24時間の使い方

本日の木・・・です。
こおろぎは本当に樹木、木が好きです。

伊勢神宮を訪ねた時、なにに心うたれたかといって
木々でした。


日記の記という字がすきで、不細工シスターズの名前に
記の字をいれましたが、

樹木の樹も木も
植物の形として存在としてとにかく好きです。


花は生殖器官です。
生涯の限られた時期のものです。
その部分より
ずっとずっと幹と葉がすきです。



この写真は函館の五稜郭公園。
花の時期を終えた桜の並木です。


こおろぎは桜の幹が本当に好きなのです。



そして本日の虫・・・・。


カミキリムシの仲間でしょうか。

出会ってしまった美しい虫さん。

こおろぎは応用昆虫学を専攻したから・・・というわけではないと思うのですが
昆虫のフォルムの美しさにはいつも言葉をなくします。


このカミキリムシさん、カメラを近づけると
全く動かなくなります。
猛烈な速さで動く虫なのに
触角を一ミリもうごかさず、
こおろぎがじっとカメラを向けている間中、いつまでもじっとしています。


身を守るすべをしっているのです。


ああ

学びますわ・・・


騒いではなりません

苦境時こそ、
じたばたしてはなりません。


こんな虫さんさえ、

じっと息を殺して
死んだことにして自らを守るのです。



撮影を終えたこおろぎセンセーは


「お疲れサマーッ」と
バタンとテーブルを叩いて
虫さんを逃がしてやりました。


それはそれは大急ぎで
美しいカミキリムシさんは退散していったのでした。


感動的な時間でした。





そして
本日のおいしいモノ・・・・は

函館某レストランの
お肉です。


お店が移転し、
当方も多忙でほとんど時間がなくて
行くことができなかったのですが


先日お友達の博士論文提出祝いで
行ってきました。


あのねー
やっぱりねー
心のこもった料理って
いや
作品って
わかるものですわねっ。


店構えも
サービスも
インテリアも
シェフの人柄そのもの。

味も盛りつけも
彼そのもの。


彼の愛犬のリゾ(お米という意味)が
車の中でじっと、
昔と同じようにご主人の帰りを待っていました。

猟犬としていっしょにお仕事もする立派なラブラドールです。


ああ
いいモノはいい
いい人はいい
いい空間はいい


こおろぎは
原点に立ち返った思いでした。


函館には
素敵な店があります。


コルツといいます。




そして
本日の器・・・・です。


こおろぎ一家が全員で一目惚れした器です。


近く荒井商店に並びます。


有田の土が北国の窯で焼かれています。
深い透明感がなんとも素敵です。




そして本日のりきまるさんとこおろぎセンセーです。

昨日同様、海辺のこおろぎです。


こおろぎセンセー、珍しくスカート長いです。
大掃除で発掘したスカート。
かれこれ十数年前、神戸で買ったインポートだったような。
なんとも懐かしくて再び愛用。

モノ持ちの良さはすごいです。
20年前のスカートとか
Tシャツとか。


でも
上着はだめですね。
肩幅がダメ。
そうそう
婦人画報の6月号だったか
エリザベス女王の若いころの写真が沢山掲載されていたのですが
感動したのは洋服のデザインが全く古くないことです。
女性のファッションは
すぐに時代が分かるのが問題なのに

不思議でなりません。
エリザベス女王のお洋服はどれも
60年前のモノも50年前もモノも
全く変りないのです。
それどころか、
今だって素敵。

流行を追わないスタンダードのファッションは
女性の衣装にもあるということでしょうか。
一考の価値がありそうです。



さて
こおろぎセンセーは
少し元気になっています。


自分の役割がわかってきたからかもしれません。


一日は24時間しかありません。
今のところ
なかなか余裕はないのですが
だれにとっても24時間ですからね。
大事にすべき優先順位を意識しながら
丁寧に歩きたいと思います。



周囲の「素敵」をしっかり探しながら
自分を大切にすることが何より重要かも。


まずは
玉虫色のカミキリムシの
堂々たる保身術を見習って
初めての海に怯えつつも
果敢に周囲にご愛嬌ふりまいたりきまるさんの度胸も見習って


こんな年齢になってしまいましたが
こおろぎ
上手に生きていきたいと思います。


毎年、桜と薔薇のパーティーセミナーを開いているのですが
昨年から自粛してました。

でも今年は
2012年 七夕・空間と食・・・なるセミナーを企画中。
すごいすごいすごいすごい会場を本日下見。
ご期待ください。