活字アレルギー

赤々と燃えるストーブの前で
優雅にクリスマスのプレゼントでも包んでいる・・・予定でした。
なにがどうであれ、50歳を越えたら
どんなことがあっても、相当優雅な日々を送っている予定でありました。

それなのに

40代で大学院に行くという暴挙にでたばっかりに
50代で学問こそ人生・・と思い詰めてしまったばっかりに



なんとも慌ただしい人生の後半を歩いています。

あらっ
まだ後半じゃないわっ。


人生相当無駄をしたため、137歳まで生きることになったので
まだ半分にも到達していないのでした。


しかしまあ

ストーブのぬくもりに
いっしょに感動してくれる若い仲間も大勢いてくれて

慌ただしく騒々しいこおろぎの生活は
それなりにとても幸せなのかもしれません。



とはいえ

べこもちなど餅菓子に関する論文執筆の佳境にはいった先週末から
ひどいアレルギーでダウン。

くしゃみ+鼻水+いろいろで
仕事中断。

これもまた仕方のないこと。


クリスマスなど今年も無縁です。

あちこちで「ご提案」はしていますが
わが家にはそのカケラも見当たりません。



写真は40代で入学した最終母校の武庫川女子大。
先月の研究会の時撮影。

優雅ですわ、さすが日本一の女子大。

キャンパスのあちこちにクリスマス。

なんでしょ、この余裕。



そもそも、外にエスカレーターって、
お贅沢すぎますわ。

屋根なしのエスカレーターって
コクリツダイガクにはないでしょ。


庭木の手入れも行き届いているし
ホントーに美しくて広くてでっかい大学です。

そして
すばらしい先生達が大勢。


大学選びは難しいものです。
学部の名前で選んではいけません。

断じて「面白そうな学部」や「学科」で選んではなりません。


どんな先生がいらっしゃるか
どんなご研究をしていらっしゃるか

できれば「そこ」を見たらいいのですが

そうはいかないのが現在の大学選び、なのでしょう。


こおろぎは
今高校3年生なら
私立は武庫川女子大を選ぶかもなあ・・・。
生活美学も建築も学べるからです。

ああ
日本女子大の住居学科、大昔願書だしたのですが
東京は遠いと父に叱られて断念した悔しい思いでがあるので
許されるなら
今一度、日本女子大家政学部住居学科を受けてみたいなあ・・・


あら、こおろぎセンセー、建築家めざしてたんですか?

そうなんですわ、医学部だめなら建築だったんですわ。


大学選びは難しいですね。
わが家にも一人、元気な受験生がいます。

さて
母のアドバイスなど無用な彼女、どんな春を迎えるのでしょうか。
センンター試験まであと一ヶ月。
逃げずに闘う姿勢は本当に立派。

私もくしゃみしてころがっている場合ではないので
背中伸ばしてまた資料に向かいましょう。


あちこちの図書館で集めた資料が目の前に山ほど。
餅菓子論文の〆切近し。
アレルギーの原因は
ハウスダストや温度差ではなく
この活字に違いありません。


道南の町の歴史と食文化は
ことのほか奥が深くて
大変なことになっています(こおろぎの頭の中)。


京都や北陸の文化がそのまま入っているのです。
それを咀嚼して北海道独自のものに再構築するプロセスは
まるでイキモノの進化をも思わせたり。


文系も理系もなく
なんとか論理的に考えるべく
苦戦。
頭をかかえていたらダウン。
すでに思考に絶えない体力になったのかもしれません。

・・・がんばれ、こおろぎ!


さてさて
先日神戸三宮の
知る人ぞ知る居酒屋さんで食べたお漬け物
この蕪、最高でした。

お店のご主人、かつてはテレビの料理番組でもご活躍だった御仁。
聞けば津軽のご出身。
弘前大学で学んだこおろぎとは流暢な津軽弁で会話。
作り方も津軽弁で伝授していただきました。
まだ再現していませんが
きっと!


そして本日の縁起モノは
三毛猫。

武庫川女子大にはたくさんのネコさんがいるのですが
その中に見つけました。
三毛猫は遺伝が少々複雑なので雌がほとんど。
美しい三毛だったので撮影。

めずらしいということやらなにやらで
縁起のいい動物らしいです。


選挙の結果、日本中がどんよりしていますが
丁寧に日々暮らしたいものです。