新年度着々と・・

先日の花塾特訓コースに続き
なでしこ倶楽部も、新装開店。

あれもこれも満載!というのが「うり」だったのですが
年月を経て、みなさんの生活環境も変わってきましたので

創立時期のメンバーで、暮らしのデザイナーとしての「プロ」?を目指す
コースとして新装開店。

少なくとも、花のデザインは、なんでもできるように、
衣食住のどの場面でも
まずは、花と緑と木々さえあえば、
どんな演出もできる人になろうと、

お花の勉強重視。

食卓の演出なら、簡単にできるようになっていたメンバーも
いざ、たくさんのお花を前にすると
悪戦苦闘。


まずは座学でしっかりお勉強。

これ、大切ですから。




今回は
黄色にご縁があって

春らしい花達と格闘。

「センセー、土台がかくれません!」

「センセー、なんだか形が歪です!」

「センセー、どうしてそんなハデなカーディガンきてるんですか?」

・・・

などなど
各種ご質問を受けながら

いろんな裏技を指南しつつ
無事新装開店レッスンは終了。


一年後、どれほど力をつけているか楽しみです。


さて
センセーのド派手な黄色のカーディガン、
春に先立って、めずらしく「定価」で購入した一枚です。

三愛という、昔からあるブランド。
暗いくらい暗いくらい暗いくらい気持ちの冬の終わり、
浪人生やら病人やら、老人やらお気楽人やら奇人やらで
さすがのこおろぎセンセーも気持ちが沈んでいたとき、

お店の前を通って、目を奪われたのがこの黄色でした。

綿のカーディガンなので
長く着られます。
三愛は、san ai
と最近は書くのでしょうか、
子どものころから親しんだブランドです。


ニューアライバル、ってやつには
いつだてご縁がないのですが

この時は、迷わず買いました。
実は、ピンクもいっしょに購入。
清水の舞台から勇気を振り絞って飛び降りて
色違いの2枚を大人買い

その頃の
こおろぎセンセーの心労、心痛をご想像ください。


ピンクは今、ころすけの元にあります。
正しい行き先です。


ふと気付くと
黒ばかり着ていることがあります。
好きな色は心地がいいですが

着る人間に力が無ければ、
本当に周囲も暗くしますし、
自分が益々暗くなります。

ちょっと元気に!

色にはそんな力が確かにあります。


私は、「黄色」ですね。


ただ、三愛の洋服は当然ながら
年齢とは距離があります。
このブラウスはしたがって
ポールスチュアートのシルク。
ネックレスは、荒井商店イチオシのリムセのロング。

全部若者用アイテムにしてしまうのは
「ご迷惑」。
どこかに色
どこかに若さ
どこかに良質
どこかにホンモノ

これが生活デザインの基本かと。


リムセのこのネックレス、芥子粒パールに14金。
類似のデザインはたくさんありますが、
どこか違う。

彼女(リムセのデザイナー林麻衣子さん)のこのタイプのネックレスには
2つ同じものはありません。

細くて細くて本当に華奢なのに
だからこそ、素晴らしい存在感をいつも示してくれます。


相当厚手のニットやツイードにも
この細さ故、きらりと目立って
お問い合わせが多いのが私の「自慢」。

荒井商店の定番として
近く登場予定です。

次女ころすけは
二十歳になった時、彼女がデザインしたダイヤの指輪(振り袖も成人式も無縁でしたから)
大学入学時には、このネックレスの短いバージョンを手に入れ、
大人の道を歩きだしました。


デザイナーの熱い思いのこもった作品を
身の回りに置けることは
本当に幸せです。



そうそう
国立デザイン美術館の設立を目指すシンポジウムを
先日テレビで見ました。

日本の「良心」に触れる思いがしました。


デザインは
衣食住に直接はかかわらないのですが

それなくして
すでに「人間」は歩いていません。

豊かさ、という言葉は
できるだけ使いたくなくなっていますが


デザインを軽視することだけは
避けたいと思います。


さてさて
今週も多忙。
ひさしぶりにりきまるさんの近況もは・・

この寝方、いかがなものでしょうか・・・

床に座って仕事をするこおろぎ先生ーの
その膝に頭をのせて
無礼千万のフテ寝・・

お腹を上にして
両足広げ、
犬としてのプライドも
危機感も
なにもかもありません。

叩き起こせば、

なにか問題でも?という
このふてぶてしさ。

イケメンの呼び声高い時期もあったのですが
犬も人間も変るものです・・



5年前は、「こんな」だったのに・・・


時間は確実に流れています。
りきまるさんにも
私にも。


さ、ゴミを出して、あれもして、これもして、
元気にすごそうと思います。