さて一区切り

前回、キレイ塾の菊のお菓子を3種類ご紹介しましたが

先んじて、なでしこ倶楽部も初秋のお菓子でした。


食卓の演出、というと
食器を不必要に重ねたり、
高価な食器をご披露したり、
豪華絢爛なお花を飾ったり・・


非現実的な食卓を
うっかり作ってしまいがちですが


なにより大切なのは
人間。

そして
食卓ですから「食」です。


季節を表した菓子がもつ「贅」は比類ないもの。


そして
それは
和のお菓子に勝てるものは
世界中にありません。



べこ餅研究家のこおろぎは
駄菓子と庶民の餅菓子を専門にしているので
美しい京都の、あるいは京都風の和菓子とは
意識的に一線を画しています。

でも
干菓子系の
お菓子は手元においています。



札幌でも手に入る京都のお菓子屋さん、
こおろぎが大好きなお店のこのお菓子は
早々に初秋のお菓子としてお店に並びました。

一年を24季に分けてご提案しているとのこと。
つまり
二週間に一度、お菓子が変るのです。



これこそ贅沢。


栗の季節にモンブラン
イチゴの季節にショートケーキ
というのもいいですが、



二週間に一度変る季節を表す干菓子、というのが
こおろぎは素敵だと思っています。



お菓子が変った日は

主菜をちょっとお安いものに変えても
美味しいお茶用に求めるようにしています。





当ホームページの
いろーんなことを担当してくださっている
こおろぎのパソコンの先生でもあるエリーさんが
ちょっとお休みしていたので
レッスン情報の更新がありませんでしたが、
そろそろ復帰かも!
パワーアップしたエリーさんを待って
ホームページも、お教室も、荒井商店も
秋色で爆発したいと思います。
御期待ください。




エリーさんがお休みの間、なでしこ倶楽部、花塾、キレイ塾、あれこれどっさり
おいろいろなセミナーがありました。


そして
こおろぎがずーっと向かっていた試験の採点と評価が
1ヶ月かかってやっと一区切り。


めでたしめでたし。


さ、
これからが本番のこおろぎセンセーです。


秋はこおろぎの季節ですからね。


HTBのイチオシのスタジオから
ひまわりが消えたことにお気づきの方はありますか?


ディレクターのA女史、月がかわってすぐにさっと抜いてくださいました。

本当に
「できる女性」というのは「こういう」仕事をするものです。


さりげなく
そして確かに。


気遣い、というか
心配り、というか



夕方のイチオシの背景には
オランダのダッツの透明のガラスシリンダー5色と
同じくダッツの脚付きの丸いガラスの器が並んでいます。


初秋には素敵。
こおろぎセンセーのベストチョイスでした(自画自賛)。
でもそれには
選んで輸入してくださった会社があるわけで


こおろぎセンセーが、きっと気に入る!と思って選んでくださった結果です。


これもまた
継続、おつきあいの時間と質のおかげです。



インスタントで築く人間関係や
知識、技術は危ういものです。



「真似」と「メッキ」は
本当にすぐにバレます。


ここまで長く生きてくるとよくわかることです。



だから学ぶのですものね。
エンドレスです。


岩内の木田金次郎美術館で
木田金次郎の絵をじっくり見た時の感動を
ときどき思い出します。


あの画家でさえ、

今度はもっと上手に描けると思う・・・と書いていました。




こおろぎも
この次の定期試験は
もっと学生さんが答えやすい
結果的にこおろぎセンセーも採点しやすい

そして学生さんたちが
学びやすい授業をしようと


この次、この次、と思っています。


お教室もそうです。

もっともっと、
ああしよう、こうしようと
今、思いを練っています。



秋、こおろぎの季節。


ちょっと元気です。


さて
こおろぎの、とっちらかったアトリエの一郭の写真です。

ホントーにいろんなものがどっさりあふれている部屋なのですが
これが
最近こおろぎセンセーが使っているアクセサリーたち。



ネックレスはずーっと、リムセの細い細い細い細い細いロング。
そしてブレスレットやブローチ、指輪は相変わらずデッカイ!


ONとOFFこそ
働く女性のキーワード。

アクセサリーは重要なアイテムです。



後期は
生命科学
「人間と自然」という
理系の科目を担当します。
新しい学生さんにも大勢お会いできます。


次の論文の準備も教科書の準備も
あれもこれも再スタート。


プロ浪人生のころすけさんも
ルンルンランラン、元気に夏を乗り切りました。
彼女は本当に「いい力」をつけています。
学力とか成績は不明ですが
とにかく、いわゆる一般教養。
受験勉強なんて・・・と馬鹿にする人がいますが
大間違いです。
日本の中等教育の厚みはすごいものあります。

受験勉強を通して、中学から高校の復習をするわけですから
ころすけさん、英語だけでなく日本語も文学も、歴史も地理も、なんと数学と生物まで
なんだかたくましいほどの知識量です。


入りたい大学に合格できるかどうかは
これはわかりません。



でも
安易に現役でどこかに入らなかったことが
むしろよかったと思えるほど
浪人生活で培ったものは大きくて、なにより「厚み」があります。


予備校の先生たちに感謝。
ころすけさんから聞く、授業の内容や方法は
いつも目から鱗



さ、大掃除も続行です。

今は和服の虫干しもやっていて
それはもう大騒ぎのこおろぎさんちですが


こおろぎセンセー、頻繁に和服着る秋になるかもしれません。

こおろぎのママとカブトムシのママが買い集めてしまったお宝が
ゴミと化さないように
もしかしたらゴミになるかもしれないので
その前に
せっせと着ることにします。


和の仕事には和の装いで。


できるかぎり、そうしていきたいと思います。


ころおぎの関西のお友達二人は
大学の授業も和服ですからね。
ホントーにカッコいいのです。

まだ若い30代〜40代の彼女たちは
授業のある日は和服で、阪神電車阪急電車
大学に通い、そのまま授業。
学生さんたちも何の違和感も持ちませんからね。


それがいい。
本当にその自然な受け入れ方がいい。


豊かさは、着るものにあるのではなく
多様なものを受け入れる気持ちにあるのです。


食べ過ぎに注意しながら
食欲の秋、勉学の秋を謳歌しようと思います。