奇跡は起こるか

絶対に間に合わない・・と
まだそんな気分ですが

そんな気分のまま
一日が終わりそうです。

世の中は、宗教とは全く無関係に
ノーテンキにクリスマスですってよ。


明日までの論文の根底に流れている仮説や思想も
実はその辺にあるのです。



本来ならば

行事食も行事菓子も
特別必要ではありません。


栄養学的にも
全く必要ではありません。


しかし
それなのに

人は集い
共に食べたい。


そんなイキモノなのです。


だから
恵方巻きのような
疑問だらけの
食材が
あっというまに世にははびこってしまったのですが


それとて
人間の深いところにある
さみしさの表現なのだと
思っています。



つまり

このクリスマスの騒ぎも
恵方巻きも
同じなのです。


それに比べると

こおろぎとその若い仲間達が
地味に研究している餅菓子文化は
なんと日本人の歴史や
いや、稲、小麦、大地、大海原を網羅する大ロマンに通じるのです!



あ、こんなこと書いている暇は一分たりともないのでした。

こおろぎは
フツーに、88歳のママと
家族、そして4歳のでっかい犬と暮らす
フツーのおばさんなので

じっくり机に向かってだけいるわけにはいかず


今年も、大雪の中を駆け足で飛び回りながらの執筆です。



でも今日の研究室は素敵な風が流れていました。

〆切を明日に控えた私たち5人は
(某新聞社ご一同様を、その「美貌」で唸らせたメンバーです!)
各自パソコンをかかえて
担当個所をまとめ、文字数と戦い、
何をしましょうかと
互いを気遣い
図書館にも走り、
突然の撮影、作図、作表もスルスルサクサクと進め


短いティータイムには議論も闘わせ

これが醍醐味です。



研究など
全くしていない教員も多い昨今の大学ですが
この緊張感は素敵。


ベコモチガールズに大拍手。



今夜9時ですが
明日朝8時までに
今ある文章を半分に縮め、考察をゼロから書かなければなりません。
それとて
光栄の至り。

こんな年齢になって
こうして毎回新しい感動に出会うのですから。


なにひとつ
始めることに「遅い」ということはないと
つくづく思う瞬間です。


今年の冬は、北海道のこんな小さなエリアに焦点をあて
心振るわせて机に向かっています。
江差上ノ国松前を結ぶこの道南の西海岸は
北海道の発祥の地。
大ロマン満載です。


論文ができたらぜひ読んでください。


そうそう、ころすけさんが
ミント通信を更新したようです。

二浪の冬も彼女は笑顔でがんばっています。
日々「教養」を具体的に身につけてゆくのを
じっくり見ることができた二年間でした。
何がむだだったか、
何一つ無駄ではありませんでした。

素敵な大人になってくれることでしょう。


そしてこのホームページは
新年、新しくなります。
こちらも若いスタッフ兼お帳場係兼番頭さんたちが
総力あげて
新生こおろぎ組を模索して目下画策中。

生活文化塾として
荒井商店もその中で暖簾をヒラヒラさせて
凛とした活動を展開してゆきたいと思います。
ご期待ください。
私も楽しみにしているのです。



さ、一分一秒が貴重な今宵のこおろぎセンセー
ワインなど飲んでる暇、な、い、は、ず・・・・ですがっ


エネルギー補給しながら
午前8時の完成をめざしてがんばります。


本日は、多々訳あって、大型犬までタクシーに乗るという綱渡りがありました。
師走は犬もタクシーです。

ホームページメンテナンス期間も
当ブログは続けられるとのこと。

年末年始もよろしくおつきあいください。

さあて、
奇跡は起こるか!