ころすけの誕生日

またまた怒濤の週末を迎えました。

さて何をどうしたらよいものか・・・

朝6時にお米がないことに気がつき、
コンビニに走るところから一日はスタート。

洗濯機をまわし、お弁当を作り、
犬を怒鳴り、ママも怒鳴りそうになって

ああ
気がつけば八時半。



昨日は昨日で
怒濤の金曜日でした。


が、
怒濤は怒濤でいいものです。


さて
当ホームページの新コーナー
ミント倶楽部通信担当、ころすけが
本日20歳となりました。

儀式的行事が好きな家族のため、
さらにせっかちな年寄りもいて
先月すでに
おじいちゃまからお祝いをいただいてしまい、
あわてたこおろぎのママも
先日の祝賀会?で金一封を贈呈してしまい、
ついでにこおろぎも
JCBカードで分割で買った記念品も渡してしまったので
そして沖縄のキキからは音信もなく

ころすけ、本日は
フツーの朝を迎えました。


でも、ころすけは
ミント倶楽部通信に
パジャマがほしいとずうずうしく書いたものですから、
ちゃんと昨日、春のサンタクロースがやってきて
可愛いパジャマとルームシューズが届きました。
お届けくださった春のサンタ様、心から感謝申し上げます。


ころすけ、これで味をしめて
今後も通信に
あれがほしいこれがほしいと書くかもしれませんが
すべての読者様、無視してください・・・ませ。



それでも朝、
沢山のお友達からメールをいただき、
ああ、持つべきはお友達だわ、とため息。


二浪の春だからこそ、
その有り難さがよくわかるのでしょう。

母はめでたし、めでたしと思っています。




1992年の春、ころすけは広島県東広島市西条というお酒の町で生まれました。


さかのぼって1985年キキが札幌で生まれたときは、
こおろぎのパパはまだ元気で現役の医者でした。
そのパパの総合病院での出産だったので
そしてこおろぎのママもなんだか華やかな生活をしていたので
◎◎先生んちのどら娘のこおろぎお嬢様がお嬢様を生んだということで



いやあ、だれか芸能人が入院しているんですか?と聞かれるほどの
花束とアレンジメントが続々と特別室に届いて、
廊下までお花があふれるキキさんの誕生でした。


が、

ころすけさんが生まれたときは
こおろぎのママが札幌から駆けつけてくれたものの
転居して半年の町で、知り合いも少なく


ひっそりとした誕生でした。

でも
こおろぎは忘れません。


同じマンションのKさんが
翌日病室に来てくださいました。

キキと同級生のお嬢様のお母様。
ご主人はカブトムシの同僚。


小学校に入学したばかりのキキにも気遣ってくださり、
それは本当にうれしいお祝いでした。


そして
ピンクと白と黄色のスイートピーの小さな花束。

今思い出してもこおろぎは涙がでます。


キキが生まれた時のあの豪華すぎたお花たちと比べれば
たった一ついただいた花束でした。
それも小さい小さいスイートピーでした。


でも



キキが生まれた時、キキのお父様は駆けつて来もせず
名前も考えず、一週間の入院中、2度しか来ませんでした。
こおろぎは、一人で育てようと思っていたので
悲しくもなかったのですが
思えば、豪華な花たちに囲まれて、まだ若かったこおろぎ、
どれほどの決意で、キキをだきしめていたか、

今は想像もできません。
キキ、がんばろうねと
毎日毎日毎日毎日言いながら生きていました。




それに比べて
小さな花束で祝ってもらったころすけは
キキとはちがって一般病棟でしたが
大喜びのこおろぎのママと、カブトムシと、
一年生になって元気いっぱいのキキ、そして
Kさん一家にたくさんたくさん祝っていただいて



こおろぎは
しあわせって

ここにある・・と思ったのでした。




そんな風にうまれたキキは
5歳になったとき、心から慕っていたこおろぎのパパを失い
その2週間後、実父と別れ、
それ以前からつづいていたこおろぎとの「怒濤」の日々を
わけもわからず泳ぎながら
それでもいつも笑顔で、このダメ母によくついてきてくれました。
その後、
カブトムシというホンモノの父親を得て
妹も得て
いつのまにかだれかのお役にたてそうな、お医者さんになりました。



ころすけの名前をつけたのはキキです。



ころすけさん

フツーにうまれて
フツーに育ったころすけさん
3歳からバレエも
4歳からピアノもやりましたが
抜きん出た才能もなく
学業もフツー。
フツーよりはちょっといいかなと思って
希望通り医学部をうけてみましたが
やっぱりだめでしたね。


でも
ころすけさん


あなたは
ご飯がつくれます。

嫌な顔ひとつせず、ゴミもだします。
お洗濯も
犬の世話も
ママのお手伝いも
おじいちゃまのお相手も
なにもかもちゃんとできます。

今朝も
元気よく8時には予備校に出かけました。
見送ってこおろぎは
ちょっと泣きそうになりました。


本当なら大学2年生。
もし今年、入試の解答欄を間違えなければ
今年こそ大学生の予定でした。


でもころすけさん
全部エピソード。
たった一度の人生のエピソードです。



この年齢になって
こおろぎはつくづく思うのです。

何度でもころんで
何度でもやり直して
そしてしっかりあきらめることも大切だと。
もしかしたら
「あきらめる」技術こそ
一番人生に必要なのではないかとさえ。


道は無数にあります。


慌てることなど絶対にない。


けれど、限度もある。


一人でもない。


こおろぎもカブトムシも兄弟姉妹がいないので
身内が少なくてかわいそうですが、
こおろぎとカブトムシのまわりの
沢山のおとな達を見てください。

だれもが素敵です。



素敵な人生を歩いてください。




こおろぎは
ころちゃんを幼稚園に入れ忘れました。


幼稚園など1年か2年行けばいい、なんなら行かなくてもいい、くらいに
思っていたのです。
同じマンションのお子さんたちが通園しはじめて驚いた春の日を思い出します。


こおろぎは
この春も
ころすけさんに「すべりどめ」の大学を受けさせ忘れました。


全く考えもしませんでした。


なにかと手抜きの母でごめんなさい。
思慮配慮不足です。
ごめんなさい。



5年後、10年後の自分を思い描いて
ワクワクドキドキしながら
20代を堂々と生き抜いてください。


ふれーっふれーっと
応援するだけですが


すみません、あなたの母は
あなたを大事にするのと同じくらい
自分も大事なのです。
どう生きるか、この母自身も
まだ模索中。

要するに同じ立場なのです。


人生は
あきらめることと
そして
積極的に謳歌すること


以上!


上の写真は
キキところすけが履いた靴。
そして下の写真は
立派な2浪生が履いている靴下!




さ、
今日こそ、仕上げなければならない仕事がどっさりです。

3年間続く、関西の研究プロジェクトのお仲間に入れていただけました。
ありがたいことです。
どっさりお勉強できそうでワクワクです。


りきまるさんも
今朝は上機嫌。


開店早々、予想通り、ありがたいことに少ない商品がなくなりそうです。

来週はエプロンも並ぶかも。

質のよい素材のエプロンです。
こおろぎとお揃いの、丈夫でちょっとおしゃれなエプロンを
お楽しみに。

小さい小さいバッグも
いくつか登場予定です。



みなさんのおかげさまです!


こおろぎもころすけも
元気に暮らしています!


こおろぎ組のみなさまにも

キラキラの週末でありますように!