婚などしてはなりません」

「とにかく勉強しなさい」

「自立しなさい」

「どんな立場であろうとも、その場に灯火をあたえる存在でありなさい」



・・・・
いやあ、言ってくださってますわ。
緒方さんが女子大生のころの
この教育。


やっぱり
学ぶことしかありません。




そうそう

福沢諭吉の「学問のすすめ」の17編に

笑顔で明るい顔をして、楽しげにみんなと話をしていれば
きっといいことあるわよ
そうすると信頼も集まるのよ
愚痴ばっかりいってちゃだめ
苦しそうな顔してちゃだめ


というような
ことが書かれていること発見。


(ものすごい意訳ですけれど)


さあ勉強しろ、というのではなく



明るい自分を演出することの意味
ではないかと
こおろぎは解釈。

社会との関わりは
自らが切り開くのだということでしょう。


学ぶ意欲を周囲にしらしめる
明るい自分でいること

これこそが学ぶ素地ではないかと。


時間ができたら
学問のすすめ
もう一度読んでみようと思います。


本日のおすすめの一冊は

福沢諭吉学問のすすめ

ということでしょうか。


少々疲れたとき
少々哀しいとき
「さ、おべんきょうしよう!」というのが
こおろぎの、「呪文」なのです!