あきらめない・・

絶対絶命風の経験を
ここまで積んでくると
大変な度胸が生まれるものです。

今年も12月、いつもどおり
案の定
想定内のこととして
まったく当然のことのように「時間不足」の感、大。

それなのに
それだからこそ

なぜか優雅なレッスンをしてしまいました。


毎年大きなクリスマスパーティーを開いてきましたが
やはり当分はやらないことにします。

いろいろな理由がありますが

とにかくしばらくは「パーティー」はやらない。


けれど
拡大版のレッスンはしっかり・・・・というわけで
いつものレギュラーのお教室の合同+、というメンバーで
お正月中心の講義とお花の講習会を開催。


センター試験まで一ヶ月を切る受験生が
アシスタント、という、これまた不思議な「余裕」。

ここでジタバタしたところで
何がどうなるものではなく

この母にしてこの娘、
度胸は遺伝
そして
時間の使い方も遺伝。



26日〆切の小さな論文は
共同研究者が大勢いるものの
結局私がするべき作業は私がする・・・のであって
さすがに呼吸困難になりそうですが


そこが不思議なのです



では10時間あれば1時間の10倍の効率で仕事ができるかといったらそうではない。


朝の30分は夜の5時間くらいに匹敵するといつも思います。
いや、10時間分にさえ。


3日あってもできなかったことが30分でできることがたくさんあります。

そんなもんです。


実は先日、
あらたに心理学を専門とする強いお仲間を得ました。
彼女を交えた、新たなプロジェクトの密談会も
本来なら「時間」などどこにもないのに
忙しい心理学者や忙しいデザイナー、忙しい実業家、そして忙しいこおろぎ
だれひとり暇も余力もないのに
ちゃんと会談が成立しました。

できるかできないか、ではなく
やるかやらないか、

そして
やらなくてもいいことはやらないほうがよく

やらなかったことはやらなくてもよかったことなのではないかと

このごろ思うのです。


ともあれ

そんな新プロジェクトの発足やら試運転と
こんなに素敵なお勉強会も
できたのですから
きっと26日〆切の論文とて
えいっやあっと気合いを入れたら書けるに違いありません。


ただ
気合いは、ゼロからは生まれない。
今まで「気合いの素」を蓄えておけたかどうか、が問題なのです。


今朝、白隠慧鶴の書と絵画をたくさん観たのですが
本当に
気迫のある作品ばかり。


なにかをするぞと決めた人間の
なんと研ぎすまされた力の鋭さ。
それでいて
白隠の、たぐいまれな、超天才的なユーモアと美的センス、秀逸中の秀逸。

bunkamuraザ・ミュージアムで展覧会が開かれているようです。
ぜひ、行きたいと思います。

さて、師走の魔除けに一枚。
レッスンの一コマ。
大嫌いなVサイン?
いえいえ、これはすべての悪運を切り刻むハサミですわ。


どなた様にも
幸せな三連休でありますように。

追伸:こんなブログを書いた直後
今まさに書いている論文の内容が
ひっくりかえるような報告をいくつも見つけてしまいました。
卒倒しそう。
文系とはいえ、仮説をたてながら検証する作業を進めていたので
なにもかも考えなおし、仕切り直しの状態です。
今度こそ、「無理」かも。
絶対絶命から、こおろぎセンセー、どんな風な結論結末を迎えるでしょうか。
胃腸がギリギリしております・・・・
こんなときはワインかも・・