取材調査旅行

今年もべこもち調査。

道南に限定しての取材を決行。

雨嵐台風女のこおろぎセンセーは
晴れ女の誉れ高い共同研究者のDr.SUGIMURAと同行。

天気予報は雨・・・だったのに
不思議なことに晴れ。

感謝。


江差上ノ国、ともに歴史のある町。
べこ餅に限らず、北海道のルーツをさぐるには必見の地域。


上ノ国ではとうとうべこ餅作りに挑戦。
伝統を守り、指導も行うパワフルで魅力的な女性に出会い、
多いに感動の調査隊。

大満足。



松前ではまたまた素敵な出会い。





生活美学をまさに実践している女性の
地に足のついた、本当に豊かな生活に触れ、
「師匠」と決めてしまいました。







北海道の生活文化を考えるには
交通網、流通、農業史、移住史の調査が必要。

なにも知らない・・・ということばかりがわかる・・
そんな取材旅行となりました。



取材調査旅行の決起集会は金曜日の夜。
運転手役の配偶者と三人で、こおろぎの函館のイチオシレストラン、コルツで
あっというまにワイン2本飲み干し、シェフの秀逸な料理を堪能。

そして土曜、日曜の旅では
旅先の味を堪能。


上と下の丼は
松前の道の駅。

地元の方の推奨の味。

道の駅で
これほどの料理、お味はちょっと希有。


この2つの他に、磯海苔あんかけチャーハンと荒磯ラーメンも
平らげた調査隊一行でした。


学ぶことに限りがなく
ただただ無知であることを知るばかり。



ネット検索が日常のことになっている昨今
ネットはあくまでも辞書だと思うべき。
多い情報のすべてが正しいとは断じて言えず、
誹謗中傷がそうであるように
不要な情報も混じります。


しかるべきところのしかるべきホームページの情報と
やはり文献調査を基礎に
現地調査なしに研究はなりたたずと痛感。


これは日常生活も同じ。


パソコンの情報に頼りすぎてはいないか、
自分で集める情報、感動、知識はどれほどあるのか、

感性や学ぶ意欲を磨きそこなってはいないか、

今一度考えなおしたいと反省。



見ず知らずの調査隊のために
朝からせっせとお餅をつき、ベコ餅作りの準備をしてくださったMさんや

町の教育委員会からの紹介とはいえ、良く分からない調査隊のために
貴重なお時間を割いて、ゆったりとした時間を用意してくださった
Hさんの

その「現実的」な生活は
この秋からの私の生活と仕事に大きく影響することは間違いありません。






今回の
旅先での素敵な出会いで
多くの感動。


応援、協力してくださった多くのかたがたのお気持ちに応えるべく
調査結果をしっかりまとめて報告したいと思います。


それにしても
べこ餅は奥が深い。
北海道の文化を語る鍵になることは間違いないのですが



私たちの分析力、解釈力、論理性にかかっています。


道南に調査に行ったのは私とSUGIMURA先生ですが
残ったメンバーたちは、札幌で開催された収穫祭的フェスタで
取材。
べこ餅ガールズは12月の〆切りめざして、論文執筆にダッシュです。