和風にアレンジ

荒井商店のお歳暮セット
思い切っての牛タンシチューセット。

このセットでどれくらい楽しめるか実験中。


本日は和風にアレンジ。


ときどき思うのです。
私、天才かも・・・。


所用時間、お魚をフライパンで焼いた、わずか10分少々。
下準備、5分以内。


突然の
できたーっ!という女将の絶叫に
家族は褒めるしかないわけですが


家族といえども批評は正しく!

おカミサン、これ、極上のお味です!

と言いたげな顔、顔、顔。


突然の思いつきで突然作るのが
こおろぎ亭の女将。

それにしても
今回は上出来でした。



ノースファームストックさんの
イタリアの一流店も
ニューヨークのトップ業者も
絶賛している品々が

こおろぎ亭の和食器に
見事に変身してくれました。


懐石の専門家だった義母が残した、大切な器に
しっくり。





ブロッコリーのディップはわさび味。
一手間、二手間かけると
どんどんお味がひろがりました。



さてさて
断捨離とは真逆の立ち位置にいる私、
日々モノに埋もれて暮らしTおりますが
いいものはいい。

そう思うばかり。


もちろん美味しいモノもいい。

でも贈り方上手でなければなりません。


昨今のお中元、お歳暮、
じっくり考えると
形骸化した贈答文化・・・・
反省点がないわけでもありませんが
だからこそ
吟味に吟味を重ねなければ・・・

先日、
こおろぎがいただいたパン。

プロが作ったものですが
へとへとのこおろぎの
食生活をしっかり想像しての作品でした。


つくづく思うのです。
想像力が大切だって。



科学もそうです。
亡くなった日高先生は
若い頃から、科学は想像力だよとおっしゃっていました。


「ただ、君は想像力がありすぎるから
まわりが理解できないかもしれないね」


まあ、その通りだったかもしれません。


贈り物も
芸術も

想像力です。

何を作るかは


いろんな角度からの想像力が勝負なのだと痛感しています。

もらった人の顔を
勝手に想像してはいけない。

根拠を想像することです。


科学も
仮説を立てるとき
想像力があるかどうかで決まり、です。


このパンは
こおろぎの昨今の生活や
短い会話から
いろんなことをしっかり想像して作ってくださったパンでした。

彼女が指導者である理由がわかる作品でした。

深い味のチージと
渋いワインにも

発酵バターにも
ベリー系のジャムにも
ママレードにもぴったり。

もちろんシチューにも。


そしていつも思います。

イイモノは絶対に美しいのです。


先日
日曜美術館
「尊厳の芸術展 -The Art of Gaman-」
を見ました.

アメリカで戦争中収容所にいれられていた日本人たちの作品。
プロのアーティストではない普通のひとたちが
ありあまる時間と
不安のせめぎ合いのなかで
ひたすら作り続けた作品の
なんという完成度の高さ。


手芸、そんな域ではないのです。


拾ってきた木の枝や
石、貝殻を使って。


彼らは自らを芸術家だとは思っていないのに
できあたった木の枝を掘った杖や装飾品の
すばらしさ。


貝殻や小石で作ったブローチの
高貴な完成度。


12月のはじめまでの会期ですが
なんとか時間を作って見に行きたいと思います。


東京芸大の美術館です。
サブタイトルが
「THE ART OF GAMAN」。


我慢しかなかった人たちが
精一杯つくった モノを見て
今一度、あふれるモノについて考えてみようと思います。


日々、追われているうちに11月も下旬。

少々多忙です。

でも
ホームページの商店で、
こんな素敵なお歳暮が動いていることに感謝。

すくなくとも
私が歩いて探した商品です。
ディナーの食卓が
きっと素敵になるはずだと

朝の食卓がほっこり幸せになるはずだと
選びました。


喜んでくださるどなたかにお届けいただけたら幸いです。


大学の授業も後半。

ダッシュです。
論文やらシンポジウム、学会の準備も佳境です。



よい仕事がしたいと
ココロから思っています。