師走・こおろぎも走る

どうぞどうぞ
加齢を恐れないでください。

どなたもこなたも
加齢を恐れないでください。

負け惜しみではなく
そう思うのです。


あんなに分からなかったことも
あんなに不思議だったことも

いろんなことが
見事に「わかる」ようになるからです。



周囲の同年代のひとたちが
「ソロソロ」落ち着きだし、
孫も生まれ、
リタイアして

なんだかみんなとても立派なのに


こおろぎは

やっぱり社会学だわっ!
とか

やっぱり文化人類学を学び直さなきゃ!

とか

パリで暮らさなきゃわからないっ!
とか


尋常じゃない「自覚のなさ」です。


それほど
日々、刺激の中にいます。



例えば今朝、
新種のカエルが見つかったニュースで飛び起き
今日の生命科学の授業の内容を大きく変更。
朝からパワーポイントの作り直しです。



夕べは
べこもち論文の若い研究仲間たちと
真っ暗な外にシンシンとふる雪をながめながら
研究室で遅くまで議論。

デリバリーのモスバーガーの美味しかったこと。


こんな日々がくることを
18歳の私も28歳の私も
もちろん38歳の私も
48歳も私も想像などしていませんでした。



過日、忙中の閑、
生活文化塾のブレインメンバー兼荒井商店番頭ガールズが全員集合できた日、
いえやあっと大雪の中訪ねたワイナリーでは
若いオーナーにお会いできました。


ご案内くださったのは
海辺のアトリエでジャズとロックを聴きながら作陶にはげむ作家。


ひととき
豊かな時間をすごせました。



その後、飛行機が欠航して
大騒ぎになりましたが
それもドラマ。




本題です。
加齢は悲しいことではありません。


いろんなことが見えてきます。

お歳暮に選んだジャムスプーンは
ことのほかご好評。

フランス製のスプーンを
こんな風にギフトラップできたのも
強力なデザイン仲間のおかげです。



看板犬も
配送の日は荒井商店のお帳場で
なにやら忙しそうでした。
ヒョウ柄の膝掛けをなぜか纏って渡世人風でしたが
犬なりに協力しているように見えました。


ギフトのご提案を継続してほしいというお声にこたえ、
ごくごく近く、おもてなしセットを
これまた限定2組、ご提案の予定です。


途切れることなく
「素敵」のご提案ができるよう
つとめて参ります。


終盤を迎えた授業と
論文の〆切が近く、落ち着きませんが
日々こんな料理も作り続けています。

この写真はぼけているのではありません。
電気釜を開けたところなので
湯気、です。


秋刀魚とサツマイモの炊き込み。
あっという間にできるご飯です。
昆布もいれるべきだったかと・・・


改良版をきっとご紹介いたします。



加齢は素敵、という、けして負け惜しみではない心境を
書いてみました。