美しい日々・・

いろいろなことがあるものです。

本当に、生きているといろんなことがあるものです。

わが家には今、
木香バラがキレイに咲いています。
モッコウバラと読みます。

こんなに
私が好きな要素を持ち合わせている花はないかもしれません。




この10日ほどの間に

こんな教室や

こんな教室や

こんな教室を3つも開催しました。


こおろぎセンセー、大学の講義以外の
「実践生活デザイン学」の復活でした。



けれど
時間は確実に流れていて
大切な大切な伯母を亡くしました。

4時間かけて出向いた短大の授業、
講義室に入る直前
バッグの携帯が鳴って
お通夜は今夜だと。

急遽休講にさせていただき
また4時間かけて札幌にとんぼがえり。


90歳と高齢ですが
まだまだたくさん話たく
もっともっとすてきな笑顔に触れていたかった。

それほど
美しい人でした。

父の姉です。

若い頃、札幌では美人の誉れ高かったと
多くの人が語ります。

私の記憶でも
ただただ美しい伯母でした。

経理事務の達人で
札幌の中心街を闊歩する姿には
誰もが振り返るほどの
美しさでした。


このブログで時々ご紹介する
京都の従姉妹の母です。

最近展覧会をご紹介した
大谷一生、大谷敏子というアーティストの祖母にあたります。


身内だけの通夜、葬儀でした。
お花はこおろぎの一番古いアシスタントさんが
大急ぎで花をさがしてアレンジして届けてくれました。
叔父、叔母、従姉妹達・・・
久々の再会を演出してくれた伯母自身が
眠り続けている現実が
悲しくてなりませんでしたが
来るべくして来た現実でした。


配られたのが
この冊子。

才能あふれる伯母の
俳句、短歌、詩、エッセイ・・・
各誌に投稿し、選ばれた作品を
大谷敏子という才気あふれる若いアーティストが
祖母のために一冊の冊子につくりあげていました。

詳しくはまた
ご紹介しますが、


えらびぬかれた紙、
構成、
綴じた糸・・

それは感動そのものでした。


私は
若いころ、
彼女の母(私の従姉妹)の
京都での暮らしに
たくさんたくさん刺激をもらいました。

芸術家夫妻の
ナチュラルな暮らし
ホンモノだけの暮らしに
感動をたくさんもらいました。



そして今また
その子ども達に
たくさん学んでいる幸せに感謝です。


お寺と無縁の通夜と葬儀は
私の父のときと同じ。

戒名も
なにもなく
思い思いに般若心境を読んだり
伯母にはなしかけたり

美しい時間でした。

自宅から棺をみんなで運び出し
全員で荼毘にふし、
またみんなで自宅にもどりました。

かつての葬儀はこうだったはずです。


近年、
家族葬が、「ブーム」のようですが
家族葬を提案する「業者」がある不思議。


どうぞどうぞ
今いちど、
考えてみてください・・・

冠婚葬祭のすべてを
考えてみませんか・・・


私の仕事のひとつかもしれません。


結婚も
葬儀も
成人式も


考えなおす時期がそろそろ来ている気がします。




伯母との最後の会話は
「みっちゃん、プロの顔になってきたね・・」というものでした。
「貫禄ついてきたね」とからかわれました。

それはほんの先日。


あまりのむなしさに言葉もありません。

が、

しかたのない現実。


だからこそ
生きなければなりません。


京都から車でつれてきているビーグルのミロと
札幌のモップ、二匹の犬が
緩和ケア病棟に連れられていったとき
意識のないはずの伯母が
犬達を撫で、おやつを食べさせ、涙を流した奇跡については
大学の生命科学の授業で400名の学生に伝えました。


命を
まるで機械のように教えなければならないのが
生物学を教える者の使命です。

実際、分子で説明できることを教えるわけです。

けれど
アニマルセラピーは現実に存在し、


伯母にも奇跡が起こりました。


命の不思議もまた
信じながら、


命の短さも

そして
命の長さも
伝えるのが
私の仕事なのだと

伯母を見送って思っています。




さて
閑話休題



今日の
美味しいモノ見つけた!コーナー(?)です。

こおろぎ先生の手みやげコーナーにしようかなあ・・・

文明堂の「この」カステラ。
やっぱり最高です。



最近、頂戴したのですが、
やっぱり極上の味。
キメ、お味、包装に至まで
桐箱入りの理由まで
すべて含めてメッセージ性のある心遣い。

手みやげ、贈り物には
嬉しいお品です。

大人のギフトの代表です。




そして
今日の「こおろぎセンセーのお気に入り」コーナー(??)は
ミニチュア・・・・です。

コレクション・・・・・は、特別ないはずのこおろぎセンセーですが
つい集めてしまっていたのが
ポット。
急須。
お茶好きゆえか、大小どっさり集まっていますが
このミニチュアも。


しばらくテレビ、イチオシの背景にも飾っていたのですが
やっぱりすてきです。


で、この椅子たち!

メタルの椅子4客はカードスタンド。
ほかの椅子たちは、有名人たちが座った椅子のレプリカのミニ。
うっかり集まってしまいました。

なにかを集める・・・という意識はないはずだったのに

このほか
昆虫のブローチも
相当数もっているかも・・・


高価なものは一つもありませんが
小さな小さな贅沢です。


さてさて
バタバタ暮らしているこおろぎセンセーですが
りきまるさんは・・・

ドッグステーションに預けられていましたが
「お里」でマダム洋子と実の犬のおかあさんのもとで
やりたい放題ですごしていたようですが・・・・

久しぶりに家に帰ってきたとおもったら

大切なボールを
こんな風に、椅子の隙間に挟まれて

さあがんばれ!

とれるものならとってみろ!

努力ができるのも生きてる証拠だぞ!
と、
過酷な日々が待っていました。

結局あきらめたりきまるさん・・・

だめだなあ・・・


犬も人間も
あきらめてはダメなときと

でも

あきらめたほうがいいときもあります。


このボールの場合は

あきらめてはダメな場合でした。


少々喉が痛い。あぶないあぶない・・・
さすがに休養が必要かも・・・


ちょっとだけ
休んでみようと思います。