新年度・・・

あまりにいろんなことのあった昨日
なにが正しいのか
判断がつかないような
ドロンとした疲労が重なった昨日・・・



でも夜は明けて
今日

こおろぎは新しい学生さんたちにまた
会いました。



函館短大で
フードスペシャリストをめざす2年生、
元気でした。



半年間、いっしょに学びましょう。


短大が少なくなった昨今
函館短大は勢いがあります。

大勢の学生が集い、
事務局も活気があふれていて
サクサクと仕事が進みます。


遠方から出向いてもいつも気持ちよく仕事ができます。


今年度、こおろぎ、教科書+αを沢山お伝えしようと思います。


さて
今日の写真は
過日の沖縄だより。


海辺のカフェには
以前行った時も沢山ののら猫さんがいました。
子連れののら猫かあさんも。


今回もまた
なかなか素敵なねこさんたちが
迎えてくれました。



ねこのいる町は優しい町なのだそうです。

そのとおりです。



尾道にも沢山ねこがいました。




本日こおろぎセンセーは
往復7時間半・・・以上JRに乗りました。
すごいですねえ・・・・ハワイにもシンガポールにも行けそうな時間。

疲れませんかと聞かれますが
疲れますよ、移動は。
でも
10本ほど論文など読みました。
充分満足。

その中の一つのことをかいておきます。

亡くなった考古学者の佐原真先生の講演です。
そのなかに「日本を明確に分けておきます・・」という箇所があります。
「ふだん、日本という場合、九州、四国、本州を意識してるわけで・・・・・
北海道と沖縄を意識しなければならないのです・・・・
しかし少なくとも今日、日本という場合は、本土を代表して日本と呼ぶことをお断りしておきます」


・・・・・


つまり、北海道と沖縄を日本として扱いません、とおっしゃっているのです。


「本土では、春夏秋冬それぞれの花があり、それぞれの虫がいます。四季おりおりの区別が
明確であります。しかし北海道は二季といいますか、春と秋がごく短い。沖縄はは常夏・・・」


という書き出し。



どうということはないのですが

改めて、
北海道と沖縄は平均的な日本じゃないから、と
言い放たれたようで
少々困惑しました。


北海道沖縄開発庁という不思議な部署がありましたが
なるほどなあ
北海道も沖縄も
「本土」とは違いすぎるか。


四季など
違いすぎるか。


でも・とも思う。

アメリカはどうなんです?
中国はどうなんです?


南と北
西と東、

あきれるほど距離があるのに
どこそこは中国ではないとか
あそこはアメリカではない、という意識、するでしょうか。


なんだかね

気持ちは分かりますし
現実もわかるのですが

北海道には四季がない、二季だと言われたのは初めてなので
すくなからず動揺。



そんな意識下に置かれていた北海道に
よくぞ新幹線を引いてくれました。

その新幹線が本当に北海道を幸せにするとは思えませんけどね。


久しぶりに函館駅に立って

函館の未来と北海道の未来が
ぐらぐらっとした気がします。


なにか意識を変えなければ・・・
ただそう思った次第です。




そうそうミシュラン北海道・・・ついに発表。


憤るばかりです。



タイヤ会社が、あちこちのお店をドライブで回ってね、という
PRのためのガイドブックだと思えば
どうってことのないランキングですが


頼んでもいないのに
手をあげてエントリーもしていないのに
かってに順番をつけられるのはなんとも・・・。


なにがいやかといって
星はつけれれないけどいいお店、というジャンルがあることです。
これって
褒めていないですから。
星はあげないけど・・・ということですからね。



札幌の星、こおろぎ、半分「勘」はあたりましたが
半分は大変不本意な結果でした。
どうってことありませんが


人間、ランキングが好きなんだなあと
とりわけ、アイドルも総選挙で順番に並べたい今の日本には
楽しい情報なのだろうと眺めています。




とにかくミシュランのランキングよりなにより
北海道には四季はないと
佐原先生に言われたこと
なんともさみしく。



べこもちの研究、しっかりしようと思います。
北海道に育った菓子、そのたどった道、
四季がなかったからこそ
生まれたのかもしれません。





まだ桜、蕾さえ見えない北海道。
遅い春に万歳!


必ず来る春に万歳!
だから端午の節句にべこもちだったのかも!

本州の女々しいお菓子じゃなく
力強いべこもちだったのかも!


さ、明日から
激動の週末に突入です。



佐原先生の文章には少なからずショックをうけましたが
ほかに沢山、感動する文章を読んだこおろぎ、
激動の週末ではありますが
頭も手も使って、がんばってみようと思います。