眠れない夜

午前2時半の執筆です。

なぜこんなことになったかというと

夕食後、ゴロンところがったソファーで
熟睡してしまったからです。


5時起床で仕事開始、というパターンから
ちょいとずれてしまったのは
4日間の旅が理由。


ちょっと調整が必要です。


KIKIが沖縄に就職したのが縁で
三度目の沖縄でしたが
出向いたカフェは同じ。

今回は
事務局長と管理人さんが一緒。

二人とも
この海辺のカフェを気に入ってくれました。


なんと素敵な二人。


長くこおろぎを支えてくれている二人です。

事務局長は20年以上のおつきあいですが
美人はいつまでたっても美人。
管理人さんは、広島のお教室に入門くださったときは
天文学を学ぶ大学院生でした。方向転換して
不動産鑑定士というカタいお仕事のプロになりましたがかわいいままです。



17日、先日退職された先生のお疲れ様会がありました。

短大から四年制大学へ、さらに新しい学科を立ち上げるために
大変なお仕事をなさった先生でした。

こおろぎは
広島時代、関西の大学院で再度学ぶ機会を得たものの
北海道に帰ってからは研究の場に恵まれず、
悲しく思っていましたが
ご縁を得て、このN先生にまさに拾っていただいたと思っています。


健康上の理由で早期のご退職となり、
今日はブランチタイムの、おしゃれなおつかれさま会となりました。


大勢の古いお仲間が、思い出を語られましたが
最後のN先生のご挨拶が、こおろぎを奮い立たせました。

それもまた
今、眠れない理由の一つかもしれません。


30数年間勤めた大学ですから
ご苦労も思い出も、限りなくおありのはずなのに


短いお話は


「研究ができなかったことが悔やまれます」


というものでした。


こおろぎは涙を禁じ得ませんでした。


なにひとつ
古いお話をなさらず
思い出も語らず


このお別れの場で
先生の口からこぼれたのは
学問に時間を使えなかったという後悔であったことを


同席した大学人は
深く、こころに留めるべきでしょう。



端的で短いお言葉が
重く


そして本当に哀しく、
そのお気持ちがよくわかりました。


拾っていただいたこおろぎは非常勤ですから
研究の場は狭いです。
大学にはほとんどないといっていいい。

でも
拾っていただいたこおろぎは
拾っていただいたことに、きっと意味があったと思っていただけるように



在野の学者として
丁寧に学び続けていきますと



拾ってくださったN先生に
心の中でお約束をしました。


人生は長いです。
でも思っているよりはずっと短い。



そのうち・・・など絶対にない。
そのうち・・・など絶対に来ない。


今、やるしかない、それだけです。


先生のご体調に合わせた、朝10時からの会でしたが
N先生の、こころからのお言葉をお聞きできて

心が凛とした会でした。






その後、午後は
イチオシでごいっしょのオクラホマのライブの千秋楽に走りました。

午前中は涙をこらえ
午後は大笑い。

そして夜は大学の準備。

喜怒哀楽のメリハリの忙しい一日でした。





下の写真は
カフェでビール飲んでいるときに
管理人さんにお仕事の電話。
電話かかえて海辺に出た彼女の後ろ姿。
とてもキレイでしたので
パチりと。



仕事をする人は素敵です。
それがどんな仕事であれ
素敵です。


家事労働も素敵です。

そうそう
昨日のBlogに
出発の朝、ころすけさんが忙しいこおろぎにおむすびを作ってくれたことを書きましたが

夕べ長旅から帰宅したら
美味しい野菜スープがありました。

あたためてくれました。
ころすけさんが、敬老のお祝いのパーティーからもどった、こおろぎのママに作ってくれたとのこと。

大学生になるためにこんなに努力を重ねている彼女が
貴重な時間、祖母のために
そして遅く帰る母のために
どっさりお野菜とソーセージを入れてコトコト炊いてくれたスープ。

こおろぎは幸せでした。


人に期待するだけでなく
自分でできることをする。


それが大人なのだと


こおろぎはころすけさんから学びました。


ただ、

ちょっと不思議な色のスープでした。


「いつもおかあちゃまが作ってるように作ったはずなんだけど
色がヘンよねえ・・・」と
彼女も首をかしげてます。



たぶん、椎茸のせいかも。



こおろぎは、椎茸、入れませんから。


もっとジャガイモとキャベツをどっさりいれましょ
コンソメも、胡椒も・・・と


実地実習完了。

この他に
ケチャップライスやらサラダやら、
受験生ころすけ、シェフとしても活躍していました。




夕方「子供の夕食の仕度があるので」と仕事を中断して帰る女性とごいっしょしたことがあります。
小さいお子さんかと思ったら、大学生だと聞いて仰天。

子供が家にいるので・・・という理由で仕事をキャンセルされたこともありますが
そのお子さんも幼稚園ではなく小学生と中学生。


おかあさんも仕事もあれば、おつきあいも、勉強もあるのに
月に一度や二度、子供に任せることも大切なのに

本当に人はそれぞれです。


夫の食事、を理由に打ち合わせの時間を変えられたこともあります。

ああ

みんなちゃんと自分で生きて行きましょう。
妻と母がいなければ、ご飯もたべられない、そんな夫や子供は
これからどうやって生きて行くのでしょう・・・


教育の効果はどこにあるのか
甚だ不思議です。
食育が注目されていますが、
どうぞ、こんな現実も視野にしっかりいれて欲しいと思います。



さて

当ホームページのお知らせ欄に
辻千絵先生からのお知らせが載っています。

先生とお仲間のコンサートです。

素敵なコンサートのようです。
ぜひぜひ、ごいっしょしませんんか?


もう3時になりそうです。

今週は朝のお仕事がたくさんあるので
生活リズム調整がんばります。


よい一週間になりますように。