新しい風

ホームページがすこしずつ変っていることにお気づきでしょうか。

こおろぎ組改造計画実行委員会が
こおろぎセンセーの老化防止のため
ならびに
こおろぎ組全員の生活向上のために
新しい風を呼ぼうと


すこしずつ改変を始めてくれています。


さて
どこが変ったかというと


ABOUT から
こおろぎと研究仲間の論文が読める様になりました。
論文といっても
大学の紀要に書いたものですから
楽しい(・・・)ものです。



プロフィール周辺も徐々に変るかと思います。


このBlogの他に、こおろぎの新しいコラムもスタートする予感。


管理人のみのりちゃんのミニコラムには
今月がお誕生日とのご報告。
まだお祝い受け付けているとのことです。


そしてころすけさんのミント通信も久しぶりに更新されていました。


和洋硬軟とりまぜたページも増えるかと思います。


ご期待ください。




寺山修司
「書を捨てよ 町へ出よう」の
このタイトルが大好きです。


書は捨てなくてよいですが

町へは、出なくてはなりません。


パソコンに向かって
たくさんの情報に浸っている錯覚に陥ってはなりません。


町でも街でも村でも里でもいい
とにかく、ソトに出て
ヒトにあう。


それなくして
人間の醍醐味などわからないと
先週末痛感しました。


ほんの5分でも

ソトの風に吹かれるだけで
気分がかわるのも本当です。



道南の町はどこも
本当に優しい風が吹いていました。




調査旅行の同行は、共同研究者のDR.SUGIMURA。
別名RUMU-CHANといいますが
先月、北海道大学で博士号を取得。

小さい坊やが二人いるのに
よくがんばりました。


今回は旅のナビゲーター役をひきうけ
珍道中ながら、理系の手法とは少々違う
聞き取り調査に挑戦。

でこぼこコンビでしたが
収穫の多い旅でした。


コンビといえば、
こおろぎと相棒のりきまるの近影も載せておきます。



次女ころすけさんが、ミント通信で書いた通り、
山中先生のノーベル賞受賞ですっかり感動し、
大学の授業内容を大幅に変更して
2週続けて、iPS細胞関連の講義。

なにかと興奮気味です。

基礎研究に光があたったことが何より嬉しい。


「仕分け」で予算を削った議員たちへのインタビュー、
ぜひどこかのマスコミ様、扱ってほしいものです。


さて、この写真は、先日の岩見沢教室のランチ風景。
ナチュラルであたたかい場面でした。
教室のリーダーは、ノースファームストックの奥様。
そして今回のサンドイッチは彼女の実妹で、パン教室の先生がお引き受けくださいました。
美人姉妹は、実にお料理上手。さりげないピクルスやお菓子など
お客様を招き慣れた日々だからこそと、痛感しました。



さてさて私、
ノーベル賞で上機嫌とはいえ、
今夜は少々意気消沈。


理由は
すぐに次女に見破られました。


「本屋さんに行ったから」

です。


なぜかいつも
本屋さんに行けば、気持ちが沈みます。
なぜか、というのは間違い。
理由ははっきりしているのですが


あえて書かずにおきましょう。

今日は
GRAPHIC SCIENCE MAGAZINE Newton の
「iPS細胞」と「DNA]を購入。

わかりやすい写真が満載。
授業で使えます。
文系の学生さんにもわかりやすいかと。


最新の情報がなにより。

思えば、学校の先生の情報、知識は
どうやって「更新」しているのか、
だれかチェックしているのでしょうか。


学生時代、
先生たちが学生時代に使ったノートを
延々と黒板にうつす・・・という信じられない授業をする教授がいました。

それも一人ではなく。


つぎつぎに新しいことが発見され、
新しい時代にシフトしている中で

教師が教える内容は
果たして刷新されているのか。


買った二冊をながめながら、
自らの情報の「上書き保存」を開始。


最新の新聞、最新の情報、最新の雑誌にも触れながら
授業を進めたいと思います。


それは自宅教室の内容とて同じです。


だからホームページも刷新です。


どのクラスの内容と進行も見直してみようと。


イキモノを形作る分子は
かたときもじっとしてはいないのです。

動的平衡」と福岡伸一先生は説明しています。


私はそこをあえて
「平衡的動性」とでもよびましょうか。

安定ほど怖いものはありません。


ころがる石であろうと
こころに誓って、かつて学舎を去ったのは私自身でした。



10月は、管理人みのりちゃんの誕生月であるのと同時に
エコール・ド・フルールの誕生月でもあります。

なにかが起こるのかも・・・。


そんな予感を感じながら
「書を捨てよ、町へでよう」を心に
元気にすごそうと思います。