本当の贅沢

一週間前は広島にいました。
本当に懐かしい、幸せな時間でした。

この車たちのすごさ・・・・

広島のレッスン会場の「ギャラリー」の一部に
こんなスペースがありました。


この日のレッスンでは

こんなデザインや

こんなデザインや

こんなデザイン・・・・

「すごい」のは
すべて、生徒さんのご自宅のお花だということです。

こおろぎは
小さいひまわりを足しただけです。


15年前、広島でレッスンをしていたころも
こおろぎが用意したお花の他に、
生徒のみなさんはいつも、お庭のお花を
どっさり抱えていらっしゃいました。


自家用車と広い庭があってのことではありますが

都会で
高価な花を使うレッスンでは
体験できない感覚

これぞ贅沢。



贅沢といえば

昨日、こおろぎは余市さくらんぼ農園に行きました。

エルカンポ田中。

10年前、脱サラしてさくらんぼ農園をはじめたのは
こおろぎの従姉妹の配偶者。

苦労の多いお仕事ですが
それでも
幸せそう。

果樹園は急斜面がよいそうです。


ながめのよい丘の上で
こおろぎ一行は
たくさんのワクワク感と
忘れていたやさしい気持ちを
どっさり思い出したのでした。




「エルカンポ田中」で
さくらんぼの予約をした私たちは
積丹まで足をのばして
おいしすぎる丼(昨日のブログ参照を)を堪能して
その足で
余市の五輪窯さんへ。


五十地さんのアトリエは
こんな海辺。

こんな美しい海を三方に眺める毎日なんて
うらやましすぎます。

ちょっと曇っていて残念でしたが
いつお訪ねしても
この浜辺は美しいです。

アトリエの外のベンチで
のんびりする時間の
なんと贅沢なことでしょうか。


「エルカンポ田中」の青い芝の匂いと
五輪窯の庭の波の音こそ

今回の小さな旅の
最高のごちそうでした。
それは
積丹のおどろきの丼たちよりずっと
ちょっぴり疲れていた私たちを
元気にしてくれたのでした。


なにが欲しいかと聞かれたら
なんと答えようかと
いつも考えるのですが
答えがありません。

七夕の短冊にも書くことばが
浮かびません。


それほど幸せなわけでもないのに

どっさりお金も欲しいし
絶対の健康も欲しいし
事務仕事を全部引き受けてくれる人も
家事労働を全部やってくれる人も欲しいですが


でもなくてもいい。




ハワイで暮らしたい
瀬戸内海の小さい町で暮らしたい
時々パリに行きたい
神戸で仕事がしたい
沖縄でも暮らしてみたい

でも札幌でもいい。



欲不足は昔からかもしれません。


林真理子さんが
「野心のすすめ」という猛烈なタイトルのご本を
書かれましたが
私には無縁。



かりに野心をもったとしても
彼女ののようになどなれるはずもなく。




ソロモン流
殿村美樹さんを拝見しましたが
自分をいじめた人たちを絶対に見返してやろうという
強い意志が根底にあると語る美しい人に
やっぱり違和感。


そんなバネ、目指す何か、
見返してやりたい誰かが

やっぱりない。



すでにこんな年齢。
今欲しいものはなにか。


ノロラニクのハイヒール?
クリスチャンルブタンの、赤い靴底のハイヒール?

どれも欲しいけれど
なくてもいい。


いろんなコトに
期待しなくなってしまったのかも・・・

本日、七夕。

夜のりきまるの散歩では
美しい星空がありました。


なんでも願ってもいいかもしれないのに
何も願わなくてもいい、この今の心境は

先週の、関西から広島への旅と
昨日の短い旅で
いっそうデフォルメされたような気がします。


・・・・


無欲・・・・なはずのこおろぎですが

みんなで運営している荒井商店は
ちょっと別です。

この夏は
こんなすてきなお中元をまずはご提案。

昨日のブログにどっさり写真を載せましたが
本当に美味しく
カラダにやさしいセットです。


ご自身のために、ご家族のために
お友達のためにぜひ!


ああ、なんて欲張りなこおろぎなのかと
苦笑しながら
本日はこのへんで。