美しい時間

秋風の日曜日、新しい風が吹き始めたマダムこおろぎのお教室

コンスタントに続けている「札幌なでしこ倶楽部」、10月のレッスンがありました。


こんなお教室が欲しかったと
言われるお教室作りを
また丁寧に紡いで行こうと
強く思ったこの秋、

講師はこの美しい手のシェフ、川崎先生。


HTBイチオシのお料理コーナーでもごいっしょしている先生のお店に
押し掛けて、全員が強引に弟子入り。




なでしこ倶楽部のメンバーは
それぞれがお料理上手の食いしん坊。
管理栄養士さんが何人もいますし、
食い道楽を自認する強者ぞろい。


多いに刺激的な時間となりました。



学んだことを、実行する、実践することにこそ意味があります。

いろいろなポイントを上手に生かすことこそ知恵。知力。


メンバーの後ろ姿をみながら


彼女達ならば、全部を生かしてくれるだろうと
なんとも頼もしく、誇らしく思ったこおろぎでした。



そして先生ご自慢の、そしてみんながお勉強したお料理を
豪華なコースで堪能したあとは


ミニデザインの実習。



月に一度、それも
みなさんお仕事のある日々、
毎月の出席も難しいのに
それでも、手の早さ、確かさに、またまた、こおろぎ先生は感動。



私の「こどもたち」は立派です。

どこに出しても恥ずかしくない弟子達ですと
心から思ったのでした。



イタリア料理にもかかわらず、今回はラベルが気に入って
このスペインのワインを選びました。
価格の割に、大変美味しいワインです。


それをあっというまにギフト用に箱詰め。


またまた美しい手。


この手は国際的ピアニスト、宮澤むじかさんの手です。



こんなワインを贈られたら、どんなに嬉しいか、
その想像力がまた、贈る力になっていきます。


今、武庫川女子大で進めているプロジェクトは
粗品」についての研究。
そうです、粗品です。

おまけ、というか、志しというか、全部含めて。

詳しくは別の場にゆずるとして


贈答、というのはコミュニケーションのツールです。


「てみやげ」という見方もあります。

先日、カレー屋さんで読んでいた雑誌に
「てみやげ」についての興味深い記事があったので
雑誌を借りて近くのコンビにでコピーしたのですが、

そうとう怪しいお客だったかも。


「手みやげの研究をしてるのですが、すぐにお返ししますから
この雑誌、貸していただけませんか?」

と突然変なおばさんに迫られた店員さん、
店長以下、厨房の数人で頭寄せて相談して
五分後に貸してくださいました。



まあ、とにかく
私の興味は怪しいほど多岐にわたっていますが

さて
今はそんな訳で、そのプロジェクトは
こおろぎの恩師を中心に来月は武庫川女子大で地元の方々を招いて
粗品についてのミニサロンを開催。
今からワクワクです。


今回のレッスンのワインは
粗品の対局にある、意図的な「よいお品」です。


本当に素敵な「作品」が並びました。




全員がシェフの大ファンになり
最後に記念撮影。
「テレビより素敵」
「腕の筋肉が素敵」
「笑顔が素敵」
と大人気の川崎先生でした。



そんなあたたかい時間があってこその日々。


粗品研究に加え、道具学会の会員としては
台所用品の調査も開始し、
さらに
アンチ断捨離派の思想確立のため
我楽多整理にも没頭。
その中で、こおろぎの師匠であった義母の残したもののなかから
真っ白い喪服をとうとう発見。
「喪服は白」と聴いてはいましたが
想像もできずにいました。


貴重な品々は
本当に貴重なのか
不要なのか



モノより思い出なのか
モノよりココロなのか


考えることは尽きません。


お昼は川崎先生の美味しいイタリアンをいただきましたが、
夜はまたまた美味しいミネステローネを作りました。
冷蔵庫に残っている野菜を全部入れて、野菜ジュースで。
今度お教室でご紹介しましょ。


新しい一週間が
豊かな日々でありますように・・・