こおろぎ対カナブン

あああ

トシ、とったなあ・・・



がっくりする日々が続いています。


でもまあ


前回書いたでしょうか、某テレビ局のKさんの口癖
「まあまあまあ・・・」という

美しい日本語をいただいて


「がっくり」を7掛け程度に縮小して

そうだわ、
年齢も

6掛けか7掛けにすればいいんだわっ・・・と



そして

年齢を重ねたからこそ出会う
たくさんの幸せも両腕に


この夏
乗り切らなければ。


気がつけば立秋


もうすぐクリスマスです!


こんなおむすびを作ってくれる
RUMIKOセンセーとエリーさんもいてくれますから


こおろぎセンセー
たかが年齢ごときで

グダグダ言うのはやめようっと!




時間のかけらもないのに


いったいどれくらい
さくらんぼジャムを作ったでしょうか。


趣味など何もないのですが


寸暇見つけて「うふっ」と楽しいこと
ちゃっかりあるから、人生幸せです。



でもだんだん

加える洋酒をあれこれ変えたり、分量増やして
お子様は無理、というジャムになってきましたけどね。

その
寸暇のない時間に
引っ越しが近づいて
せっせとあちこち片付けている健気(けなげ)なこおろぎせんせーなのに
もう運命でしょうか、
お義父様から
お義父様のキレーに片付いているマンションで
キレーに棚に収まっているはずの写真とアルバムが
どっさり(わが家の玄関にあふれるほど)
届きました。


だれの結婚式だかお葬式だかわからない写真も含めて
えええええええええっ
じぇじぇじぇじぇじぇじぇっ・・・というほど。


ラクタを呼ぶ、特殊なフェロモンを
きっと私
出してるのだと思います。


けれど

なつかしいなつかしい
不細工シスターズ、ご幼少の頃の写真もでてきて
ひととき、笑顔になったりしたこおろぎでした。


こんな一枚、8歳のKIKIと1歳のころすけさん。
カナダの公園かシアトルの公園か。
何ヶ月かすごした懐かしい光景です。


そしてこおろぎセンセーの洋服も靴も帽子も
今も愛用しているすごさに苦笑。



写真の山の中には
料理研究家であり、服飾デザイナーでもあり、
和服デザイナー、キマキ小袖発案者であり、
かつ「老いを明るくする会」の会長だった
義母の写真もどっさり。

盛りつけた料理の写真も、昔のお教室の写真も。



これは60代の後半でしょうか。

ほんとうに
華やかな笑顔の女性でした。


昭和40年代かしら
NHKの番組に出演しているころの写真までみつかって



義母の夢を
あらためて知る思い。


不肖の嫁、なんとか
これからがんばります・・・と
小さく誓ったのでした。



さてさて
大学の前期の試験が終わりました。
問題作りは、学生さんが思っているよりはるかに大変。
そして採点はもっと大変で
評価はもっともっともっと大変。

ふーっといいながら
大学の廊下を歩いていたら
膝の裏がちくりと痛い。

いや、ちくり、なんてかわいいもんじゃなく


ぎゃーっと言うような、経験したことのない痛みあり。

みると

なにかが膝の後ろに!



ぎゃーああああああああああっ!

という情けない悲鳴上げたこおろぎ先生。

不覚。


実に不覚。


「虫」ごときで悲鳴あげるヤワな人間ではなかったのに
(クモは別です。脚が8本もあるようなイキモノ、これはいけません!
クモは、別格。こおろぎの宿敵、天敵ですから!)



いやあ驚きました。

おもわず、ですね、

右足で
左足の膝の後ろを自ら蹴る、という奇行で
蹴り落としてみると


あららっ

コイツ、カナブン?


噛みつくような
そんな荒技、するようなヤツじゃない・・・・


じゃ、あの痛みなに?

勘違い?


慌てて
事務室前の廊下で膝ついて
カナブン観察していると

事務局の方がいらして


「センセー、そんな虫、ボクが退治しますから!」
と。


「そんな虫」という言い方、カナブンに失礼。

「いえ、私、昆虫学専攻でしたから!」

「ええええっ!
じぇじぇじぇじぇじぇっ!」

と大げさに驚く善良な事務方。


とにかくこおろぎは
こおろぎの脚でけり落とされて床にころがったカナブンを
救出。

見れば後ろ足、一本ない。

こおろぎだわ、こおろぎが蹴ったからだわ。


確かに膝は激痛・・・だったけど
たぶん噛んだのではなく
ストッキングに捕まった脚が
動いたときの痛みだわ・・・



「センセー、試験ですよ」と
言われながら
脚を一本なくしたカナブンをふんわり紙につつんでバッグに入れたのでした。


帰宅して
しっかり観察すると
飛び立とうとして
写真うまく撮れず。


6本脚のうちの一歩をなくしても
まだ羽根があるし
なんとかなるかと、


雨の上がった庭にはなしてやったのでした。


きっとこのカナブンが
いつか
恩返し、にくるんじゃないかと

仲間のコガネムシたち連れて

小金、大金どっさり持って来てくれるんじゃないかと
ちょっと期待することにします。



さ、今日の
「いいもの見つけた!」コーナーは

この酢!


こおろぎは酢が大好きで
今は
ブルーベリー黒酢を毎日いろんなモノで薄めて
ゴクゴク飲んでますが

ピクルス用の軟らかい雄、
じゃないお酢、みつけました。


さっと炒めた肉厚のしいたけを
熱いうちにじゅーっと浸してみたところ
美味しいホットピクルスになりました。


やわらかい酢、というのが嬉しいです。


夏、酢をどっさりとりましょう!


学生さんたち
試験、お疲れ様でした。

これから採点に入ります。
だんだん不機嫌になる可能性があります。
当分こおろぎセンセーに近づかないのが吉!


そうそう
ホームページのころすけさんの神戸通信が更新されました。
調子にのってるころすけさん、とうとうチアリーディング部ですってよ。
クラシックバレエのレッスンも再開したというし・・・・
ボーイフレンドと花火ですって?
琵琶湖でバーベキュー?
阪急沿線のカフェだと?
どこまで調子にのるか、見ていようと思います。
乗れる調子には乗ったほうがいい!というのが
わが家の家訓。

もうすぐ帰省するようです。
長女KIKIは、沖縄に帰省するという噂です。
どうやらふるさとは沖縄、らしいです。
あくまでもマイペースな不細工シスターズ、
調子の乗り方も群を抜いたマイペース加減も
すべてこおろぎの遺伝らしいです。
遺伝子のなせる業なので反省のしようがなく、誠に残念です。