お誕生月

1985年の10月
花のデザインとお料理、おもてなしを同時に学ぶお教室
エコールドフルールが札幌に誕生しました。

それは
本当に画期的なできごとだったのではないかと思います。


当時は、そのようなお教室が全国的にも少なかったように思います。


27年たちました。

よくがんばってきたと
思います。


いつのまにか老舗の気分です。


この27年、何をしてきたのか
振り返ると
必死だった日々に
胸がいっぱいになります。



今年の10月
こおろぎは元気です。


そして
周囲に新しい風を
いくつも感じています。


分子は常に動いています。
時間も流れ
常に変るのが
モノの宿命です。


こおろぎも
教室も
仕事も
変って当然。


変らないものも
変えないものも必要ですが


新しい風を受けなければ
進歩も発展もありません。


やっと大人になり
やっといろいろなことが分かってきたのですから。




今週は怒濤の日々でした。
授業に加え、講演会もありました。
デモンストレーションのテーブルも2つ作り
小さなアレンジメントのご指導も。

久しぶりに長時間の講演と実習指導となりました。



イチオシモーニングの日は
そのまま、OFFタイムなしで、いくつかの打ち合わせ。
この状態を忙しいと表現することはできません。

新しい風、
次のステップのための貴重な時間です。


このごろやっと分かってきたのです。

何をするべきか


やっと
せっかく大人になったのに

昔を懐かしんでいてはもったいない


なにかの愚痴をいうのも時間の無駄


理解できない人を
理解するために多大な時間を使うのも
理解できない自分を責めるのも
それはもう不要な努力かもしれない・・・と



自分にできることがなにか

なにをすればよいか


なにを選択すればよいのか


そして
何を諦めればよいのか


やっとわかってきたのです。



そんなとき、
Sheryl Sandbergさんのプレゼンテーションを観て
久しぶりに感動。


なぜ女性のリーダーが少ないのか、というような内容を
実に軽妙に
実践をふまえて
今まで聞いたことのない視点で
語っていました。


彼女の語録をいろいろ拾ってみると
そこには息を飲むような感動が詰まっていました。

your generation accomplish what mine has failed to do. Give us a world where half our homes are run by men and half our institutions are run by women. I’m pretty sure that would be a better world.



なにがあっても仕事をやめるな・・・というような・・
Don't leave before you leave. Keep your foot on the gas pedal.


知的な女性というのは
こういう女性をいうのです。
本当に素敵な女性でした。

何度も聞いてため息のこおろぎです。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/sheryl_sandberg_why_we_have_too_few_women_leaders.html



昨日のイチオシモーニングでは
iPS細胞で卵細胞が作れ、マウスで正常に育ったという話題。

新聞がこぞって大きく取り扱っていて
こおろぎは朝5時から1時間、全部読んで頭をかかえました。 

文系の記者さんが書いているに違いない
図がどれもなんとなく違う・・・
この結果は、けして不妊治療のためだけであるはずがないのに

などなど


朝から猛勉強してしまいました。
生命科学の基礎研究には大きな光ですが
少子化という現実が背景にあるからでしょうか
このような研究をすぐに不妊につなげる短絡さ、
もっともっと幅の広い可能性、未知の可能性のある学問領域だということに触れてほしいと
思った次第です。


こおろぎは元気です。
今朝、フレンチトーストにシナモンとまちがってコリアンダーを振りかけた以外、
特に困惑することもない平和な日々です。




来週は、今週よりもっとタイトな日々ですが
はつらつとしたSheryl Sandbergのプレゼンテーションを観た今、

大きな力を得た思いです。