今年の雛まつり

通りかかった古道具屋さんで
小さいおひな様を見つけました。


値段を聞くと売り物ではないと。


理由を聞くと

なんと
二人とも女雛だというのです。


合点のいかないこたえです。


持ち物やかぶり物が
違うのですが
よく見れば
二人とも女性!




詳しく聞くと
二組の粘土かなにかの小さいセットを
離れたところに飾っていたところ

気がついたら
どちらも男雛だけ盗まれていたというのです。



なんとも楽しいお話。



不思議なことがあるものだと店主。


しかたがないので
女雛同士並べてあるだけだというので
ぜひ買いたいというと

こんなモノ、売れないと頑な。



そこをなんとか・・・と
スッタモンダの挙げ句、
ただで持っていってほしいとのこと。

そうはいかないと交渉して
なんと200円で買うことになりました。



いやあ
ミステリアスにして楽しいお話。



どんな理由で男雛だけ消えたのか



そして
この女雛たちの
なんともたくましい存在感。



出奔したアホな夫たちになど未練もなく
悪口雑言かたり合いながら
優雅に自由を謳歌している様にも見えてきます。







持つべきものは同性の友達
というのは
古今東西わかりきったこと。

とくに女友達を扱ったドラマや映画はたくさんあります。



女の敵は間違いなく女なのは確かですが

持つべきは女友達であることも明白です。



2013年のわが家の雛祭りは
この小さい小さい女雛ペアが
窓辺にキラリと。


義父の短冊の前に置くと
それなりに見えてくるから不思議です。




女正月に取り寄せた函館の栄餅さんのお大福のお茶会にも
義父の文字は品位を添えてくれました。



さて
春はすぐそこです。


解けない雪はなく
来なかった春もなく


どなたさまにも
すてきな3月でありますように。



それにしても
2月はせめて毎年29日まで
できれば他の月と同じように30日まで
願わくは31日までにしていただけないでしょうか。
どこに願いでたらよいものでしょうか・・・