原点

花塾中級課程がスタート。
そうとう厳しいレッスンの開始です。

座学も重視。
なぜ花をデザインするのか。

なぜ、様式、パターンがあるのか。

答えはでませんが、
「わからない」・・・で終わるのであれば
花などデザインしなくてもよいのではないかと
私は思っています。

好きな色の
好きな形の花を
好きなだけ買って来て
好きな器に
水をはって入れておけばいい。


花をデザインするのはなぜか
それは誰か
なんのためなのか


考えても仕方が無いことを
そこを考えるのが「勉強」です。


答えが出ないことを考えるのは
無駄ではなく、
考えること、そのことを楽しめる人と
ごいっしょしたいと思っています。


従って
キレイにお花をアレンジしたい方には
全く不向きなお教室です。



それにしても
美しい手、美しい姿勢で
生徒さんは学んでくださいました。


どうしてパターンがあるのか

どうして「こんな形」なのか


頭をひねりながら

しかし
呼吸する花と向き合いながら
活け手の呼吸も感じながら


その行程こそが
イキモノとイキモノとの
出会いであり

そこに意味があるのです。


あいかわらず
たかが切り花を扱うだけで
大げさなこおろぎセンセーです。


でもそう思うのですから仕方がありません。

私は
「お花が大好き」な人間ではありません。


花より断然ダンゴであり、お酒です。

何が好きかと言えば、

まあ
生きている花と向き合ったり、
生きている花と向き合っている人と向き合うことが好き、だということでしょうか。




止められない時間の中で
切り花は命に残酷な終わりを突きつけられた存在です。

その切り花と
向かい合う時の
その緊張感と

全くこちらの自由にならないイキモノとしての花の表情が好きなのです。

鏡に映ったドーム型の花は
なんとも優美で
花の命の終焉として
実に見事な存在感でした。

そして
それを作り出した生徒さんの
腕も見事でした。


苦戦した作品も、小さい作品にまとめ直す時間は
本当に短く、
これが学習「成果」なのです。

やってみなければわからないのです。
苦戦してやってみて初めて
「次」があります。


あくまでも
めんどうな話が長い本日のこおろぎセンセーです。



実は多忙。

そうとうに多忙。

でもそれは
こおろぎセンセーだけでなく
人間は多忙なのです。
そんな多忙なお仲間の一人、ホームページの編集長、エリーさんの
お誕生日、お仲間と短い短いお茶会を開くことができました。

こおろぎの誕生日にも、お友達から贈っていただいた
世界で一番おいしいバターケーキです。


本当に世界で一番おいしいかといえば
本当においしいと
こおろぎは思っています。



なんだかなあ・・・
ゴージャスにいろんなフルーツをふんだんに盛り込んだ、
あれこれ重なった、一個500円前後のケーキより
数段美味しいと思っています。

ケーキというのは
こういう、こういう、こういうケーキのことを言うのです。

ずっしり重くて
ずっしりバタークリームの
こんなバラがちゃんと安定してのっかっている
これぞ
デコレーションケーキなのです。

生クリームの、ではなく
あくまでもバタークリームのケーキ万歳!

日本バタークリームケーキ推進委員会を
結束しようと思います。

いや、バタークリームのデコレーションケーキを守る会、でしょうか。

大切にしたい菓子文化の歴史です。


さて
マダムこおろぎ、やっと少し、Macに慣れてきたとおもったら
90歳になる母が、ビンゴで立派なパソコンを当ててくれたので
なんとWindows8という、チョー難しいモノに挑戦しはじめました。

タッチパネルとマウスの両使いで
なんだかおそろしく賢そうですが、
頭のよい奴って、ちょいと気難しいし、
ちょっとエラソーで、
大苦戦。

エリーさんに丁寧に教えていただいていますが、
さてさて
仕事でサクサク使えるようになるのはいつの日でしょうか。


大きな画面なので
そうとう資料制作は楽になりましたが
プレゼンテーションの使うには
まだ時間がかかりそうです。


がんばります。

いつまでもいつまでも
学び続けるのが
一番いい加齢対策だと信じて
がんばります。