新年度始動

札幌駅裏の
石の蔵ギャラリーで
荒井商店で大好評の「ゆきうさぎ」さんの展示会開催中。

和の小物作家として、また
猫の人形などの作家として有名な高橋みどりさんとご一緒の展示会です。


札幌の皆様は
石の蔵ギャラリーで検索して
ぜひお運びください。

新作がずらり!


その中から

マダムこおろぎ、すなわち
荒井商店4代目女将は
迷いに迷って何点かセレクト。

近く、ドッグステーションのウインドーに並びます。

さっそくこの初夏用の麻のワンピースもゲットした私でございます。



なかなか、チビの私には着こなすのがむずかしいデザインが多いのですが

本当に本当に

その素材と
デザインは秀逸。

ワンサイズの展開ですが
すっぽりカラダを入れると
作者のニュアンス、というのでしょうか
衣装の衣装たるニュアンスというのでしょうか

みていた時とは全く違う存在感。


なにより
「ゆきうさぎさん」こと、寺山由紀子という作家の
こだわりが随所に見えて
それは感動的なのです。

こんな風に オモテのボタンに隠れてみえない裏側に
こんなカラフルな支えのボタン。
全部色が違うのです!
見えないのに!です。

その丁寧さには敬服。

ボタンの一つ一つ、選びに選んだものばかり。


美しい洋服だと
いつも思います。


この初夏、
マダムこおろぎが
ちょいとすてきな
いままでと違う、アーティストっぽいワンピースを着ていたら

それは
「ゆきうさぎ」の
寺山由紀子ワールドの作品です。

別人になれそうな気がして
いちはやくゲット!したのでありました。


写真はいやだと逃げ回った寺山先生でしたが、
美しい働く横顔を
ちゃっかり激写?してきました。

人気作家となり
全国の三越伊勢丹からオファー。

博多、京都、相模原・・・えーと、えーと・・・
わすれちゃいましたが
各地に今年はご出店です。

そのつどお知らせしますので
どうぞお運びくださいませ。

私の大切な大切なブレインであり
お友達です。



さて
一人暮らしを始めた次女ころすけさんからの
クッキング報告です。
まだ、報告記のアップが、システムの都合かなにかで難しいようですので
当分私からの報告。

携帯に写真が届きました。
IKEAで750円で買った食卓に
「立派」なお夕食。

ころちゃん、立派です。
たぶん前日のお残りを利用したのでしょうけれど

スープもご飯も
栄養満点で
おいしそう。

受験期にもかかわらず、おばあちゃんのお世話やらなにやら
ちゃんとしていたからこそですね。
まだ彼女は訳あって、冷蔵庫がないのです。
そんな中でもちゃんと自炊。
サバイバルできてこそ、大人です。


さて当方は、といえば
さみしさというのは皆無ですが

うっかり目玉焼きの数を間違えたり、
ご飯をよそう時、一人分多かったり。

「あ、いないんだ」という
繰り返し。

でもまあ、それを
さみしいとは思いませんね、私。

ずーっといっしょ、というのは
生物学的に絶対におかしいからです。

便利に利用しあう、のはいい。
親子であれ、他者同士であれ。


でも子どもが親に、一方的に依存するのには
限界があるのではないかと。



高齢の親との共同生活は
相利共生という、理想的な形ですが
自立していない、あるいは「できない」
あるいは「させない」
いや「させたくない」こどもを
手元にずーっと置いておきたい親と
便利だという理由で
ずーっと利用し続ける子どもがいるならば
それは生物学的には相当問題があるかと思います。



もしころすけが、札幌市内か通える距離の大学に進学したとしても
長女キキと同じように、一人で暮らす方向をすすめたような気がします。



そんなふうに思う私の買い物は
実際、少々変りました。


軟らかいおせんべい
個別包装のキャンディーやクッキー、チョコレート。
これは母がデイサービスのお友達とのお茶の時間用のおやつです。

歯にやさしいお菓子を選びながら
ああ
子どもたちが小さかったときと同じだわ・・・と
思って
不思議な感覚と感慨に浸りました。


不細工シスターズは巣立ちましたが
わが家には
ママがいました。

足腰不調のため、よちよち歩きで
かたい食べ物も苦手。

それはまるで
幼い子どもにも似て

私は再び子育てを始めるみたいだわと苦笑。

そして思うのです。

今までだって
母はいっしょだったのに
私がどれほど、母より、娘たちを優先させてきたか、ということ。


ふーん、落第かーさんのくせに、
ちゃっかり、それなりに子どものこと、考えていたんだわ、と
おもわず照れてしまった、本日のマダムこおろぎでした。


週末は大荒れのようですが
春のためには必要な嵐のような気がします。


晴れない嵐はありませんからね。



よい一週間でありますように!