出会い

広島時代に同じマンションで親しく行き来していたお宅の
息子さんが、バイクで日本一周。

本日、函館で15年ぶりの再会。


あーっ、小さいときと同じ表情!同じ笑顔!

東京から函館空港に着いた配偶者と
札幌から函館駅に着いたこおろぎセンセーと
4月からバイクで旅を続ける青年が
函館駅で合流。


天気予報に反して久しぶりに快晴の
函館を
大急ぎで探索。




若いということは
本当にすてきなことです。


あれもこれも我慢しながら
それでも突き動かされるような情熱があるときは
それに任せて動くのはいいことです。

できることならばやればいい。


大学を卒業した春、この旅を反対せず、
送り出したご両親の理解もまた
すてきです。


もう大人ですからねと
電話口で、軽やかに話していた
お母様の、凛とした姿が
彼の背中を押したに違いない。


近年、
子ども離れのできない親御さんが
あまりに多くて
辟易していました。

大学生の息子さんの、ゼミの内容を全部把握していたり、
大学のノートの貸し借りを、親同士がしていたり、
大学の部活動に親が参加していたり、
子どもの話題以外、全くなかったり、
子どもが優秀なら、自分も優秀だと勘違いしたり、
子どもが熱をだしたから・・・というので
幼稚園かと思ったら大学生だったり、


もうホントーに、
ニッポンの親たち、どうなってるの?という
困惑が、ないこともなかったので


子どもとの距離を保てる親御さんに会うと
本当に嬉しくなります。



こおろぎ夫婦は
久しぶりに
さわやかな明るい青年といっしょの時間をすごせて
とてもたのしかったです。




さて
青年を伴って、久しぶりに
古い友人の家を訪ねると
ドアがこんな色になっていました。


実にすてき。

持って生まれたセンスに敬服。



そしてばったり
函館の西部地区のドン、ギャラリー村岡の、村岡さんにも遭遇。

久しぶりにギャラリーものぞかせていただきました。

彼が作る空間は、昔のまま。

バイクで一周の青年は
広告デザインなどを専攻したこともあって
デザインには興味大。

こちらも短い滞在でしたが
満喫したのでした。





このごろ思うのです。

長生きは、したほうがいい。

なぜなら、10年〜15年たつと
いろんなことに見事に答えがでるからです。

長ければ20年かかるものもありますが

10年前の苦悩や努力
迷いや決断の答えが
本当にそれほどの時間を経ると見事に
大正解!だったか
大失敗!だったか
わかるのです。

それがおもしろい。

こおろぎの場合は
今年になって
次々に
そんな答えが出続けている気がします。


人間関係もそうです。


大切にしていた人たちとの再会が
諦めていた再会も含めて

次々に実現したり、
忘れていた仕事が舞い込んだり、
諦めていたコトが、解決したり、

ああ
人生捨てたものではないと
思うのです。


もちろん、
やっぱりダメだわ・・
ということも、その何倍もあるわけですが、



生きていれば、
今かかえている何かの答えも
必ずでるわけですから。


さーて
やっぱり129歳まで
元気に生きることにします。


10時半から13時までの
短い函館弾丸ツアーでしたが
若い青年といっしょの、函太郎でのお寿司三昧も
なんともたのしく、

午後の2コマの短大の授業も元気にやることができました。


そして
そんな短い函館探索のあいだに
食器に埋もれて暮らしているこおろぎセンセーは
何の自覚も反省もなく、
なおも古い器を骨董品屋さんでゲット。
激安。
あまりに美しく、つい・・・。


函館だから、こんな価格なんだわ・・・と
ニンマリして
このところの少々の苦労を
自ら労ったのでした。


なにかとやることの多い夏になりそうですが
バイクで日本一周青年は、7月いっぱい北海道を巡るようなので
しっかり応援しようと思います。

生活文化塾にも登場するかもしれません。
実にさわやかな青年です。
ご期待ください!