華麗なる加齢 - マダム蟋蟀戦闘記

常設クラスのメンバー中心に
ワイン好きの方限定…のはずのセミナーは
無事修了。

明るい声に
たくさんの元気をいただきました。

今回は
初めて
「移動荒井商店」。

噂ばかりで、実体のわからない荒井商店の
イメージだけでもお伝えしたくて
マダムこおろぎ、わが家のボディーを抱えていきました。

え？

センセーんちって、
こんなブティックみたいなボディーがあるんですか・・・
という疑問？

あるんですわ。

いっときは各種何個もなぜかありました。
ハンガー代わり、というか、大昔、ブティック系のお仕事をお手伝いしたことがあり
そのときの産物だったかも。

今はこれ、一個ですけれど、
トルソーが好きなこともあって
不気味なんですけど・・・仕事机の隣にこのボディ。

とにかく
注目すべきはコート。

本当に軽くて上質。

デザインが秀逸。

こおろぎはコレの黒。

グレーも素敵。

パンツにもロングスカートにもミニにも
なんと、和服にも・・・・と思ってご紹介したら

即お買い上げ。

長身のEさんが、一目惚れの即決でした。

よかったです。お似合いのマダムの手に渡りました．

そしてこの皮の手帳。

某ブランドの柔らかい皮と同質。
端きれ（皮）で作った様にみえますが
いえいえ、完璧なデザインもの。

深いポケットには通帳（！）も保険証も母子手帳も入ります。

ペン専用のポケットもあります。
midori印の定番の手帳各種を自由に組み入れて
何年も使ってください。

古くなったらハサミ入れにしたり、
アクセサリー入れにしたり。

とにかく素敵。

こおろぎはワインレッドを使っています。

大人の女性のために、寺山由紀子先生が作るオリジナル。

各色２個ずつしかないのが大問題ですけれど・・・

ご興味のある方は当ホームページにお問い合わせください。

イイモノ・・さがしは
楽しい作業ですが
イイモノをみつける、見極める目、を養うのが大変。

好きか嫌いか、だけではないですからね。

今回のお歳暮に入るスプーンは絶対にいい。

それは使ってみて分かることです。

同じシリーズの小さいバターナイフは
チーズカッターにもなって
これまた優れもの。

食卓にカラフルなカトラリーを・・・という
そんな提案も近く開始しようと思います。

さて
北海道の食文化を探求しはじめて
その奥の深さに少々迷子のこおろぎとその研究仲間たち。
あと１ヶ月で論文に仕上がるかどうか。

論理性が試されるこの感じ、なんともつらく
しかし
この上ない喜びでもあります。

素通りすればできるものを
あえて立ち止まって直視して熟慮してみる、そんなプロセスが好きです。

学問と商店は両立するかと心配したのですが
これは愚問でした。

それどころか
「裏付け」がなければ「売れません」。
つまり、
商店で扱うものにはストーリーと
なんらかの品質やデザインに
「意味」がなければなりません。

売れそうだから売る・・というお店では
ないので、甚だ情けない営業ではありますが

「裏付け」なのです、商品に必要なものは。

その裏付けは
長年の研究や探求が担保してくれています。

今、北海道の歴史を色々みながら
その延長として
関西、そしてヨーロッパに目を向けると
今まで見えなかったものが突然見えてきます。

それが嬉しいのです。

これこそ、長く生きてきたからだわ、と思う実感です。

今まで見えなかったものが見える・・この感じ、
実に悪くありません。

年齢を重ねることは何一つ恥ずかしくなどありません。

尊敬してやまないオードリーヘプバーンの
あの人生終盤の美しさは
比類ないものです。

深く刻まれたしわが
あんなに美しい。

若く見せる・・・そのことは出来る努力ならしたらいい。
でも
外見など、本当に、本当に、どうやったところで空しいですからね。
問題は、年月を重ねたことにプライドを持てるかどうか、だと
そう思う昨今なのです。

こおろぎの師匠たちは
本当に素敵。
６０代、７０代、８０代の女性ですが
一言言葉をいただくだけで
その知性と教養に身が引き締まるのです。

学ぶことに一途で、
限りなく努力する・・・そこです。

なぜ書くかというと
このところ
美容整形で大変身した芸能人を多々見かけることがあったからかも。

ああみんなが同じ顔になっていく・・・

化粧の文化論も
近く大学の授業で取り上げますが、
大切なことはやはり
老いることを受け入れることです。

老いることが怖くなくなれば
周囲に苦笑されながら美を追求する愚行はなくなるのに、
そしてどんなに楽になることか。

そして
加齢対策のたくさんのサプリメントについて
最近、サプリメントの専門家とお話した結果を
ちょっと書いておきます。

ビタミンCをとりなさい・・・とのこと。

それだけです。

経口摂取して皮膚細胞に翌朝届くことがあり得ないことを
どうぞ理解してください。
たしかに、翌日、なんだか肌の調子がいい・・・そんな経験を
自ら実験したこおろぎも知っています。
しかし、怖くてやめました．
なぜなら、それは女性ホルモンに酷似した成分が働いたからです。
人体全体にもいきわたりますからね、経口摂取ですから。

膝の関節に
効果がでるとしたら
怖くないですか・・・
膝以外にも届いているということですからね・・・

今、生命科学の授業でも
そのあたりのことを学生に話しているところです。

こおろぎにはまだまだ
伝えていかなければならないことがあるのだと
痛感しました。

とにかく
ビタミンCはしっかり摂りましょう。